LOHASな感じ!

日頃、仕事やプライベートで感じた事をLOHASな感覚で書いています。

アヴェマリア

2006-03-28 | lohas的情景
実はクラシック音楽にも興味がある。
先日、図書館で数枚のクラシックCDを借りてきた。
クラシックとは言っても、さすがに交響曲は無理だなぁ。
聞きやすい協奏曲などがメインだ。

借りてきたCDの中に、ヴァイオリン奏者の川畠成道さんの「アヴェマリア」があった。
CDタイトルが「アヴェマリア」になっており、ハンガリー舞曲など数曲入っていたが、やはりタイトル曲が一番良かった。

アヴェマリアも様々な作曲家が作曲しているが、今回はバッハのプレリュードをそのまま伴奏パートに用い、声楽パートを加えたグノーの名曲だった。

聞き終えて、曲内容や演奏者欄をCDケースを明けて見た。
演奏者は、川畠成道さん。
なんと、8歳で薬害によって視力を失い、脇目を振らずにヴァイオリン一筋に励み、世界に羽ばたくソリストになったとの事だ。

信じられない!というのが実感だ。
全ての音を耳だけで覚える...通常では考えられない。
そこには、間違いなく誰にも言えない忍耐と努力があったはずだ。

今、川畠さんは、「目が見えなくなったおかげで、僕は、ヴァイオリニストになることができた」と言ってのける。
困難な運命を真摯に受け入れた前向きの人生だ。

今、改めてアヴェマリアを聞いてみた...。




ロングテール上の男女

2006-03-22 | その他
久しぶりに電車に乗った。
売店で何かないかと物色していたら、日頃読まない日経Associeが目に止まったので、何となく買い求めた。
その中で、楽天証券経済研究所の山崎元氏がマーケティングにおけるロングテールの法則について語っていた。

まず、恋人探しは自分という商品のマーケティング行為でもある。と切りだした。
そしてパレートの法則(80対20の法則)を用い、こんな事を言っていた。
男女の世界でも、いい男やいい女の上位20%が、女(男)の80%からモテているに違いない。
しかし、ロングテール的市場からは、ネットとITの発展によって、下位?80%の男女がそこそこモテるとしている。
但し、ロングテール上の男(女)は、自分の顧客(=恋人)を得るために、コミュニケーションにまめでなければならない。と結論づけている。
そして、一旦繋ぎとめた顧客(恋人)へのフォローも大切だ。恋に道はない。
しかし、世の中の大半のカップルは多分に、ともにロングテール上の男女のはずだ。
希望は捨ててはならない。と言っていた。

うーん。...?

そういえば、ロングテールは、売上や利益に対する貢献度の低い80%に相当する部分を指すマーケティング用語だそうだ。

私は、マーケティングで男女間の話をする気は毛頭ないが、ここは一つご参考まで...。


虹鱒の燻製

2006-03-22 | 男の料理
それは、常磐道を北上しいわきへ向かう途中だった。
小木津付近で視界に入ってくる太平洋は、相変わらず太陽の照り返しが美しい。
暫く続くいくつかのトンネルを走り抜けると、電話が鳴った。

某ミニコミ誌の担当の方からだった。
仕事の話ではなくて、虹鱒の燻製が出来上がったという話だ。
先日釣りに行った際、釣り上げた虹鱒を自宅で塩漬けにしているというメールをもらっていたが、ついに出来上がったらしい。

最近ブログを投稿していると、様々な方からメールや連絡を頂く。
某ミニコミ誌担当の方も、私の投稿ブログを見て、私が料理に興味があることを知ったとの事だ。
結構私も料理をする方だが、その方の料理魂には到底及ばない。
なんと、今回の燻製もそうだが、ふぐまで調理してしまうらしい。
大丈夫?と思いきや、今こうやって連絡が来ているのだから問題ないのだろう。

さて、その燻製を頂くことになった。
新聞に包まれた虹鱒の燻製を取り上げると、程よい燻香が漂ってきた。
ピンク色に染まった身を口にした。
「すばらしい」の一言に尽きる。

スコッチロック片手に、ヨーシ頑張るぞ~!と奮起はしたものの、
そういえば、最近磨いでいない包丁も気になるなぁ...。



エッフェル塔の新郎新婦

2006-03-14 | lohas的情景
いつからだろうか?
拙宅の一室(0.5坪程度の小部屋)にシャガールの『エッフェル塔の新郎新婦』が掛けられている。
勿論レプリカの縮小版だが。
もしかしたら、結婚当初からあったのかも知れない。
毎日視界には入っているはずなのに不思議なものだ。
全然思い出せない。

先日、スタッフが結婚した。
披露宴はやはり華やかなもので、ウェディングドレスの新婦はさすが注目の的だ。

自分を振り返ってみると、日々の生活の中で夫婦の信頼関係はより強いものへと向かっているような気もするが、改めて考えると非常にあやしい?
何気ない生活が、究極の幸福なのかも知れないが、流されるのもまずいなぁと思う今日この頃である。


ところで、シャガールは厳格なユダヤ教信者の家に生まれ、ナチス時代を生き抜いた画家だ。
23歳でフランスに渡り、画家としての生活をしていた時期に、故郷で最愛の妻ベラと出会う。
シャガールの作品には、数々の花束が描かれている。
『エッフェル塔の新郎新婦』もベラとの関係を象徴していたのかも知れない。
ナチス支配時代には、アメリカに移り画家としての活動をしていたのだが、そこには30年間共にしていたベラとの死別があった。
激動の時代を生き抜いたシャガールの作品には、シャガールの様々な思いが感じられる。
平和や幸福といったものを強く主張している。

日々の生活を大事にしていきたい...。



日比野克彦とワークショップ

2006-03-13 | lohas的情景
日比野克氏が、昨年水戸芸術館において一人万博を開催した。
事前に、水戸市内のあるビルの一角で、一般市民と共にワークショップを開催し、それを芸術館に展示していくというものだった。
自由参加という事だったので、好奇心旺盛な私はいつのまにか、ダンボールを切ったり、それをタコ糸で結んだりと芸術家気取りで製作をしていた。

ワークショップ後、当然ながら芸術館で作品を見た。
ワークショップに携わった大勢の人々の作品が、どうしてこんな風にまとめられるんだろうと関心したものだ。
勿論、自分も参加したという事で思いも大きかった。

今度は、水戸京成のオープニングイベントで、日比野氏のワークショップにおける作品を展示するらしい事が新聞に載っていた。

私は今回ワークショップに参加できなかったものの、是非水戸京成での作品を見てみたいと思う。
地域活性化のためのワークショップ、なかなか良いものだ。

てんぺ

2006-03-10 | 男の料理
てんぺ?

今日、某納豆工場に勤務されているお客様宅にお伺いしてきました。
そのお客様は、納豆工場でてんぺを作っていらっしゃるとの事でした。
厳密に言うと、某納豆会社がテンペ専門工場をつくり、そこでてんぺを作っているとの事でした。

恥ずかしながら、今まで聞いたことも見たことも無かった。
健康ブームと相まって、最近密かな話題を呼んでいるらしいのだ。

てんぺとは、煮た大豆をてんぺ菌(白カビ)で発酵させ、インドネシアの納豆とも呼ばれているそうだ。
大豆一粒一粒が白く固まったケーキ状のもので、様々な生活習慣病の予防に役立つ食品で、なかなか注目されているのだ。

効用としては、血中コレステロール低下作用、ガン予防、動脈硬化、脂肪肝等様々な効用があるらしい。

うーん。でもどうやって食べたらいいのやら。
研究してみる価値はあるなぁ...。

2016年オリンピック

2006-03-09 | その他
トリノ冬季オリンピックの余韻も冷めぬまま、東京都と福岡市では2016年のオリンピック招致を表明している。

福岡市では、磯崎新氏が製作総指揮者が任命された。
東京都は既存施設や都所有地を利用する反面、福岡市では海を舞台に展開するらしい。磯崎新氏が大枠の構想を打ち出している。

建築に携わる私としては、磯崎氏の構想を現実のものとして見たい感じもするが、
うーん。福岡かぁ...。
東京都にも是非頑張ってもらいたいなぁ。

それにしても、荒川選手のイナバウアーはすごかった。


波山

2006-03-03 | その他
板谷波山の記念講演が波山生まれ故郷の旧下館市であった。
陶芸も以前から興味はあったが、青磁・白磁の世界まではなかなか行き着かなかった。

今日の講演の中で、波山の作品そのもののすばらさを共感できるまでは至らないが、様々な作品の解説を聞いてより身近なものになった事は確かだ。

波山の身近な自然のスケッチ、そしてエネルギッシュなイメージへ次々と変換していく。
出来上がった作品は、優雅さや芯の通った表情が素晴らしい。

デザイン・作品に対するイメージの重要性は、我々の仕事も変わらない。
改めてそう感じた。