遊木民のアトリエ

現在は農業・木工業
                           

食品の撮影

2009-02-13 | 食品加工の部屋

  「食品の写真がとても美味しそうで、撮影のコツは?」とよく聞かれますし、メールでのお問い合わせも多くあります。

  特別な技術を使っているわけではありません。

  テクニックと言えば「一番美味しそうに見えるライティング」でしょうか?

  簡単な事です。

  1.ストロボを使わない。

  2.順光で撮影しない。

  注意すべきは、この2点だけです。

  当然、手ぶれ防止の策(三脚とか)は必須です。 





  これは一般によく見られるカメラ付属のストロボを使った撮影です。

  陰影も、質感も全て吹っ飛んでしまった、最悪の画像です。

  バウンズライトや、スクリーンを使った間接の補助光以外は食品の撮影にストロボは厳禁です。

  



  一般的に適当と思われている順光での撮影です。

  この画像ではトップライが少し入っていますので、少しはましですが、平面的な画像になってしまいます。





 

  この画像はどうでしょうか?

  前の2枚と比べて、質感が出ていると思いませんか?

  陰影がでるライティングになっています。

  シュークリームの影の位置に注目してください。

  手前に影が出ています。

  そうです、逆光での撮影です。

食品に限らず、物の質感を出すためには逆光での撮影が有効です。

  一般的には逆光で写真を撮ると、顔が真っ黒になってしまうイメージがありますが、記録写真(集合写真のような)以外順光は・・・・・。


詳しい撮影方法は後日に。