LOHASな感じ!

日頃、仕事やプライベートで感じた事をLOHASな感覚で書いています。

久谷焼

2006-05-26 | その他
先日、リフォーム工事打ち合わせのため、あるお客様宅にスタッフと伴にお伺いしてきた。
打ち合わせ中、どうしても気になっていた事があった。

それは、 打ち合わせ途中、奥様にお茶を煎れていただいてからの事だ。
ご主人と奥様の湯呑碗は、お揃いの色絵の磁器だった。
お二人とも湯呑を両手で包み込むようにしている。

うーん。気になるなぁ。あの湯呑。
おそらく、有田焼だろう。あの色絵はもしかしたら柿右衛門じゃないか?などと勝手に想像していた。
有田焼に関しての知識を多少なりとも習得していたので、そこで自信を持って尋ねた。
「有田焼ですか?」
・・・残念ながら違っていた。

ご夫婦で金沢に旅行に行った時、買い求めた九谷焼との事だった。
まだまだ見る目がないなぁ。と思いながらお客様宅をあとにした。

その後、九谷焼がどうしても気になっていたので、さっそく九谷焼に関する本を借りてきた。

その中で、近世磁器において、古九谷・伊万里論争が続いている事が分かった。
その論点というのは、
古九谷と呼ばれてきた伝世品が、全て伊万里(有田)の地で焼成されたのか?
それとも九谷の地なのか?
はたまた両地の交流によって焼成されたのか?
という三択にあるらしい。

うーん。九谷焼を有田焼と言ったのも、まったくの間違いでもないかもなぁ。
と勝手に思いながら本を閉じた...。