皆さんこんにちは。
こちら岩手県一ノ関市の京呉服すがわらでございます。
東北にある小さな呉服屋ですが、店内の工房らくぜんで
さてさて、
思えば去年の今頃もギリギリの日程で振袖作っていたわけですが、
今回も何か一つでも狂おうものなら間に合わない、そんな緊迫した作業進行です。
予定より若干遅れたものの
糸目の糊置きは無事済みまして、地入れも施し、
現在色挿しの真っ最中です。
糸目で発生した遅れは私が頑張って無かった事にするのです。
お舞台で纏われるこの帯は
模様も華やかで柄付けも特殊です。
これは前の部分、けっこうな描き込みでまるで帯じゃないみたいですね。
生地は塩瀬の中でも最高級品、仕上がりは白地です。
大変良い生地なので染料を本当に良く含むんです。
ゆっくりたっぷりと染料を含ませながら筆運びは迅速にしっかり友禅します。
思ってたよりも時間が必要な友禅です。
ここはお太鼓の部分。
お花の色は指定色ばっちり
豪華ですね、模様の量がちょっとした訪問着ぐらいあります。
出来上がりが早く見たいなあ!
まだまだもうちょっと掛かりますが、友禅が済んだら
色止めの蒸し、洗浄、柔軟仕上げ、湯のしを経てから
お仕立てをして納品です。
あわわわわ、あと何日だっけ うひー!
どうか間に合いますように!!
帯なのですが
まるで絵画です
沢山の手間と工程を経て仕上がるからこそ
魂が宿るんですね
感謝 感激です!
本日、洗浄のため業者に発送いたしました。
出来る事は全てやりました。
仕上がりが楽しみです。