LOHASな感じ!

日頃、仕事やプライベートで感じた事をLOHASな感覚で書いています。

すきやばし次郎

2006-05-22 | 男の料理
職人の世界はすばらしいと改めて感じた。
私は建築の仕事を通じ、日々様々な職人さんと出会い、その仕事ぶりに感動する。
どの世界でも職人として極めるというのは、勿論一朝一夕には成されないことだ。

最近、書店で柄にもなく新書コーナーに立ち止まるのだが、たまたま「国家の品格」の脇に並べられていたある本に目が移った。

「至福のすし」・・山本益博著 新潮新書だ。
東京銀座にあるすし屋「すきやばし次郎」。主人は、現在七十八歳にしていまだ現役だ。
洗練の極をいくにぎりは今も向上をつづけ、いささかの衰えもしらない…。

お客様に対する気配りも完璧だ。
カウンター(正式にはつけ台と呼ぶそうだ。)に座ったお客様の利き手を見て、すしを出す位置を変える。
すしを箸でつかむのか手で掴むのか判断して、握り具合を微妙に変える。等々。

あらゆる面で、すきやばし次郎が職人の極みであるという事は良く理解できた。
しかし、昼でも夜でも食事だけで一人25,000円という予算は、どれ行って見ようか?とおいそれと言えるものではない。

うーん。
いつかは、すきやばし次郎.....。