LOHASな感じ!

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絶対音感

2007-04-10 | 音楽の調べ?
岩城宏之の「音楽の影」文芸春秋社を読んでいたら、
絶対音感についての記載があった。
岩城宏之は指揮者で、知っている方も多いだろう。
確か、昔、ネスカフェゴールドブレンドのCMに出ていた。
違いの分かる男。
多分20年以上も前の事だったと思う。

指揮者には、絶対音感は当然ながら備わっているものだと思っていたら、
なんとそうでもないのだ。
岩城宏之自身、絶対音感は無いと言っている。

絶対音感とは、様々な音の高さを聞き分ける事ができる能力だ。
小生、多少なりとも楽器を演奏するので興味のある言葉だが、
残念ながら確実に絶対音感は無いと断言できる。
ギターのチューニングにしても、基本の音が未だにこれだと言える自信が無い。

岩城宏之の絶対音感が無いと言うのと、小生が言うのでは当然ながらレベルの差は大きいはずだ。
でも、音楽はフィーリングだと自分に言い聞かせ、日々自己満足の世界に浸っているのだ。

絶対音感、岩城宏之はこんな捉え方をしていた。
絶対音感を持つことと、音楽才能とは別のことである。
幼いときから音感の訓練を受けていれば誰にでも可能なことだそうだ。
猿にも可能じゃないかとまで言っていた。
うーん、それもどうかとは思うけど、確かに音楽才能とは別物のようだ。
また、絶対音感の持ち主は音程に融通性が利かないそうだ。
合唱などのハーモニーの場合、一曲が終わる頃には音程が半音の1/4程度下がっているのが自然らしい。
しかし、絶対音感の持ち主はその辺が苦痛に感じられるそうだ。

音と音の間の開きを、音楽的に感じる事を相対音感と言っている。
小生、初めて知った。

そうだ、相対音感だよなぁ。
カラオケでキーを外している貴兄に、相対音感という言葉のプレゼントはいかが?