LOHASな感じ!

日頃、仕事やプライベートで感じた事をLOHASな感覚で書いています。

我々はどんな社会に住みたいのか?

2011-04-24 | 宇宙・環境・資源
今朝の朝日新聞にマイケルサンデル教授の記事が掲載されていた。
東日本大震災を受けて、国境や文化を越えて、
他者の痛みや喜びを自分のように共有する「世界市民」の意識が生まれるだろうか?
と学生主催のシンポジウムの中で問いかけていた。
様々な意見がある。それぞれの立場、環境、歴史...。
何事も結論を見出すのは難しい。

原発の問題もそうだ。
サンデルは、根本的には、
膨大なエネルギー消費に依存する物質的に豊かな生活様式をどうするか、
我々がどんな社会に住みたいか、
という価値観の問題になると発言している。

社会が直面する最も困難な課題について、
賛否両派が相互に敬意を持って討議していく事に解決を見出す。

我々のあるべき未来とはいったい...。
文明が文明によって滅ぼされるような事があってはならない事だけは確かだ。


春の小川と白鳥

2011-04-24 | lohas的情景
あまりにも天気が良いので先週に引き続き逆川緑地へ。

一週間前、この辺りは桜が満開だった。
一週間でこんなに様変わりするのかと、自然の移り変わりを改めて感じる。
ウグイスが鳴いていた。
目を凝らしてみたが、姿は見えない。


逆川沿いには菜の花が咲く。





土手沿いを歩いていたら、白鳥が気持ち良さそうに日光浴?





青空の桜

2011-04-18 | lohas的情景
休日と言うのに朝5時に目が覚めた。・・いつもの事だが...
顔を洗いカーテンを開けると清清しい青空が広がっていた。

久しぶりの良い天気だ。
今までどんよりとしていた空が、何かに目覚めたようにすっきりしている。
こんな日は自転車に限る。
朝食前にMTB(正式にはロードバイクと言うらしい)に乗り、逆川緑地から千波湖へ向かう。



青空の下、桜が見事に主張している。
桜は青空を背景にこれぞとばかりに咲き誇る。
多少肌寒い空気が朝の情景を包み込む。





逆川に白鷺や鴨が飛び交う。
こぶしの花は盛りを過ぎたが、桃の花が純白色を強調している。


千波湖畔では、水仙やチューリップが春の日差しを煌々とあびている。







もう芽吹きの季節なのだ。





震災後の職人魂

2011-04-12 | lohas的情景
震災後1ヶ月が経過し、職場対応も平常に戻りつつあった。
震災直後、電話で需要家の状況など把握していたつもりだったが、
久しぶりに遠方の需要家数件を訪問してきた。

こんな状況になっているとは思いもしなかった。
電話口では問題ないと言っていたハウス栽培農家では、
母の日に向けて作っていた鉢物のカーネーション2万鉢が全滅。
家屋の損傷もひどい。

カーネーションを救おうと思えば半分ぐらいは残せたかもしれない。
しかし、品質にばらつきが出てしまい、このまま出荷すれば消費者に申し訳ない。
今まで自分が作ってきた品質のものを認めて購入してもらっているのに、
ここで信用を落とすような事はできない。
今年だけではないのだ。
たとえ全滅しても、また来年やり直せば良いじゃないか。
全て廃棄処分してしまった。
と、倒壊した物置小屋の前で微笑みながら言った。

真の職人魂を感じた。
胸が熱くなった。

前向きに行かなくては、津波でハウスごと流された人も居る。
全てにおいて多くの被災者が居る。
ただ頑張るだけだ。
ここで終わりにするわけには行かない。

再び微笑みながら話してくれた...。


桜の開花と共に

2011-04-10 | lohas的情景
雨上がりの曇天の空、いつの間にか桜が開花していた。
いつもなら春の訪れを薄紅色の桜花が青空の下で一斉に主張するのだが、何故か鈍い色となって視界に留まっている。

通勤途中のこの道は、いつからか桜通りと言われているが、近年の道路拡張整備の影響で毎年エリアを区切りながら桜木が撤去されている。
この桜もあと数年で見納めになるのだが、今は何気ない光景として車窓に入ってくる。

大震災から間も無く1ヶ月が経過する。
日を追うたび活動範囲も広がり、マスコミでは伝えられていない地域の現状を目の辺りにする。

昨日こんな事を感じながらブログを書き出したが、投稿する気になれなかった。
自分や家族は被災を受けていないのだが、連日報道されるTVや新聞、震災後の対応等、どうしても心の余裕が無く自分自身が曇天の空だったのかも知れない。

しかし、今朝起きてみると清清しい青空が広がっていた。

春は青空の下が一番いい。
気分転換にどこか出かけようと思い、かみね動物園まで足を伸ばした。

このブログのトップに記載した桜の写真はかみね動物園のものだ。
見事に力強く花を咲かせようとしているではないか。
自分たちも元気にならなければならないし、みんなも元気にならなければ...。


物思い耽るチンパンジー。実は何も考えていない。
そう、こんな感じの人、身近に居るなぁ。



春の陽だまりの中で、恐らく昼寝をしているレッサーパンダ。



さっきまで喧嘩していたのに...。



たらふく食べた後は横になってウトウト...。


震災 : 初日

2011-04-04 | 宇宙・環境・資源
会社で電話をしている時だった。
次第に地震の揺れが大きくなり、会話も早々に切り上げ受話器を置く。
ロッカーや書棚から書類がなだれ込んでくる。ガラスが割れる音もした。
こんな事があるのか。
事務所から外へ非難すると、隣のビルのALC外壁が崩れ落ちた。
皆外に出ている。
次々と足元から全身に伝わってくる余震を感じながら、家族の安否が気になった。
電話がまったく繋がらない。結局この日は自宅、家内、親戚等へ携帯は繋がらなかった。

子供も帰宅しているのか学校で待機中なのか全く分からない。
一旦事務所内に戻り簡易的に片付けをし、定時を過ぎ会社を出た。
この頃は、大規模地震の被害がかつて無いもので、しかも数万人単位での被災者がでているなど想像もしていなかった。
勿論考える余裕もなかった。
停電で市内の信号機が止まっている。
辺り一面大渋滞だ。
事務所から一つの信号を超えるのに一時間弱掛かった。
子供の通う学校へ向かおうとしたが諦め、考えられる限りの裏道を通り自宅へたどりついた。
途中、家内から何時送信したものか分からないメールが入り無事を伝えるものだった。
自宅へ戻ると、ライターの火を手がかりに懐中電灯を探し始めた。
記憶を頼りに探すのだがこんな時に限って見つからない。
やっと見つかった懐中電灯は電池切れだった。
今度は電池を手当たり次第に探し出す。暫く探しやっと懐中電灯が燈った。
足元が余りにも悪いので床に散らばった食器や書籍を片付けていると、家内が非難していた実家から様子を見に戻ってきた。

身内の無事を確認するのが精一杯の一日だった...。