今、子供が欲しくても子供ができず、つらい思いをして不妊治療を続けている夫妻がいる一方で、子どもができても育てられない親もいます。
理由はいろいろのようですが、そんな両者を結ぶ里親制度。なかなか耳にしても、1歩を踏み出せない人がたくさんいると思います。
そんな方に少しでも、1歩を踏み出してもらおうと、千葉のそごうの地下ギャラリーでパネル展が明日から行われるようです。
今日、ちょっと寄ってみたら、1日早いのですが前の展示が終わって、明日の準備にパネルを貼り始めていて見ることができちゃいました。
主催は千葉市こども未来局こども未来部こども家庭支援課。
こんな名前の役所があるのかとびっくりしました。
子供の日が近いこともあって、鯉のぼりにいろいろな子供たちの絵が飾られていて、絵本のような展示や、資料パネルで、知らずに里親制度の知識が身につきます。親が病気の間だけ預かる里親とか、いろいろな制度も今はあるようです。夫婦でなくても、単身者でも里親にはなれるとか、日本の里親委託率が海外に比べて圧倒的に低いことなどもわかります。
自分の子供を育てるのすら大変な時代に、まして血のつながらない子供を育てるなんて・・・
そう考えるのも当然です。安易には考えられないことを、このパネル展示も示していました。
でも、1歩を踏み出す勇気もこどもたちのために必要かもしれません。
千葉そごうの地下通路のだれでもが通りぬけられる場所での展示です。
ちょっと千葉に用事のある方は、気軽に立ち寄ってみてください。
そして、この展示でも、学校の先生などの心無い里子への反応が見られ、胸が痛みました。
日本人って、こんなに他の人の立場への思いやりのない国民だったのでしょうか。
そんな人が増えないためにも、里親制度にしてもちゃんと知識を持ち合わせる必要があると思いました。
親の保護を得られないのは、こどもたちにはまったくまったく罪はないのですから。