なぜだか分からないが、最近3回、人から私の肌のことでお褒めの言葉をもらった。
何を隠そう私は「すっぴんを通してきたけど・・・」で書いたように、乳液や化粧水やクリームすらも使わないすっぴん派。どうも、何か顔に付けると浮いたような嫌な感じがするので、男性は化粧もせずにいい肌をして生きているのだから・・・と一切何も使わないで過ごしてきた。只、先のブログでも書いたように、若いころに母に言われたのと、最近は唇の色が悪くなったしで、リップクリームと口紅だけは出かける時に使う。
そんな私が、驚いたことに、この1カ月に3回も「肌がきれい」と褒められてしまった!
1人目は、仕事上の話を終えたあとの外国人の男性から。「それにしても、君の肌はきれいだね」。ゴメンナサイ、私をドキドキさせるような感じの方からの発言ではなかったのですが、肌のことについての褒め言葉を聞くことが若い時はいざ知らず、この孫が4人もいる年齢になって聞く機会がなかったので、ちょっと耳を疑って、そのまま聞き流した。
2人目は、職場の同僚から。「きれいな輝くような肌をしているけれど、何を使っているの?」と帰り際にロッカーで聞かれた。「えっ?私は何も使ってないのよ。乳液や化粧水も使ってないの」「そうなの?だから逆にきれいなのかしら!?」
でも、昔夫婦で出た会合の集合写真で、女性の中で私の顔だけ光っていて、それを主人に言うと、「君が化粧をしないからじゃないの」と主人。「光ってるよね」と私が受けると、「光るのを避けるために、女性は化粧で抑えているんじゃないの?」と主人。夫婦で会合に出る時とかオフィシャルな式には、失礼になる(?)かと化粧をしたりする時もあったが、その時はうっかりしていかなかったらしい。友人の「輝くような」という表現で、この時の「光ってる」(てかっている?)を連想して思い出した。
同性の人からの言葉だから、ちょっと喜んでもいいかな?とは思ったが、きれいな同性の方からの言葉だったので、正直うれしかった。
3人目は、義母から。「あなたの肌はきれいねぇ。なんか頬も少し赤くて、艶々しているわね」と言われた。何で最近こんなに肌へのコメントをもらうのだろう???と思った。義母は昔わたしに「どうして、お化粧をしないの?少しくらいした方かいいのじゃない」と言ってきたことがあったので、驚いた。でも、評価が変わった訳だ。ここは、有難いと思うべきか。
正直、顔に異物を塗るのが嫌なのですっぴんを基本通しているだけなので、人様のご批判も称賛も特に気にはしていないが、3人にお褒めの言葉を立て続けに頂いてしまって、ちょっと続いたお褒めのコメントで、すっぴんが市民権を得た気持ちになった(笑)
周囲を見渡すと、女性は相変わらず化粧率90%以上? 皆 年齢を重ねてもつけまつ毛を付けたり、ファンデもしっかり。目をみはるほど頑張って??いる女性も多い。だから、そんな中で、私はまさに絶滅危惧種のような存在にも思えてくる。でも、有難くも、面とむかって非難されることもなく、いまだに仕事を続けさせてもらっている。
「忖度」という嫌な言葉が今年は流行ったが、私と同じように感じる女性がいれば、「化粧をしないで仕事なんてありえない」と社会に対して自分から忖度してしまうことなく、自分の好きにしてみればいいと思う。それで、批判がでれば、その時考えればいい。忖度して自分の行動を縮こまらせるのが一番つまらない生き方だと思う。すっぴんでも、化粧をしても、自分に自信をもって生きるのが大事なのだ。
顔のテカリがいけないと思うのは、そう思う人の文化で、私はテカリというなら「それも肌が健康な証」と考える。私は、皮膚を余計な物質で覆うと不健康な気がして堪らないので、「肌が健康で輝いている」と考えられる人間なのだ。たぶん、世界のどこかでは、きっと同じ考えの人がいるだろうとも思う。たまたま、そう考えないだろう人が日本の文化の中では多いだけだ。
*私のブログ内で人気の記事のランキングが出せる時がある。すると、前記の「すっぴんを通してきたけれど・・・」は、もう5年前の記事だけれど、結構読む人が多いようだ。化粧品で肌が荒れて困っている人の参考に、私のすっぴん話がなるといいのだけれど・・・