朝の天体ショーの後は、夕方ひとりで頑張っている惑星・金星の姿をお届けします。
金星、めちゃくちゃ明るいです。宵の明星と呼ばれていますが、こんなに明るい星が夕方にず~~~~っと見えているのに、これまで気づいていないという方がいたら、是非 ちょっと夕方から夜にかけてちょっと思い出して、太陽が沈んだあとの西空を眺めて見て下さい。天気がよければ必ずや明るい金星の姿が目に飛び込んでくるはずです。内惑星なのに今日も沈む時間が21:41と、結構遅くまで沈まずにいます。
そして、今日は金星の南にこんな冬の星座たちが勢揃いしていました。
1番右の明るいのが金星。左の木の枝の上に明るく見えるのが冬の星座の中で1番明るいシリウス。木の右に3つの星が印象的なオリオン座。オリオン座の右にはおうし座のアルデバラン。オリオン座の右下に見えているのは、エリダヌス座の星のようです。
この他にもふたご座とか、ぎょしゃ座の星が見えていましたが、私がこの後に寄ったのは・・・
そうなんです。今日は1日暖かだったので、昨日はまだちらほらといった感じだったのに、こんなに満開になっていた桜の並木道でした。夜桜がきれいでした。といっても、誰も宴会もお花見をしている人もなく、ひっそり静かでした。
何だか、世界中で人々が距離を取って暮らしている今、感染を広げないためとはいえ、何とも寂しいですね。
そういえば、話題になっていた「100日後に死ぬワニ」の4コマ漫画は、今夜100日目が発表になり完結しましたね。私は最後の方でテレビで知ってから見始めたのですが、コロナウィルスでも「人の死」や「自分の死」を考える機会の多い時期にこの漫画が話題になったのは偶然の一致なのでしょうか。
桜の花を見ても、梢で鳴く鳥も、命あるものには終わりがある。でも、命に終わりがあるからこそ、世の中に生きている私たちは日々をよりよく、自分以外の命をも大切にして1日1日を過ごしていきたいものです。ずっと続くと錯覚しがちな当たり前に思える命も、生活も、平和も、空気も、水も、安全も、当たり前にあるとは限らない。大切なものはしっかり守っていかないと、失ってからでは取り返しがつかない大切なものばかりです。