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民主主義を守りたいなら、今知るべきこと!

2017-09-29 23:39:03 | 日記

 

   唐突な衆議院の解散、小池百合子の希望の党立ち上げ。混迷を極める政局をみて感じたことを、今日は書いてみます。

   まず、安倍政権に関して、一体何をして、何を目指しているのかについて見極めるための復習からしてみよう。

    ・国民の生活に関する重要な事項を国民主権に反した強行採決した安保法制、共謀罪。

    法曹界の大半が異議を唱え、自民党自身が選んだ参考人までもが「安保法案は違憲」と判断したのを覚えていますか?このような判断がなされたにも拘らず立憲民主主義を無視した行為が安倍政権下で強行されました。seal's とか、広範な国民が抗議活動を続け、奥田くんが国会の公聴会で参考人意見をいったりしましたね(ココから)。奥田くんのこの参考人意見は15万近いアクセスがありますが、平和を愛する国民全員にみてほしい、大切なメッセージが込められていました。でも、彼の声は投票した後はしたい放題と思っている議員には届かなかったようです(今回の投票が大事だとういうことです!私たちの声を投票後もしっかり聞く議員を見定めること!!!)

    さらに、このあと、安保法案のみならず、共謀罪の成立に至ってはとても国会とは思えないようなお粗末な答弁の末にこれも強行採決されました。

    その国会での発言様子は、ココから見られますが、「金田勝年氏は元大蔵官僚であり、一橋大学を出たエリートである。彼は決して頭の悪い人間ではないはずなのに、『私の頭脳の問題で対応出来ない』まで自分を卑下した答弁をせざるを得なくなるほど、政府の立法がずさんで滅茶苦茶だった」と参考にしたサイトに書いてあったほどの法案であったことを絶対に忘れずに、しっかり思い出して下さい。

    ・次におきたのが、自分の考えと同じ教育者へ、巨額の資金援助をしたこと。有利に許可を進めた事実を指摘されたことについて。「忖度」の言葉が飛び交ったこの問題に対して「丁寧に説明する」と繰り返した安倍首相の答弁です。

     森友・加計問題で十分な説明責任を果たしたように言っていますが、そうでしたか?

     こんな答弁だったのですよ。

      玉木(民進)「えこひいきと、全省庁を挙げた隠蔽体質。この2つではないか。これまでと説明の丁寧さが変わらないな、というのが正直な印象です。総理が加計学園理事長と何度も食事やゴルフをしている中で、今年(2017年)1月20日(!)まで申請していたことを知らなかったという話。本当かなと思う。本当に1月20日になるまで理事長が特区で獣医学部を作りたいという意図を持っていたとも知らなかったのですか」

      安倍首相「それはその通りでございます」

     次の明昭恵夫人もコミットした森友問題の態度と考えあわせて、お友達の加計氏とは何回も会った事実があるのに、今年の1月20日までひと言もその(新設学部の)話をしたことがない」まったく純粋な友人関係だった!!!??? 国会で、うそ発見器を使ってもらってもいいと言質をとって、証明してもらいたかったです。     

    ・森友学園のことを思い出しましょう。これには、「産経新聞」の記事を読むのが相応しいかもしれません。

    産経新聞は、森友学園に寄付した個人や法人など60以上に取材を申し込み、うち19人から証言を得た。証言者の多くは平成27年春から秋にかけて寄付に応じていた。籠池氏は「27年9月5日に安倍昭恵首相夫人から100万円の寄付を受けた」と証言しており、この時期に集中的に寄付を募っていた公算が大きい。

   19人のほぼ全員が、森友学園の教育理念に共感したことを寄付の動機としてあげた。森友学園が、系列の幼稚園などで園児らに教育勅語や論語を暗唱させ、礼儀作法を重視していることをアピールしたことが奏功したとみられる。

         <産経新聞電子版ココより引用>

   「安倍晋三学園記念小学校」の名をつける可能性もあった小学校。いったいどんな教育をするかというと・・・系列の幼稚園の映像がたくさん報道で流れました。思い出しておきましょう。(ココからひとつ)

    森友学園の幼稚園では「大人の人たちは日本が他の国々に負けぬよう尖閣諸島 竹島 北方領土を守り、日本を悪者として扱っている中国 韓国が心改め、歴史教科書に噓を教えないようにお願いいたします。 安倍首相がんばれ、安保法制 国会通過 良かったです」と子供たちに口をそろえて言わせています。

    そして、教育勅語の暗唱!

    森友学園の幼稚園が大阪護国神社で「五箇条のご誓文」「教育勅語」「日の丸行進曲」「愛国行進曲」と明治時代から戦中のオンパレードのパフォーマンスしている動画がありますが、思い出してくれましたか?あなたは、ご自分のお子さんや孫が、戦前、戦中に戻ったこのような教育を強制される時代を望みますか?この幼稚園の小学校として作られた「瑞穂の園記念小学院」が、安倍晋三の名前を学校につけることを「今は(現職首相で)できない・・・」と断ったそうだが、昭恵夫人などは何度も足を運び父兄の前で挨拶もし、教育が素晴らしいと言っていたのも忘れないでください。

    今の自民党を誤解して甘くみてはいけません。強行採決に見られるように、暴走する怖い存在です。「北朝鮮の脅威」といいながら、そのさなかに平気で解散できる、無責任で、自分たちがいいと思えば何でもする党です。

    自民党が覆い隠している本質の姿が動画で見られます。ココも是非ご覧ください。必ず、最後まで見てください。小池さんと仲がよく希望の党に「日本のこころ」参加した中山恭子さんから始まります。元民進党の細野さんも終りの方に登場します。

    自民党の現政権の中心をなしている人たちが内部でどんな話をしているか。安倍首相がなかなかやめさせずに温存を試みた稲田大臣がどんな人物だったかもココの動画で復習できますが、戦後民主主義、国民主権、基本的人権、平和とかより、国のために命を捨てた特攻に日本人の素晴らしさを求め、日本がアメリカと対等な立場になれるよう軍備する権利をもつこと、国民が国家のために生きるよう教える教育、徴兵制復活などを目指しているようです。

    マスコミがもっとこの自民党の真実の姿を報道してくれたらと思うのですが、森友の時の映像を再放送してくれるのでもいいですよね。

    安倍首相について、祖父・岸信介の意志を継いでいると聞いたことはあると思います。岸信介についてはご存知ですか?若い人は知らないかもしれません。Wikiで見ると、「太平洋戦争開戦時の重要閣僚であったことから、A級戦犯被疑者として3年半拘留されたが、不起訴のまま無罪放免されたが、公職追放は免れなかった。だが、東西冷戦の影響による米国の方針変更により、公職追放が解除された(概略)」とあります。

    戦犯とみなされた人間が、戦後に首相になった国は日本以外にはないでしょう。岸信介は、拘留された経験の中から占領軍が日本に一方的に日本国憲法を押し付け、日本のこころをアメリカ流の民主主義で踏みにじったと苦々しく思い、アメリカからの独立を目指すようになったようです。その岸信介の亡霊が、大日本帝国憲法の復活、自国軍の強化、国旗・国歌強制で愛国心を創るという現政権に、そのまま引き継がれているのです。

    愛国心は、植えつけるものでしょうか?何か、北朝鮮ととても似ていて怖くなりませんか。

    岸の政界復帰が許容された背景には、東西冷戦で、アメリカが反共に重きを置くように政策転換がなされ、日本対応が変化したことが大きく影響したようだ。そうして、戦後民主主義が十分に国民の中に根付かないうちに、「戦争責任を感じて日本人の誇りを失うことはない」と大日本帝国に回帰することを願うような時代錯誤のゾンビのような勢力が生まれるのを許してしまった。

    菅官房長官が「教育勅語にも大切なメッセージがある」と言っているのをテレビでみました。<天皇制支配を確固たるものにする過程で国家神道とともに精神的支柱とされ、国家総動員法を経て軍国主義を推進するテコとなった国民主権に反する、明治天皇が「臣民」とされた国民に守るべき徳目を説いたのが教育勅語>をですよ。

    赤紙で戦争の現地で悲惨な戦争の実相に触れてしまった人たち、家族を戦争や原爆や空襲で失ったり、自分も傷づいたりして、「2度と戦争をおこしてはならない」と強く思った人たちがしっかりと社会の中に存在して手綱を引き締めてくれた、70余年。

    平和憲法のもとに日本は戦争を放棄しつつ、米国の「核の傘の下」に守られながらですが、戦後一心不乱に豊かさを求めて生きてきたように思います。世界のどこかで今も戦争が続いていることを思えば、この70余年の長い平和を日本が維持してきたことこそ誇りです。豊かさと引き換えに、失ってしまったものも確かにあるとは思いますが。

    それを、今の現政権は<戦前回帰で大日本帝国憲法、教育勅語、「日本のこころ」で取り戻そう>としているのですが、それはまったくの誤りです。それは、戦争で払った大きな犠牲に対する反省が微塵もない考え方です。戦争で失われた多くの尊い命や国民の受けた犠牲から学び、もう2度と同じ戦争を起こさない日本であろうとする意志が、自民党の今の政権にはまったくない!

   同じ過ちをもう1回繰り返すことになるという考えがない。福島原発事故から学ばず、再稼働を平気で進められるのも同じです。過去に学ぶ気持ちがまったくなく、自分たちの亡霊に取りつかれた考えで、猛進しているのです。

   70余年保たれてきた平和が、今 崩されようとしていること。今 国会やテレビでの発言、自民党内部の集会で発言されている言葉を集めてよくみれば、「日本がこれからも平和を維持できるのか、戦争の時代へ後戻りしていくのか、今 私たちは大事な歴史的転換点にいること」が、見えてくるはずです。いかがでしょうか。

   さて、ここからは、そのゾンビのような政権の暴走を止めようと、都知事に勝利した女性が勇敢に立ち上がった。「希望」を掲げて現れたこの女性について書かなければならないと思います。小泉元首相の示唆で、突如「原発ゼロ」を掲げたとも言われますが、私としては「原発ゼロ」を本気で実現してくれるのならいいと思います。ですが、どうやらよく見えない姿が見えてきたところのように思えます。

   ですので、公認候補の顔が見えてから、しっかり見極めて第2弾は書いてみたいと思います。とりあえず、「自民党が覆い隠している本質の姿が動画で見られます。ココも是非ご覧ください」と書いたところの動画を見て頂くと、その最初に出てくる「日本のこころ」代表だった中山恭子さんがでてきます。この方が、今希望の党には入っています。

  一方で、同じ動画で憲法の97条を削除している自民党を批判している細野さんも「希望の党」に入っています。そのことをどうぞ心に留めておいてください。

  また、「民進党を離党して参加する方々を全員受け入れる気はさらさらない」と発言したこと、踏み絵にするのは「安保法制」だとハッキリ次のように発言したことも・・・。「原発ゼロ」は踏み絵ではないのです。

  「リアルな安全保障が必要。北朝鮮の危機が迫る中でどうするのか。同じ方向性を持っていないと、党としての対応が揺れてはまずい」  憲法改正や、安保への考えは、どうも安倍政権と変わらないように感じられますが、どこが違う?違わない?しっかり見極めないとオオカミを2匹国会内に暴れさせて、日本が滅茶苦茶にされてしまうことにならないでしょうか。

  最後になりますが、大事なひとこと。

  Seal’s の奥田くんの公聴会でのメッセージを私は今回またこのブログを書くために見直しましたが、まさにこれからの日本の命運は、国民ひとりひとりの動きによると思います。「投票という行為」の後は政治家という専門家に政治を任すのではなく、もっと政治を自分たちの生活の日々の中でも考え、「政治を動かすのが国民である」と言える日本人に変わらないといけない。そうでないと、子供や孫に誇れる「安心して暮らせる平和な日本を残せない」と思いました。

  長くなりました。最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

   

   

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2 コメント

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Unknown (ブドリ)
2017-09-30 22:46:32
選挙後は自民・公明・希望の連立内閣ですよ。
今回、小池百合子が立候補しても、次に立候補しても、安倍の後の首相をするという密約もとれるのではないでしょうか。
小池百合子の排除と平然と口にする姿勢に人間としての冷たさを感じます。自分の邪魔になるものは切り捨てる独裁者の姿勢がはっきりと現れていて、希望のない党だとはっきりと見えます。
右を見ても左を見ても北朝鮮の脅威を煽ることと憲法改正。選択肢のなさに絶望ですね。
民進党は回答ではなく合流するものは離党させて、残った者で選挙を戦い、政党交付金が小池新党に流れないようにしてもらいたい。排除される候補者にはせめてそれぐらいの頭を使ってもらいたいですね。
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Unknown (felizmundo)
2017-10-01 00:43:16
>ブドリさん
  Seal’s の奥田くんの公聴会でのメッセージを私は今回また見直しましたが、まさにこれからの日本の命運は、国民ひとりひとりの動きによると思います。投票という行為で後は専門家に任すと言うのでなく、もっと政治を自分たちの生活の中で考え、政治家を動かすのが国民であることを示せる日本人に変わらないといけない。そう思いました。大事なこのメッセージを本文に加えておきます。
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