『13歳からの生き方の教科書』 藤尾秀昭/致知出版社
いい。
読みながら、機内で号泣した。
中学生くらいのお子さんがいる親御さんは、この本を買わないという選択肢はない。
この本を買わねば親ではない。
そこまで言いたい。
致知出版社の「365日シリーズ」から中学生用にまとめたもの。
■ 160頁
大畑誠也さんの最後の授業に号泣、、、
■ 二宮尊徳
鳥獣の手は自分だけを向いている。
人間の掌は相手を向けることができる。
だから人間は利他の心で動かねばならぬ。
■ 「母」の文字
母の文字の点(、)2つは、乳房。
象形文字。
女に乳房はない。母になってようやく母乳が出る。
だから母に乳房がある。
この点(、)を、乳房と思ってもいいけど、
涙
とも解釈できる。自分がここまで育つために、母は、どれくらいの涙を流してきたのだろう。
物理的な涙ではなくても、心の涙を、どれくらい流してきたのだろう。
それを思うと、涙なしには書けない、「母」の一字。
みなさんも、母への想いを込めて、しっかり、丁寧に、「母」の一字を書いてみてください。
俺に母乳をくれた母。
俺のために泣いてくれた母。
母の点(、)2つには、とてつもない、母の、愛情が込められている。
以上、松崎運之助(みちのすけ)さんの稿を前提に。
■ 日野原重明さんの授業を聞いた小学生が:
「寿命という大きな空間の中に、自分の瞬間瞬間をどう入れるかが、私たちの仕事ですね」
まさに。小学生でもこういうことが言える。
■ バレーの鬼監督・松永康隆さんのお父上が:
「男は語尾をはっきりしろ」
■ 原田隆史さんが、学級崩壊しているような学校の教師を辞めようとした。ストレスで頭髪が抜けたし。
そしたら、ご母堂が、原田隆史さんの頭を黒マジックで塗りながら:
「あんたは教師を辞めようとしているやろ? 顔に書いてある。
あんた、よう聞きや。辛いことがあったからといって仕事を変えたところで、新しいプラスの芽が出るのか? 違うやろ。
自分を変えなさい。自分を変えない限り、仕事を変えても一緒やで」。
■ 仏教大谷宗の教え:
見てござる
…いいことも、悪いことも、天は見ている。
報われぬ努力も、親は、どこかで、見ている。
■ プロゴルファー杉原輝雄さんは、「誰のおかげでゴルフできると思ってんだ」と自問するようになり、40歳のころから、試合ごとに、
✔︎ ゴルフ場支配人
✔︎ スポンサー
に、お礼状を書くようにしてきた。
■ 森信三は、13歳のとき、父親から、頼山陽の「述懐」
を書き与えられた。
森さんは、長じて「人生二度なし」を唱えるようになった。
私もやろう。子供達の13歳の誕生日には、この頼山陽「述懐」を書き与えよう。
■ 大無量寿経の
我行精進、忍終不悔
…我が行、精進して忍びて、終に悔いず
■ ガッツ石松の、泥の千円を母から譲り受けたエピソードは、いつ読んでもいい。
偉くならなくていい。
立派な人間になれ。
■ クイズダービーのフランス語の、篠沢秀夫教授。
新妻を交通事故で亡くし、その遺児をまた海の事故で亡くしていらっしゃる。
あの笑顔の陰には、こんな悲劇がいくつもあった、、、、