LOHASな感じ!

日頃、仕事やプライベートで感じた事をLOHASな感覚で書いています。

笠原水源の竜頭栓

2010-08-31 | lohas的情景
小生、先日のブログで笠原水源の竜頭栓についての表現を幾分誤って投稿してしまった。
以前ネットで笠原水源について検索した時、
「竜頭栓から出ている水は、実は水道水」という記事があったのを記憶しており、
そのまま短絡的に投稿してしまった。

一応気になったので水戸市のホームページで確認してみた。
よくある質問コーナーの中に、
「笠原水源の竜頭栓から出ている水は湧き水なのですか?」という、正に小生が気になっていた質問が記載されていた。

水戸市ホームページ上の回答は次の通り。

笠原水源は、水戸第2代藩主徳川光圀が1663年に完成させた。
日本で18番目の水道である笠原水道の水源であったもので、湧き出る水は現在も水道水源として利用しています。
なお、笠原水源地にある竜頭共用栓から出ている水は、この湧水に塩素を注入した水道水です。
との事。

うーん、やはり水道水なのか。
しかし、小生の好奇心はこのままでは収まらない。
確かに水道水には違いないようだが、ポリタンクを遠方から担いでくる方々に申し訳ない。
水戸市水道部に直接問い合わせしてみた。

水道部としては、水道法の規定もあり、湧き水をそのまま水道として使用する事はできないそうだ。
笠原水源の湧き水を すぐ手前を流れる逆川を挟んだポンプ場に一旦送り、
そこで次亜塩素酸ナトリウムを加え、竜頭栓に再度送り返しているとの事。

しかし、一般の浄水場とは投入する塩素濃度が異なるとの事。
一般的には、0.8g/㍑の塩素濃度で浄水場から送り出すのだが、
竜頭栓とポンプ場がすぐ近くにあるため、0.2g/㍑程度で送り出しているとの事。

つまり、竜頭栓から出てくる水は笠原水源のものであり、そこに水道法の兼ね合いもあり大腸菌等の対策から塩素をわずかばかり投入しているようだ。

ポンプ場から遠い地域で残留塩素が低くなった水とどう違うのか、といった疑問もなくには無いが、
ここはこれで良しとしたい。

ちなみに偕楽園の吐玉泉は湧き水との事。

いつまでも地元の自然を大切にし、皆で共感できるような街づくり。
そんな水戸が好きだ...。




逆川緑地 午後3時

2010-08-29 | lohas的情景
久しぶりに逆川緑地に足を運んだ。
3時ともなると日射は多少なりとも穏やかになったような気がする。
笠原水源を取り巻く杉林の大木が、ただそんな印象を与えているのかもしれない。

笠原水源に人が疎らにやって来る。
湧き水と信じポリタンクを抱え、さぞ満足そうに帰っていく人々の姿を見ると、実は水道水なのだとは言いようが無い。

しかし、ここの水は普段口にする水道水とは確かに違うような気がする。




油蝉とツクツクボウシが最後の力を振り絞るように鳴いていた...。





気候大異変 1月に紅葉?

2010-08-28 | 宇宙・環境・資源
あまりにも暑い日が続くので、こんな本を手にした。
「気候大異変」地球シュミレーターの警告 NHK出版

地球温暖化と言われ久しいが、その温暖化がもたらす影響はどんなものなのだろう。
地球最速クラスの計算能力を持っていると言われる地球シュミレーターで、100年後の気候を予測していた。
二酸化炭素濃度を、2004年時の377ppmから100年後700ppmになるという予測のもとで計算したものだ。

それによると、
世界の平均気温は4.2度上昇。
高緯度になるほど気温の上昇が激しくなる。
北極圏では10度以上、カナダやロシアでは8度程度、中緯度の日本では世界平均に近い4度というデーターが出ているのだ。

そしてその日本では、冬らしい冬が無く、1月には紅葉の見頃を向かえ、5月には海開きが行なわれる。
気温が30度を超える日が100日。
うーん、信じられない。

熱波の襲来は人類に様々な危機をもたらすのは言うまでもない。
死者の激増、豪雨と旱魃、高潮...。
アマゾンの熱帯雨林の砂漠化、食料減産、熱帯病、飢餓、環境難民...。

はたして我々には危機回避の道はあるのだろうか。
京都議定書における温室効果ガス削減もあるが、各国とも実現が危ぶまれているのが現状だ。

地球寒冷化という真逆な意見もある中、温暖化科学を実際に証明することはできない。
しかし、今後持続可能な世界を思う優しさを 我々一人ひとりが抱かなくてはならないのは確かな事だろう...。






異常気象:ブロッキング現象

2010-08-25 | 宇宙・環境・資源
昔はお盆も過ぎると土用波が発生し海水浴シーズンの終わりを告げた。
プールでは平日3時を過ぎると辺りが閑散としてきて貸切状態で泳ぐ事ができた。
そんな記憶が蘇ってきた。

しかし、あと1週間で9月というのに暑い日が続きますね。

そんな中、ブロッキング現象なる言葉を耳にした。
ここ数週間で発生したパキスタンの豪雨、ロシアの熱波、中国の土石流、グリーンランドの棚氷分離は、
いずれも自然発生的な異常気象の基準にあてはまらないと世界気候研究計画や世界気象機関が発言している。

ブロッキング現象は気圧配置が通常と違った状態が続くために、
同じ地域で大雨や熱波を増長し、異常気象を引き起こす可能性があるらしい。

地球温暖化のもとではより頻繁に起こると考えられているそうだ。

ブロッキング現象の発生頻度や期間についての解明は気象科学における急務としているが、
いずれにしても我々はそれをすぐに回避するすべが無い。

温暖化に伴うCO2 削減も提唱されたが、現実我々の生活の中ではどうだろうか...。


食糧需要7割増?

2010-08-22 | 地政学的備忘録
今朝の日経に、ロシア禁輸に関連して、国連食糧農業機関のデータを記載していた。
世界人口が2050年には現在の68億から91億に増え、今より70%の食料増産が必要とするものだ。
新興国・発展途上国の食生活が豊かになり、食肉生産も現在の2倍近くになるとの予測だ。

少子高齢化で人口減の日本だが、世界人口はどんどん膨れ上がる。
食料供給が世界規模の要請とあったが、食料自給率40%の日本、どんな施策が打てるのか?

原油と同じように今回の小麦価格も危惧する所だ。
資源を持たない日本は、原油価格の調整どころか、言いなりで購入するしかすべは無い。
また、日本は小麦の9割以上を輸入に頼っているのだ。

「ニッポンの農力」は、安全安心にこだわった栽培や品種改良技術を用い、確かに食料増産に貢献できるのかもしれないが、それは国内市場の安定供給・適正価格を視野に入れたものでなくては意味がない。

食料危機を目前に日本はどうあるべきなのだろうか...?

とうもろこしの茹で時間?

2010-08-22 | 男の料理
ポケットファームどきどきに行った時、あれやこれやと物色していたら、
とうもろこしが目に付いた。
すでに皮を剥いてあるもの、皮付きのままになっているもの、また値段も生産者によってまちまちだった。
うーん、どれを買おうかと迷ったあげく、朝4時取りとダンボールに記載されていた皮つきとうもろこしを購入することにした。

さて、とうもろこしを手にしたのは良いが、茹で時間はどのくらいなのだ?
確か10分程度のような気もしたが...。

こういう時はさすがネットに限る。
なるほど同じような疑問をもつ方はいるんだな、と感じながらも検索結果を見ていった。

ためしてガッテン流、とうもろこしのゆで方は水から茹でて沸騰後3分とあった。
それ以外にも10分程度という記載もあったが、小生ガッテン流の教えに従うことにした。

とうもろこしの品種によって湯で時間は変えたほうが良いような事を記載してあったものもあったが、品種がわからない。

さっそく、水から茹でてみた。
うーん、なるほど。さすがガッテン!



流水不先争 : 白川郷にて

2010-08-21 | lohas的情景
飛騨方面から天生峠を越え荻町展望台に向かう。
なるほどここからは白川郷が一望できる。
合掌造りの家々が全体的に調和し、独特の風情が感じられる。



荻町付近駐車場の混雑を避け、展望台駐車場に車を止めたまま徒歩で荻町集落に向かう。



集落界隈は予想通り人出が多い。
しみじみとした雰囲気、豪雪期の雰囲気等々をゆっくりと味わうには
多少なりとも自分の中でアレンジが必要だ。

白川郷の集落もそれぞれが土産屋・蕎麦屋・喫茶店などを営んでおり周辺は観光地化している。
しかし、これだけの集落を維持管理していくためには止むを得ない事だろう。
切取った光景の中で、陸の孤島と称された豪雪地帯白川郷での人々の生活を想像する。







白川郷で有名な和田家を訪れた。
以前生活していた民家を観光用に提供していると思ったら、ここで生活しているとの事。



2階に上がると小屋組みの様子が良く分かる。




ふと1階の居間の書棚に目を向けた。
そこには立松和平の色紙があり、こう書かれていた。
「流れる水は先を争わず」
立松和平が2008年9月に和田家を訪れたとき記していた。
今では立松和平の追想集のタイトルになっている。

自然体であるがままに...。


天生峠にて amoutouge

2010-08-20 | lohas的情景
白川郷までは天生峠を越える国道360号を利用した。
早朝飛騨宮川方面より出発する。
360号の道幅は狭く対向車が気になったが、白川郷に着くまでにすれ違った車は僅か2~3台だった。



天生峠というと泉鏡花の高野聖で知られている。
飛騨から信州へ超える深山の間道、右も左も山ばかりで手を出すととどきそうな峰があると、その峰へ峰が乗り、頂が被さって飛ぶ鳥も見えず、雲の形も見えず...。
今では整備されている峠道も当時を思うと正しく泉鏡花の表現通りなのだろう。


後で知ったが、天生峠は例年11月から5月半まで通行止めになり、無雪期でも落石などにより通行止めになるケースが多いそうだ。


西穂丸山 

2010-08-19 | lohas的情景
曇天の中、目指すは西穂独標。
早朝2番目のロープウェイに乗車。


西穂口では霧で10m先が見えない。本来ならここにパノラマビューが広がるのだが。

昨夜まで降り続いた雨、さすがに快晴とは行かない。
リュックを背負い歩き出す。
今回は独標までの計画だが、この霧で果たして先が進めるか。
昨夜は落雷もあったらしい。



単独行では無かった事もあって、独標は諦め西穂山荘と丸山までに変更する。










丸山のケルンまで何とかたどり着く。
霧よ晴れてくれという思いも空しく濃霧が包み込む。


この先独標と西穂岳、そして槍が脳裏に浮かぶ...。
やはり来て良かった。

程よい疲労感の中、酸素が薄いせいか、深く息を吸い込む。
8月半ばと言うのに長袖シャツにレインコートを着込む。
多少風も出てきた。




名物西穂ラーメンを食し、山荘とお花畑を後にした...。

杉玉と飛騨古川 

2010-08-18 | lohas的情景
新酒の完成を告げる杉玉。
青々とした杉色から茶を帯びてくる。それは新酒の熟成をも表すのだ。

ここは小雨降る飛騨古川。
早朝の散策は気持ちが良い。


水路と思っていたら、瀬戸川と名の付く川なのだ。
ささらこ下見張りと白壁のコントラスト、そして鯉の泳ぐ瀬戸川。
このような所で美酒が造られている。



そして飛騨の匠が息づく街。