LOHASな感じ!

日頃、仕事やプライベートで感じた事をLOHASな感覚で書いています。

こけら葺き

2006-01-31 | lohas的情景
水戸偕楽園の好文亭も装いを新たにし、園内の3000本の梅の開花を待っている。
例年よりも開花が遅れているそうだが、紅梅「八重寒紅」(やえかんこう)が一輪開花したとの事。

好文亭では、昨年末より足場を掛け、屋根吹き替え工事を行っていた。
好文亭の屋根は、杮葺き(こけらぶき)だ。
杮葺きは、サワラ材の4mm程度の薄板を竹釘で打って仕上げる屋根工法だ。
今まで、てっきり桧皮葺き(ひわだぶき)と思っていたが、今朝の朝日新聞で杮葺きということが分かった。

杮と書いて「こけら」と読む。
「こけら」は薄い木片で、それを重ねて敷き詰めた屋根が杮葺きだ。
杮葺きは、切妻屋根・片流れ屋根のような平面的な屋根にしか葺けない板葺きに比べて、入母屋や寄棟に葺くことができる自在性が特徴となっている。

さっそく、偕楽園事務所に問合せしてみた。
杮葺きの職人さんは、和歌山県から来てもらったとの事。
工事費用は、なんと...御成門の工事など含めて3500万円との事。
ウーン。良いものだけに維持費用も馬鹿にならないなぁ.....。

モナリザ

2006-01-28 | その他
今朝の日経プラス1に、一度は見ておきたい名画のランキングベスト10が載っていた。
1位は「モナリザ」、2位「ひまわり」、3位「叫び」・・・・という順だ。
ムンクの叫びが3位にくるとは想像していなかったなぁ。
確かにインパクトのある絵だ。今の時代に生きる人々の悲痛?を共感するためなのか?
個人的に好きな印象派画家からは、9位にモネの「睡蓮」がランクイン。

うーん。しかし、10点とも実物見たことがない。
確か「睡蓮」は、以前日動美術館か近代美術館でモネ展を開催したときに展示されていたのを記憶しているが、残念ながら見ることができなかった。
「モナリザ」は、ダヴィンチコードやTVの特集で、昨年かなり話題になっていた。
自宅にも、未だ書棚に積まれたままのダヴィンチコードがある。
実物を見るとしたら、やはり「モナリザ」か...。

つくばセンタービル

2006-01-27 | 建築と文化
今、建築における考え方は、従来の近代建築・現代建築が目指してきたモダニズムという発想から、生活者が人間本意で考えていくLOHAS、スローライフといったキーワードが生活者の心を捉えはじめている。

日本でのモダニズム建築は、丹下健三の広島平和記念資料館や板倉準三の神奈川県立近代美術館が代表作に挙げられるように、モダニズム建築は自国文化の目覚しい発展に寄与してきたのだ。

しかし、合理的なばかりで都市や建築があまりに味気なくなってしまったのではないか、という批判から、モダニズムを否定するポスト・モダニズムも提唱されていた。

磯崎新のつくばセンタービル・水戸芸術館、丹下健三の東京都庁舎は、まさにポストモダニズム建築を代表している。

「つくば建築フォトファイル」(NPOつくば建築研究会編)には、磯崎新設計のつくばセンタービルが掲載されている。
都市計画の中に磯崎新は何を見出し、何を表現しようとしていたのか?
改めて見つめ直してみたい。






モネの色

2006-01-25 | lohas的情景
AM6:30
パステル調に包まれた山間の高速道を駆け抜けた。
南東の高い位置に下弦から数日たった月がまだ輝いていた。
これからの日の出を期待させるかのように、朝焼けの水平線近くに飛行機雲がかかる。
AM6:45
小木津付近で日の出を見た。
オレンジ色に光る太陽、まさにモネの色だ。
しかし、モネの太陽よりも遥かに大きい。
辺りは次第に現実味のある光景と移り変わっていった....。

少尉の手記

2006-01-22 | その他
私がその方と出会ったのは、入社2年目でまだまだ駆け出しの頃だった。
その方を担当していた先輩社員の転勤で、私がお客様担当を引継ぐ事になった。

その方は、大正9年生まれの戦争体験者で、戦前戦後は商船会社に勤務され人生の1/3を海外で生活していた方だ。
入社2年目の私でも見下したような話し方は一切せず、その方の体験談をもとに本当に様々な事を私に教えてくれた。
今までの自分を取り巻く環境とまったく違った物の見方や考え方が非常に印象的で、大げさかも知れないが、私の世界観・人生観を大きく考えさせてくれた。
その方は、共産圏以外の国はほとんど行っており、特にブラジル・スペイン・ポルトガル・上海などは生活の拠点として路地裏まで熟知していた方だ。
現地の民族や風習・考え方など本当に違うものだなと感じたものだ。
先日、ブログに投稿したポルトガル民族音楽「ファド」などは、まさにその方の影響でもある。
ご自宅を訪問すると何気なしにファドが流れており、哀愁漂う雰囲気の中で商談をしたときもあった。

今日、書棚を整理していたら、その方が執筆した「少尉の手記」が目に飛び込んできた。
自費出版で100部製作し、その一冊を頂いたものだ。
手にとって数ページ捲った。
インパール作戦・撤退・アメリカ観など、実体験に基づいて書かれてる。

「多くの人々に会い、別れ、
そして二度と会うことがなかった。」

と、その方は冒頭記述している。

その方は、奥様との二人暮しで、数年前に奥様がご逝去され、後を追うようにその1年後にご逝去された。

その後も、誰も居ない自宅前を何度か通り過ぎたこともある。
風の便りで、その家屋が取り壊されたと耳にした。
はかなさを感じざぜずにいられなかった。

小惑星と地球

2006-01-18 | 宇宙・環境・資源
小惑星が地球に6500万年前に衝突したおかげで、恐竜が絶滅し、哺乳類の時代になり人類が生まれた。
それで今、我々は生存している。

もう一度小惑星が地球に衝突したらどうなるのだろう?

「生命の旅 150億年」森本雅樹著では、こんな事をいっていた。
1994年の夏、木星にレビー彗星が衝突した。
地球にもし衝突していたとすると、地球はかなりのダメージを受けていたに違いない。
直径10mぐらいの小惑星なら、毎年50~60個、地球の大気中で爆発している。
なんと、広島原爆の1~10個分に相当する威力を持つらしい。

私たちは、偶然と幸運の結果として、今生きている。
20億年前にラン藻類がオゾン層を作り上げ、そのオゾン層のおかげで生物が生存できている。
しかし、人類はフロンガスでオゾン層を破壊し、紫外線が地表まで届くようになり、生命を脅かしている。
また、ラン藻類は鉄鉱石を堆積させ、石油や石炭は3億年かかってつくられている。
人類は、それら資源を200年~300年で使いきろうとしている。

著者は、地球外からの危機よりも、地球内での人類の生き方が、人類の危機を招いていると言っている。
まさにそうなのかも知れない。
資源や食料問題・環境破壊・・・・。



「氷壁」

2006-01-16 | その他
井上靖の「氷壁」がドラマ化されて先週の土曜日からNHKで放映されている。
今回のドラマの設定は、前穂高からヒマラヤのK2へと舞台は移しているものの、基本的には変わらなさそうだ。
高校時代に読んだ「氷壁」の感動が蘇ってくるようだ。
その頃は山岳にも憧れたし、人間模様もなんとなく垣間見る事ができるように思えた。
そこには、そういった新鮮な感覚を、ひそかに本の中で味わっていたような自分がいたような気がする。

今、「氷壁」を改めて読み直している...。




月待の滝

2006-01-14 | lohas的情景
今朝の茨城新聞に、月待の滝の完全凍結の記事が載っていた。
袋田の滝の凍結は聞いたことがあるが、月待の滝の凍結の話は初めてだった。
それもそのはず、なんと22年ぶりの事だそうだ。
滝の凍結は今年の寒さをまさに視覚的に表現している。

大子の月待の滝には何度か行った事がある。
滝の裏側がえぐれていて、中に入る事ができた。
滝の手前にもみじ苑という蕎麦屋さんがあるのだけれども、道端の案内板に待ち時間40分と表示されていたのを憶えている。
こんな山奥と言っては大変失礼だが、なぜか混んでいるのである。
今日の記事でさらに待ち時間は延びる事だろう...。

ところで、「月待の滝」名の由来はやはり月待信仰のなごりなのか?
今日は満月だが、残念ながら冷たい雨空で月待は望めそうにもないなぁ。



「野村ノート」

2006-01-13 | その他
野球に関しては今一つの私も、野村監督には以前から興味があった。
野村監督はヤクルトの古田を育て上げ、鋭い観察力・分析力で様々な戦略を打ち出し実行していった。
そんな野村監督が「野村ノート」(小学館)を書き下ろしている。

その中で、「人生」についての4つの連想言葉を述べていたのが印象的だった。
「人として生まれる」
「人として生きる」
「人を生かす」
「人を生む」

特にこの中でも、「人として生きる」という記述に関しては、我々の日々の社会生活の有り様を改めて考えさせてくれた。

「人として生きる以上、人生と仕事は切っても切り離せないものとなる。
人間は仕事でもって人生を生き抜いていき、仕事の中で人間形成がなされる。
裏を返せば人格が人間の成長を左右するのである。」

人としての生き様を真摯に受け止め、また、日々人生を見つめながら活動して行きたい...。
そう感じた。


LOHASな感じ!新年を迎える

2006-01-01 | その他
明けましておめでとうございます。

日頃より、取りとめの無いブログをご覧になっていただいている皆様、
小生、本日はシングルモルトを片手に書き留めていますので悪しからず。

いやー、一年は早いですね。
我が家では、毎年大晦日には、デパ地下(ただし、そんなに大それたところではない?)に食材を買い求めに家族で出かける。
デパ地下のエントランスで、北斗星の生そばを2パック買い求めた後、子供を引き連れて生鮮食料品売場に向かう。
こんな大晦日はここ数年続いている。
やたらと混雑しているのは知っているけど、
雑踏の中にいる自分が振り返った時、一年の終わりを感じると伴に、
家族という事そのものを改めて気づかされる。
普段、仕事に追われ、家族サービスもままならない自分を大いに反省させられる。
大晦日は私にとってそんな日だ。
毎年同じような境遇になるにも関わらず、一向に改善されない...。
今年はどうか?努力あるのみだ。

さて、旧年は、みのみんたが大活躍していた。
平日の早朝から、休日までフル出演している。なんと紅白にまで司会役で出場しているではないか。
いつ休んでいるんだと思いながらも、旧年はみのもんたに元気をもらったのは確かだ。
何歳かは知らないが、あのパワーはいったいどこから来るのだろう。
今年、私は44歳になる。
仕事をしていると、私の周りには比較的若いスタッフが多いので、たまにスタッフと同世代という感覚さえあるときがある。
しかし、調子勇んで仕事していると、目はショバショバし、運動不足もあってか腰痛は起こり、
アリナミンEXを飲みつづけ、車のドアポケットにはロートV40を携行し、
とても「LOHASな感じ」を成就できうる自分でない時もある。
まあ、もっとも成就する事が目的ではないが.....。

でも、常に向上心だけは忘れない。
せっかくの人生、つまらない邪念は必要ない。
自分の生き様を見据えながら、川の流れに身を寄せる。
そんな自分であり続けたい。

今年も宜しくお願いいたします。