その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

『しょしぇすび』おぼえる^^;

2024-03-20 07:36:48 | 巡礼

ようやく初収穫でありますが…

お彼岸…婿殿の叔父が昨年亡くなり、気落ちして叔母まで先月入院してしまったようである。退院後の叔母を元気づけるために、さも、自分が作ったかのようにホウレンソウを一束お土産に袋詰めにして、「長生きするように、我が家の初物持ってきた。」と自慢気に語る『おやじぃ』である^^;
いつもなら、ご近所の洋菓子店で小洒落たお菓子を買い求めるのだけれど定休日…ならば、お茶飲み友達と会話が弾めばと「ザク菓子」を手土産に…案の定、退院後の叔母を気遣って、96歳を筆頭に、ご近所の『熟熟女』たちが4名ほど集まっておりましたよ。「お茶飲んでげぇ」という叔母に、『がってしない(気後れなどしない)おやじぃ』は、5人の『熟熟女』に囲まれて、一服、また一服と「お茶」して来ましたけれど^^; 彼女たちとは会話したことなどないのだけれど、我がお袋と同年代の彼女たちには『身元』がしっかりバレている。いくら60過ぎたとは言え、彼女たちからすれば『おやじぃ』もまだまだ『やろこ(男の子)』なのでありますよ。さすがに『しょしぇすび(恥ずかしがること)おぼえて』(人見知りをするような大人になること^^;)退散いたしましたとさ。「彼女~お茶しない?」「もう少し君が大人になってからね~!」なんてね(笑)
はて、長男『ポン太郎くん』が恐らく1月に蒔いたであろうホウレンソウが、間引きを兼ねてようやく収穫できるようになり、『おやじぃ』が慌てて「追い蒔き」を指示したのだけれど、2週間ほどしてようやく双葉がチョロチョロ…中々上手くいかないものでありますなぁ。むしろ、3月に入って雪が降り、トンネルで何とか暖気を確保しているものの、発芽適温15℃以上という条件が整わないようであります。待てど暮らせど「成長」の跡が見て取れない…欲をかいて、毎日見ているからそうなる?「浦島太郎」の場合は、白い煙で爺さんになったけれど、『熟熟女』たちだって、急にそうなった訳でもありますまい。気づけばそうなっていた…ジッと我慢して『時』を待つことにいたしましょう(笑)


はて?「蚕国宮」とは…

さて、観音さま巡りをしていて気づく「石塔」の数々…お蚕さんが上手く育つようにといった願いは感じ取ることはできる。福島県会津地方に「蚕養国神社(こがいくに)」という名の神社が存在するらしい。それ以外「蚕養国」という名の神社は存在しないようである。米沢藩上杉鷹山公は、殖産振興策として、京より機織り職人を呼び、その指導を受け現在の「米織(絹織物)」に至っているから、原料としての「お蚕さま」…そうなのよ、我が在所では「カイコガ」に「さま」が付くのである。我が家では飼ったことはないけれど、古民家の蚕部屋ではなく、「春蚕」の時期になると「床の間」で飼っていたというお宅もあるようだから、確かに「さま」扱いだったんだわなぁ(笑)
はてさて、ホウレンソウ栽培(軟弱モノ)は、回転数を上げなければ収益につながらない。せいぜいが家事消費用に作っていた程度なのだけれど、他人とは違ったことをやってみよう。(とは言え、栽培条件の良い宮城県産のホウレンソウが大量に入荷する時期のはずである。)こうして、他の産地や自分自身の技術力を見極めながら、挑戦は続くのよねぇ…。『しょしぇすびおぼえた』などと恥ずかしがってはいられないのである。時としては、先行する生産者の技術をちゃっかり「盗む」ことも必要である。アタタタタ、資金パーティの開催回転数を上げて、売上達成目標を割り振り、なりふり構わず『政治資金』というものをかき集めなければいけない。きっと、誰かが始めた「資金パーティ」というお手軽な技術を「盗んだ」のでありましょうけれどね…この場合、少しは『しょしぇがれ!(恥ずかしいと思え!)』てえんだ…お手軽、お手軽。そんなことばかりしているから、この国の技術力は衰退していくのだよ。彼らは『錬金宮』という名の石碑を祀っているに違いない(笑)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする