シリーズ第八作
下がり眉 すぐ情けなさそうな表情になっていた澪は様々な試練を受け強くなり 人としても料理人としても成長し続けている
指の怪我 一時的にせよ嗅覚を失ったり
大切な人達の死
想い想われた相手との別離
若い娘には 心が千切れそうなほど苦しいことが 続いたのだ
それでも澪はくじけない
力持つ料理屋の妨害工作
女の料理人である澪を潰そうとする嫌がらせの 悪巧みの数々
作中に出てくる料理も 心打ち 付録のレシピも思わず作ってみたくなる 本の薄さに反比例した充実した一冊
次巻では環境も変わり 澪の更なる料理人としての飛躍が見られそうです
亡くなった又次を偲びつつ 澪に心寄せる医師・源斉の仲立ちによる 料理人と遊女としての澪と野江の再会
やっと話せた芳と息子
芳の新しい人生
長家で澪の良き隣人だった一家の引っ越し
人は生き続けることで また笑うことができる
澪を見ていると そんなに頑張らなくてもいいんだよーと声をかけてあげたくなります
高田郁さんの他の作品についてです↓
高田郁著「想い雲 みをつくし料理帖」 ハルキ文庫
http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/d/20100320
高田郁著「今朝の春 みをつくし料理帖」 ハルキ文庫
http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/d/20100923
高田郁著「小夜しぐれ みをつくし料理帖」ハルキ文庫
http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/d/20110324
高田郁著「心星ひとつ みをつくし料理帖」ハルキ文庫
http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/d/20111024
高田郁著「みをつくし料理帖 夏天の虹」 ハルキ文庫
http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/d/20120321
高田郁著「みをつくし献立帖」ハルキ文庫
http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/d/20120524
「みをつくし料理帖」９月２２日 土曜日放送