LOHASな感じ!

日頃、仕事やプライベートで感じた事をLOHASな感覚で書いています。

ル・コルビュジェの教科書と水戸芸術館

2007-07-24 | 建築と文化
先日、昼食もほどほどに水戸芸術館に足を伸ばした。
知人の絵が展示されている事を知らされていたが中々行けず、また、展覧会期日も迫っていたのだ。

水戸市内のアマチュアの作品展だったが、本当にそれぞれが素晴らしかった。
素通りするような程度でしか見学することはできなかったが、それでも数点は強烈に印象に残った。

二階フロアを降りて、1階のミュージアムショップに立ち寄った。
芸術に関する様々な分野の書籍や雑貨などを取り扱っているショップだ。

何やら物色していると、「コルビュジェの教科書」と題した雑誌、カーサ ブルータスが 視界に入ってきた。
先日、ル・コルビュジェ展に行ってきたばかりだった。
コルビュジェかぁ!
即座に手に取り買い求めた。

やはり、サヴォア邸とロンシャンの礼拝堂は欠かせないのだろう。トップに掲載されていた。
ル・コルビュジェについて、ブルータスでは、
ル・コルビュジェは建築だけをつくっていたわけではありません。
20世紀という「時代」をつくったのです。
と記してあった。

どうしても、建築というのがメインとなって、コルビュジェデザインの家具や絵画などはその従属品というイメージが強かった。
しかし、コルビュジェはまたそれ以外にも都市計画や詩集・彫刻・雑誌そして過激な言葉を残していったのだ。

安藤忠雄のコルビュジェに関するエッセイも興味深い。
LCシリーズの家具も捨てがたい。

うーん、興味は尽きない...。


風炉先・結界そして桑

2007-07-03 | 美の壺的解釈
先日ある裏千家師範のお客様宅に伺った。
茶道教室で使用する風炉先の制作注文を受けた。
簡単なもので構わないという事だったので、大きさや形状などお施主様と概略打ち合わせをしただけで、基本的には任せていただける事になった。

風炉先、今回は結界として使用するため、大きさも通常の風炉先よりは小さい。
仕様は建具屋さんの意見も取り入れ、桑の板を使用することにした。
受け台は、桜を使った。
普段、建築工事をしていてこういった注文を受ける事は少ないが、やってみると色々と勉強になる。
素材選びや形状など、任せていただけるだけに逆に慎重にならざるを得ない。

早速出来上がった結界をお届けした。
非常に満足頂き、既存の建具もこの際交換したいとのご要望もいただいた。

一つにはトイレのドアで、框にヒバ材、鏡板には秋田杉、上部には和紙ガラスとヒバの竪格子を組み合わせたものでご提案した。
提案内容に快諾していただき、早速制作に取り掛かることになった。

先日のNHK「美の壺」では、島桑を取り上げていた。
素材を活かしきった使い方は見事なものだ。

我々の建築サイドでも常にこうでありたい。
素材を知ると共にそれをいかに遣いきるか...。

直向な努力と情熱、そして感性の向上は常に欠かせないものになるだろう。






なるほど納得 オール電化VSガス(マイホーム発電)

2007-07-01 | 建築と文化
土曜日の朝日新聞 be on Saturdayにオール電化とガスについての記事が掲載されていた。

東京ガスと東京電力の年間光熱費のシュミレーショングラフが載っていた。
おやっ? それぞれのデータが異なっているではないか...。
東京電力では、エコキュートを使用した電化モデルで、ガスより年間光熱費が安くなっていた。
それに対し、東京ガスでは、エコウィルを使用したモデルで、オール電化よりも年間光熱費が安くなっていたのだ。

うーん、これでは消費者は良く分からないよなぁ。

東京電力は高断熱住宅、東京ガスは省エネ基準の住宅を前提としているそうだ。
床暖房のエネルギーに関しては、エコウィルを使用したガスが有利、
給湯に関してはエコキュートを使用した電気が有利といったところか。

ただ、一番肝心なのは、消費者のライフスタイルによって試算が変わってくる所。
エネルギーのベストチョイスは一般の方だと分かりずらいかも。

それに、使い勝手もそれぞれの良さがあるのだ。
たとえばIHとガスコンロ...。
実際にIHやガスコンロを使って料理をしてみると違いが分かる。
中華鍋でガンガン調理をするならガスだし、一定の出来栄えを望むならIH。
どちらも捨てがたい。

そうなってくると、安心して相談できる会社は、電気もガスも同様に扱っている所だろう。
どちらも扱っていれば、公平な立場で提案できるはずだ。