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NHKスペ「インドの衝撃①、②」を見て!

2007年01月30日 | Weblog
■注目を集めるインド!
 インドが注目されているようです。今朝の読売新聞は「興隆インド 第一部 夢の大地へ」の見出しで、特集記事を掲載しています。NHKテレビでは連夜にわたり、「インドの衝撃」を放送しています。
 28日と29日の両日、NHKスペシャル「インドの衝撃①」、「同②」を見ました。「インドの衝撃①」では、IT立国をめざすインド、世界のコンピュータソフト産業で大きなウェートを占めるインドの実態を放送していました。
 国民の多くが貧困層の国、貧富の差が激しい国、カーストの国というイメージがあるインド。しかし、ゼロを発見(発明?)した民族、数学教育に力を入れる政府、英語が準公用語などの条件を考慮すると、多額の設備投資を必要としないIT産業への注力が、たしかに現実的で効果的であったことが理解でき、インドIT産業の将来が明るいものに思えてきます。
 29日の「インドの衝撃②」では、「脱貧困11億の消費大革命」、「サリーを捨て最先端を求める女性」、「日本企業の秘策・美」の見出しで、巨大スーパーマーケットパの誕生など消費革命に走るインドの実態を報じていました。本日夜は「インドの衝撃③」で、核兵器を保有し、政治大国化するインドの実態を放送するようです。
 20数年前、ユネスコの招待でインドの労働者教育実態調査のため訪問し、その貧しさに驚いたことがあります。その後の経済自由化路線が、今日のインドの興隆を招いたのでしょう。
 いま世界の注目を集めているインドと中国。何れも人口の多さに圧倒され、貧しさに苦慮していたイメージがあります。しかし、両国とも経済自由化路線の導入で発展をとげ、今では巨大な人口が経済成長を支えているようです。
 (人口が)世界一の民主主義国家、(共産党の)一党独裁の国家の違いがあり、現在は中国が経済成長でリードしていますが、民主主義体制のインドの方がその将来は明るいように思います。
                                以上