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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

日本語はろう者の第2言語!? 手話通訳・鈴木隆子さん

2017-03-21 23:37:42 | 日記

  3月17日(金)の朝日新聞に手話通訳・鈴木隆子さんの話が載っていて、感銘を受けた。
  日本語が苦手なろう者が多いことに気づき、「テンダー手話・日本語教室」を始めた鈴木隆子さんのことを書いた記事だった。

  ろう者の方たちにとって、鈴木隆子さんは非常に大事な役割を果たしてくれる人だという。<ろう者たちが頼りにする「ラストホープ」>という表現で紹介されていた。

  私にとって、「ろう者」という言い方も、それに対する「聴者」という言い方も、耳馴染みがなかった。
  それだけ、無関心に生きてきてしまったということだろう。

  そして、鈴木さんは日本語教師の仕事をした後、手話を習い始め、ろう者の方たちの抱えている問題にいち早く気づき、運命に手繰り寄せられるように、ろう者のラストホープとしてまっすぐにその解決に向けて動いてきて、今その役目を見事に果たしている。

  記事には、「聴者に『日本語がヘン』とバカにされる悔しさ」をろう者から聞いて、「聴者が自然に日本語を身につけるのは、会話を聞いているから。ろう者は、会話を聞けない」と、ろう者のハンディーを理解。「ろう者は、この社会を生きるため、手話とは語彙も文法も違う日本語を勉強しているのだ」つまり、日本語を第2言語のように勉強して取得しているという事実に気づいて、日本語教師をした経験を活かして手話で日本語を教える教室を始めたことが書かれていた。

  その「日本語が第2言語」という発想が驚きだった。
  でも、実は誰でもが、本当にろう者の人の苦しみに寄りそったら、きっとそのことに簡単に気づけるはずのことだったとも思えた。
  
  もっと、鈴木さんのことを知りたくなって、調べてみた。
  すると、鈴木隆子さんの事が「感動ストーリーズ 思いやる心」5に載っているとわかり、amazonで注文。今日届き、今ちょうど読み終わった。

  「聞こえることが当たり前だとは思わず、もし自分がきこえなくなったらどんな時に不便を感じるかを考えれば、ろう者にとってのバリアが何か分かるのではないでしょうか。今は聞こえている私たちも、年を取れば耳が遠くなるのですから」
  とあった。義母も最近耳が遠くなってきている。話題に乗り損なっていることがある。その寂しい気持ちを考えた。
  
  「耳が聞こえないかどうかは、その人をひと目見ただけではわからないものだ。そのため、ろう者は誤解されることが多い」というのも、言われてみてなるほどと思った。

   高齢者に対しても同じだろう。興味がなくて黙っているのでなく、聞き返したりして邪魔しても~と諦めてしまって、孤独に感じていることもあるのではないかと思い当たった。傾聴ボランティアに義母は来てもらっているが、「傾聴」の大切さを再認識した。

   いろいろな人の声に「傾聴」できる社会が、誰にとっても住みよい笑顔のある社会になるのだろう。
   声をあげられない人には、鈴木さんのようにしっかり手を差し伸べて、その人が声をだせるようにし「傾聴」できる人間に私もなりたいと思った。

     
  
  
  

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「福島の食」を知ってください

2017-03-21 00:00:34 | 知ろう福島のこと

  ネットの宣伝の中に、政府の広報のがあって、<「福島の食」を知ってください >というのがありました。

   

  まずは、ココをクリックして30秒の宣伝動画を見てください(上の写真はクリックしても動画にはいきません)。
  先日もテレビで、福島の米は全袋検査、つまり集荷したものの1部の抜き取り検査でなく全ての袋を検査していることを伝えていました。

  政府の広報にも、いい広報はあるのだなぁ。

  福島の生産者の方の笑顔が素敵です!
  頑張れ、福島!!!
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