その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

強力助っ人

2019-05-31 06:50:30 | 転職

大汗かいて畝立てしていたのに^^;

『夢屋本田』の手直しも終了し、一発除草剤の散布…今年は適期に散布できたと自負しております。本格的に農業に参戦し、畑の作付面積を増やすにつれて、畝立て作業がかなり苦痛になって来ました。土寄せ作業が出来る中古の管理機はないかと探しておりましたが、専門的過ぎて中古市場には出回らないとのこと。規模拡大を図るには、節約農法だけでは身体を痛めますし、投資の判断も重要な要素であります。意を決して、親切な『丸ちゃん商会』から新たな管理機を購入しました。畝立て作業前に操作説明をしたいとのこと…事故防止のために素直に講習を受けましたが。な、何と新たな管理機は馬力があって人間の力いらず、10m程度の畝をあっという間に作ってしまいます。「俺たち、今まで何をやってきたんだろうね?」と大汗かいて畝立てに取り組んだ長男『ポン太郎君』に語りかけます。(畝立て作業を丸投げしたくせに^^;)


親父の代から使った散布機も…

動力散布機は燃料漏れし、散布量の調整機能が壊れている…「これで火が着いたら、カチカチ山だわなぁ^^;」なんて冗談を言いながら、使用薬剤や肥料に応じて手で量を調整しながら使っておりましたが、一度除草剤を大量散布してしまいまして…。


溝きり機も燃料もれ…キャブ不良で…etc.

今では乗用タイプが主流の溝切り機もスタンドが壊れ、一度エンジンを切ると冷めるまで掛からない^^; 中古機械を騙しだまし使って来ましたが、今回、一気に買い替え更新することにいたしました。中古ですけれど。
昨年『彦ちゃ』が農作業事故で離農いたしました。パイプハウスの譲り先を探している…近所の『ばあさん情報』を受け、思い切って譲って欲しいとお邪魔しました。(怪我をされて離農された方のお宅にお邪魔するのは非常に気が引けていたのですが…。)叔父と同級生の『彦ちゃ』は、処分費がばかにならないから、喜んで利用して欲しいとのこと。これで、念願のハウス栽培への道が見えて来ました。(作付が始まっておりますので、施設整備は秋以降となりますが)離農する方、そして新たに取り組む若者…通常であれば、今さら畑だなんてと否定されてしまうところですが、ベテランの『彦ちゃ』は、農場長の考え方(経営方針)に賛同してくれました。機械の強力助っ人、そして理解者…少々、明るい前途が見えて来た気がします。

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発見の喜び

2019-05-30 01:43:55 | 転職

「ほうれん草」の葉に黒い塊が着くと思ったら…

「ホウレンソウ」の植床には、もみ殻の薫炭を混ぜ込む。これもまた、亡き祖母の畑仕事の見よう見まねであります^^;
が、少量出荷のホウレンソウの葉裏に黒い塊が着く…薫炭の影響と思っておりましたが、ははは、画像の『でんでん虫』の排泄物だったのだと今さらながら気付きました。そう言えば、最近、葉っぱに穴が空いていた…これもまた、彼の仕業のようです。まぁ、さほど影響の出ない被害なので『でんでん無視』しておりますけれど^^;
連続の夏日、真夏日に反して、本日は、雨後のカラリとした天気で、「こんな時に作業を進めないでいつやるの?」くらいの陽気…お陰様でキュウリ圃場の準備が完了し、新規圃場の草刈と今まで以上に作業がはかどりました。
夕刻、定例ミーティングの後、『夢屋農場長』が趣味で行っている「フタモンアシナガバチ」の巣作り、子育ての継続観察…観察開始から既に30日めになりました。巣作りの単調な作業を連日カメラに収めておりますが、今回の自由研究のひとつの成果がありました。どうやら、嬢王蜂は子育て中に、幼虫を移動しているようである。こういったことは、既に好き者が観察・報告済みのこととは思いますが、機会があれば文献をあたってみたいと思います。(大発見だったりして^^;)
「良い大人が…」と思われるかも知れませんが、知らないことを知る。何かを発見する喜びは、農場長の至福の喜びであります。農業もまた然り…この魅力を伝えることができたならば、後継者不足の問題も解決するのでは…ナンテネ。超ご機嫌な一日でありましたとさ。

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支える人

2019-05-29 04:57:25 | 転職

キジ♂は育児に参加しないと言われますが…

「田植え2019」終了後、そろそろ一発除草剤の散布適期を窺っております。今年は欠株も少ないと喜んでおりましたが、2日もすると、その全容が明らかになってまいります。『夢屋農場長』が軽快に、そして、調子づいてあちこちレバーを操作した結果か?フロートに押し出された土で苗が埋もれた箇所がある。さらに深植えの傾向…その結果、水(土)中に沈んだ苗の列があり、見事に欠株同様の列が見え隠れしております。世話好きな『Yばあさん』は、「折角上手に植えたのだから手直ししろ。」と盛んに勧める。「ここはメイン通りで他人が見ていくから、夢屋の評判に傷が付く。」との言い分であります。「苗は入っているんだから…。」と反発しながらも、ドップリと水(土)の中では、さすがのイネも腐ってしまう。遂に「補植作業」確定であります^^;
疲れた身体で、田んぼの中を這いずり回るのはツライ…夕方、隣りの畑を眺めたら、同級生の『S子』がナスを植えているところ、組織を離れると何故か人恋しくて、一服しながら声を掛けた。「お父さん(夫)も確か今年退職だったよねぇ。弟のMはどうしてる?」Mとは若い頃、カラオケなど一緒したが、子どもの頃から持病があり、今は薬の影響か寝たきりの状況だという。母親も84歳となり家族の介護も大変な様子である。
さて、我が家の長男『ポン太郎君』は、ある時から言葉を発しなくなった。思春期特有の男の特徴と捉えておりましたが、どうやら原因は別のところにあると気付いたのは、後々のことであります。『農場長』は田んぼの補植、『キュウリ部長』は、植え込むキュウリの支えとなるネット張り作業…連日の肉体労働で疲れた様子を見た農場長は「今日は遅いとは言わないから、休み休みで良いから作業をしなさい。」とだけ伝え、ふた列も出来れば上等と思っておりました。が、期待を裏切って、10列ほどんどを夕方まで仕上げておりましたよ。
夕刻、慣例となった終業時ミーティング…反省と振り返り…反省とは、悪かった点を上げることではない。改善点に繋がる気付きを大切にすることが重要なのである。農場長の訓垂れに付き合いながら、ようやく最近、ひと言、ふた言、声を発するようになりました。「この3年間のキュウリ栽培の経験は決して無駄ではなかった。今日の作業内容を見ても腕を上げたことが現れている。」と農場長は素直に褒める。誰しも多かれ少なかれ、承認欲求はあるもの。FBの「いいね!」ではないが、ひとつひとつの行為に「いいね!」を付けてやりたい。『夢屋農場長』とて、そう長く、お前さんを支え続けられない年齢なのだから^^;

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改善そして前進

2019-05-28 06:17:47 | 転職

お手製の灌水設備…良くやったよ^^;

お百姓さんをやっていて悩まされること…作業が天候に左右されること。晴れの日が続けば雨(水)が欲しくなり、雨の日が続けば、畑に入れないと文句を言う。特にキュウリやナスを栽培すると水が大量に必要になります。初めて、キュウリの本格栽培に取り組んだとき、乗り気でない長男『ポン太郎君』に替わって、夜にバケツとジョウロで水をかけまくりました。(これが後々体調を崩す原因となるのでありますが^^;)
2年目は、『ポン太郎君』の自立を促し任せきり…結果、満足な防除機も無い状態で、炭そ病が発生し、出荷停止処分。3年目は、オッカーが突然目覚め、私財をなげうってキュウリ戦線参入…しかし、所詮は素人であります。曲がったキュウリのオンパレードで、たいした売上も上がらず投資倒れ。(元々、長男『ポン太郎君』の自立を目指した取り組みであり、手を出し過ぎである…とオヤジは内心面白くなかったのでありますが…遂に、オッカーも根を上げた^^;)
そして、今年、農場の救世主…『夢屋農場長』の就任であります。経験や知識をフル動員(変換したら「古動員」となった…これもまた正解か^^;)し、農場経営の改革に当たっております。肥料(元肥)の問題点、風対策(防風ネット設置)…そして、最大のネックと考えていた「水」の問題。水道水(井戸水)でチマチマやっていたら日が暮れる。揚水ポンプで近くの用水から水を汲み上げ、自然落下でマルチ内に水を送り込む。(水利権が無いので、汲み上げるのは問題あり…が、自身の田んぼへの水を揚げているので許してね^^;)と、昨年までの課題を次々と解決していく『夢屋農場長』であります。(エヘン!灌水用の塩ビ管は昨年オッカーが作ったらしい…エラい!
さて、後はキュウリの苗を待つだけであります。知識を与えたものの、作業はほとんど長男『ポン太郎兼キュウリ部長』に行わせております。夕刻、ビールを片手にキュウリの支柱を眺めながらのミーティング…「独りでよくやったなぁ。」と素直に褒めてあげると、『キュウリ部長』もまんざらではなさそうであります。農場長は、明日も農場の改善に向け、知識を『古動員』するのでありましたとさ^^;

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節約術

2019-05-27 06:38:49 | 転職

『オジSUN』から、ハーブティーのご案内^^;

田植え作業の翌日(日曜日)に、『オジSUN』は重い身体を引き摺って、田んぼの水見…深水、浅水、ほんの少しの水位を調整しております。(イネの苗は丈夫で、葉の一部が水面に出ていれば腐ることはありません。)根の活着と水位を確認しながら、『一発処理除草剤』の散布タイミングを図っております。
注意して見ると、欠株が気になり始めますが、二、三日は身体を休めたい。見て見ぬふりをしますが、手の届くところは、やはり「差し苗」をしてしまう『お百姓さんの性』であります^^;
さて、集落の自治会長『たけちゃん』から電話があり、集落の花壇を耕うんして欲しいとのこと。『たけちゃん』のトラクターはドック入り…『夢屋農場長』の保有する小型のトラクター『クワジマン』に白羽の矢が立ったようであります。「まだ、代掻きローターを交換してないのよねぇ^^;明日、自分でやってみようと思っているところだけど。」そんな曖昧な返事をしていたら、『たけちゃん』は工具を持って来てやって来た。初めての交換作業で、少々自信がなかっただけに心強い味方です^^; イセキの担当者に聞きかじりの情報を伝えながら、二人で交換できました。1回の出張料が9,000円…代掻きローターの交換作業で延べ2回(1万8千円也)、小さな耕作面積では、委託作業代金とほぼ同額であり、この費用を削減するのが春の課題のひとつでしたが、何とか解決できましたよ。
昨日、畦道に咲いた「ジャーマンカモミール」…お隣りの『大龍さん』の畑でコンパニオンプランツとして植えられていた花の種子がこぼれ咲いているもの…これハーブティーの素材で売れないかなぁ?早速、陰干しで挑戦中!家族の評価(生花茶)は、「香りは良いが、飲んだ後の後味が…。」と今ひとつの反応!しかし、『オジSUN』はくじけない。カモミールの効能書きを添えて、スーパーに出品してみよう。スペアミントの若芽も「ミント水」を提案してみよう…畑の厄介者をお金に替える。農場長の節約術と錬金術は、どこまでも貪欲であります^^;

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お百姓さんの性

2019-05-26 02:19:32 | 転職

「ジャーマンカモミール」たまにはハーブティーを…

おそらく30年間は稼働しているであろう田植機『正やん』の気まぐれは、本日も健在^^;
リフト機能の接地が摩耗によって不具合を起こしているようであります。約10年で交換部品はありませんので、こんな時は、頭をナデナデしてご機嫌伺いをしてから、スイッチレバーをグリぐりグリ…ようやくコツが飲み込めて来ました。コツが飲み込めたと思った瞬間に、田植えが終わってしまう。『夢屋本田』の規模は20a…あっと言う間の作業なんですけれど、農場長は慎重で、のろま…むしろ、のんびり楽しんでおりますよ。最終日は長男『ポン太郎君』も乗車、来年に向けた訓練も積ませております。疲れとイライラで冷静な判断が出来なくなっている。そう感じた農場長は、午後の部を一機に前倒しして、昼食と『さなぶり』を兼ねてスーパー銭湯で疲れを癒すことを提案…社員の福利厚生費は社長持ちでありますよ。
お隣りの『善助さん』ちの田んぼでは、父子で「補植」をやっている。12haの経営規模での手直し作業は、結構腰に来る…どれほどの生産量増につながるかは不明ですが、これも『お百姓さんの性(さが)』であります。畑作中心の経営を目指す『夢屋農園』では、極力補植は行わない予定…機械や圃場の不具合で、大きな欠株箇所でもなければ、田んぼには入らない主義であります。と言うのも、この時期、田んぼの中に入ると、欠株が目について、植えたくなってしまうんです。(これもまた、子どもの頃から染み付いた性でありますよ。)我が親父は、小苗で植え付け、分茎数で勝負するタイプでした。農場長もその考え方を踏襲して来ましたが、欠株が気になる…今年は、大(多)苗にしてみました。さてどうなるか?
「お米のお百姓さんでさあ、植えてしまうともう獲れたも同然と思ってしまうんだよねぇ^^;」大きな自然災害でもない限りは、ある一定の生産量が保証されている。価格も安値ではありますが安定している。基幹作物からは外せないよなぁ…そんな話を車の中で『ポン太郎君』に話しながら、農場長の顔も、無事故と秋の収穫の期待に安堵しているところでありましたとさ。

『さなぶり』…不確かですが、私は『早苗振る舞い』と思い込んでおります。昔から、田植えが終わると、手伝い衆も含めて、ご馳走が振舞われる。重労働からの安堵と秋への期待でありますわなぁ…しかし、従業員のお昼の注文が「冷やしごぼ天そば」とは遠慮深い。農場長は、従業員の運転代行を期待して、しっかりご褒美の生ビールを頂きました^^;

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お疲れモード

2019-05-25 08:52:05 | 転職

『夢屋本田』に猛獣の痕跡が…

田植え作業も三日目…何をトロトロやっているの?大規模農家の方には笑われてしまいそうな面積を、ロートル田植機『正やん』と悪戦苦闘しております(笑)
油圧の問題も少しずつ進めれば何とかなる…が、午後から『正やん』の動きが変である。人間ならば「ここを終わらせれば、一杯やろうよ^^;」と奮起を促すところでありますが、彼は酒を飲まない。ガソリン切れかい?くわえ煙草で燃料キャップを開けようとするオヤジ…危ないあぶない。疲れているのは『正やん』ではなく『夢屋農場長』の方かも知れない。農作業事故…通常では考えられないような行動を取る。「おバカだねぇ。」と口に出しそうでありますが、疲れが正常な判断を誤らせているのかも知れません。
さあ、あと半日…昨日のミーティングでは、長男『ポン太郎君』と別々に作業を進める予定でしたが、今日だけは、一緒に作業することにした土曜日の朝であります。

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あうんの呼吸

2019-05-24 02:23:50 | 転職

『夢屋本田』は、貴方の遊び場ではありません!

苗の供給をお願いしている『清二さん』宅でも、ようやく田植えが終わったようであります。春作業の疲れがピークに達している時には、「そろそろ、私も田植えをしたいので…。」と声を掛けることさえも憚られる。しかしなぁ、苗が無ければ田植えも出来ないし(当たり前^^;)そろそろ終わった頃と昨夜電話を掛けると、やはり今日終わったとの返事…さっそく苗の供給をお願いしました。
「今年からは『お勤め』に追われることなく、半日程度ずつゆっくり植えることにするよ。」とオッカーに宣言すると、「そうした方が良いよ。」と返事が返ってきた。時間に追われ、上手くいかない田植え作業のイライラ感が、知らず知らずの内にも、オッカーに伝わっていたのかも知れません。(オッカーの手伝いはありませんけれどね^^;)
ご近所のスーパーに、少量のアスパラやほうれん草を出品して、11時作業開始。3時間も掛ければ、今日の分は終わるでしょう…。


二枚目…アタシの事じゃない。田んぼの数え方^^;

いつもの年は、行ったり来たりと悪戦苦闘…それに加えて、ご老体『正やん』は気まぐれで言うことなど聞いてくれませんが、今年はリフトのコツをつかんだので、無駄なイラつきはありません。速度は低速走行…8条植えの大型戦車で泥田を攻める大規模農家から見たら、のろまなカメの歩行でありますが、結果、曲がりもなく、欠株も少ないお上手なお手並み…時間もそんなに変わらないんじゃないかなぁ。(手直しの箇所が少ないと、後の時間も節約できる。)ロートルには『老とる』の生き方(行き方)がある。ようやく『正やん』との呼吸も合って来たようでありますなぁ^^;

デジカメ撮影をさせられている長男『ポン太郎君』こそ、いい迷惑!それでも、加工用のナス苗100本完植であります。目出度し、めでたしの一日め^^;

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いよいよ田植え

2019-05-23 03:09:25 | 新規就農

1年で1日半しか稼働しない中古の田植機

「一年を十日で暮らすいい男」…江戸時代の相撲興行を詠んだ川柳でありますが、我が家の田植機は「一日半」…『さなえちゃん』は、我が家では小さな田んぼを一列植えただけ…二条植えは、苗が歩行路に寄ってしまって、私には扱えない。(他所様の田んぼでは、植え残し部分を補完して活躍したことがありますけれど^^;)
『正やん』に至っては、我が家に来てからでさえ既に9年め、30年選手ではないでしょうか。こんな規模の田んぼですから機械の買い替えなんてあり得ない。昨年から昇降スイッチの摩耗でリフトが上下せず、イライラが募って田んぼで大声を張り上げておりましたけれど。(他所様は既に田植えを終えておりますので、少々吠えても誰もおりません^^;)今年は、一週間も前から外に出して日光浴…そして、ナデナデ。(結構、中古機械のご機嫌伺いには、ナデナデが効くんです。)昇降スイッチの摩耗なら、ちょっとした操作加減で動くのではなんて、連日慣らし運転をしておりましたが、「この場所なら入るかも?」という何の確証もない勘で、最も小さな田んぼ1枚に突撃!悪戦苦闘している内に、エンジンを吹かせば上がることが判明(油圧オイルの問題では無いとの昨年の結論でしたが…。)『正やん』もお年を召されて、パワーが無くなって来たのよねぇ^^; 少々、ガソリンは消費しますが、これで今年も何とか乗り切れるでしょう。(と、何の根拠もない状況で田植えを行うのであります。)
勤めていた時は、『夢屋本田』を一日で終わらせなければならない。そんな制約から雑な植え方になっておりましたが、今年から365日、年次有給休暇取得中の身でありますので、『夢屋田』に半日、『夢屋本田』に半日と半日…都合、3日間掛けてのんびり田植えをしようかと思っております。というか、畑作を中心にがんばろうと思っておりますので、そろそろ、苗の植え付けや日々の少量出荷が気になるんです。イライラしながら手直しするよりよろしいかななんて考えましてね。さて、本日は『夢屋田』の植え付け…茄子の植床造りを長男『ポン太郎君』に丸投げし、農場長は、春の田んぼをスイスイと走るのであります。(お願い!『正やん』のご機嫌が治っていることをお祈りしてね^^;)

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ゲリラ戦

2019-05-22 04:33:45 | 転職

お隣りは大型機…アタシャ手作業ですが^^;

昨夜からの雨…畑はぬかるんで入れない。こんな時は、田んぼで水調整…折角だから、畦畔の壊れた箇所を手作業で直しておきますか。雨合羽を着ながら手で畦を塗り直しております^^;
昨夜のバトルは親子ですからねぇ…長男『ポン太郎君』はショックだったようですが、今朝は趣味的に手作業を続ける『夢屋農場長』の知らないところで、自主的に早起きしていたようです。
さて、雨で動きが取れないならば、銀行や役所への手続きをするに限る。『新規就農支援事業』に関して、手続きの詳細を確認しに役所で相談しましたが、何故か話がかみ合わない。
「現在の作付は50アール…今後、水田を求めるご予定は?」(担当女史)
「あのね、今時大型機械を購入して、水稲経営して借入金返済の目処が立つと思う?」と返す私。
「ならば、ぶどうとか果樹を始められるんですか?」…基本、高畠町のモデルケースとして示されている水田や果樹を主体とした経営形態しか頭には無いようであります。(百姓やったことないもの当然だよねぇ^^;)
ならば『新規就農準備金』は…「5年後には、所得で200万円の経営を目指した経営計画が必要になります。さらに、各界の方に計画書を審査していただき、申請が適切なものかを判断していただくことになります。新規就農で、選択作物に迷われているようでしたら、農業改良普及所の先生に相談されるのもひとつかと…。」(担当男子)
「失礼な物言いになりますが、私、農業改良普及員の資格はありますけれど…それに、何の勝算もなく、職を早期に辞して、息子と農業に取り組もうなんて思っておりませんが…。」と返す私…ちょっと失礼だったかな^^;
農業を生業として自立するためには、経営の基幹となる作物は必要である。しかし、彼らには、1,000万円以上の売上を上げて、収支で200万円を残す経営しか思い浮かばないのであろうか?この1ヶ月で、僅かではあるが経費いらずの所得を上げている。系統出荷で売上を伸ばしても、喜ぶのは農協であり、農家の手元にはほとんどお金が残らない実情がお分かりになっていないようである。今の経営形態では年間所得200万円を残すには相当の離れ業…けれども、大規模化していく農産業の隙間を狙ったゲリラ戦。私どもの経営はアイディア勝負なのですがねぇ^^;

追記)「ゲリラ戦」単独で最終勝利を得た実例はないという。ゲリラ戦成功のためには、地域住民の支持、侵略者への憎悪、活動に有利な地理的、風土的、社会的条件が必要と言われている。封鎖的な国策の下では、決して支持を得て、審査には通らないだろうねぇ。

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