LOHASな感じ!

日頃、仕事やプライベートで感じた事をLOHASな感覚で書いています。

震災 : 初日

2011-04-04 | 宇宙・環境・資源
会社で電話をしている時だった。
次第に地震の揺れが大きくなり、会話も早々に切り上げ受話器を置く。
ロッカーや書棚から書類がなだれ込んでくる。ガラスが割れる音もした。
こんな事があるのか。
事務所から外へ非難すると、隣のビルのALC外壁が崩れ落ちた。
皆外に出ている。
次々と足元から全身に伝わってくる余震を感じながら、家族の安否が気になった。
電話がまったく繋がらない。結局この日は自宅、家内、親戚等へ携帯は繋がらなかった。

子供も帰宅しているのか学校で待機中なのか全く分からない。
一旦事務所内に戻り簡易的に片付けをし、定時を過ぎ会社を出た。
この頃は、大規模地震の被害がかつて無いもので、しかも数万人単位での被災者がでているなど想像もしていなかった。
勿論考える余裕もなかった。
停電で市内の信号機が止まっている。
辺り一面大渋滞だ。
事務所から一つの信号を超えるのに一時間弱掛かった。
子供の通う学校へ向かおうとしたが諦め、考えられる限りの裏道を通り自宅へたどりついた。
途中、家内から何時送信したものか分からないメールが入り無事を伝えるものだった。
自宅へ戻ると、ライターの火を手がかりに懐中電灯を探し始めた。
記憶を頼りに探すのだがこんな時に限って見つからない。
やっと見つかった懐中電灯は電池切れだった。
今度は電池を手当たり次第に探し出す。暫く探しやっと懐中電灯が燈った。
足元が余りにも悪いので床に散らばった食器や書籍を片付けていると、家内が非難していた実家から様子を見に戻ってきた。

身内の無事を確認するのが精一杯の一日だった...。