皆さんこんにちは
岩手県一関市の呉服屋 京呉服すがわら でございます
東北の小さな呉服屋ですが、店内の「工房らくぜん」で細々と
ご報告が遅れ気味ですが
15日、16日と千厩「匠の祭典」へ実演に行ってまいりました。
今年も物凄い盛況で、会場は黒山の人だかり、大盛況のうちに無事終了しました。
そんな素晴らしいイベントに匠の一人として参加させて頂けた事は嬉しい限りです。
関係者の皆様、ありがとうございました。お疲れ様でございました。
それにしても今年も錚々たる顔ぶれの匠たちでした
何しろ気仙沼の船大工の棟梁が来ていましたからね
松前舟を復元して復元帆走したあの日本一の棟梁ですよ。大棟梁ですよ。イカス!
それはそうと
今年も刀の研ぎ師が来ていたので
去年同様、調子に乗って写真を撮ってもらいましたよ
ご覧の通りアホ面でございます。
これで刀の研ぎ師に撮って貰った写真は2枚目になります。むふふ・・・
一年前から全く成長していない私。
もっと真剣にいろんな事に取り組むべきだと思います
そんな訳で
こちら、最近の作業風景です
まずはこれ
たすきの注文品なんですが綿です。
お店の名前を染め抜きに仕上げるんです。
私が型紙を切って糊を一つずつ置きました
張り場に張って細かい修正をしています。
そして染めます
引き染めです
しょわしょわと刷毛を運びます。私の手がもっと長かったらきっと楽に引けるんでしょうけど
この姿勢は腰が悲鳴を上げています。頑張れ私の腰!
広幅の引き染めは難しいですね、
そうでなくても綿の染めは普段やらないし専門外なので、うまく染まるか心配です。
綿と絹は染料も染め方も全然違うんですよ
どうかうまく行きます様に。
それとこれ
沢山あるんですけど
前回ちらりとお見せしましたね
地入れを施しまして・・・
友禅していますよ
見ての通り手挿し友禅ですが
実はこれも綿です。綿に友禅しているんです。
絹物と全く同じ工程で丁寧に描いています。
こちらの図案は鬘帯(かずらおび)の意匠ですね。
他にも色々描いたんですが
やっぱり綿だといつもと勝手が違います。うまく染まりますように!
それにしても
最近ちょっと忙しいなって思ってたら
もう10月終わりですか
ちょっと早すぎやしませんか
仕事がまだいっぱいあるんですけど、
10月もう一回下さい。
「神様、10月おかわり!」
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