Where there's a will, there's a way.

Yukiの英語学習、読書記録、日常を書いたブログです。

漢字の動物苑

2023-05-31 13:20:51 | 本-言語関連
図書館から借りた『漢字の動物苑』を読了。
まえがきに広辞苑の意味やイラストをお借りしたことが書かれていますが、出版元を見るとやはり岩波さんでした。それにしても表紙の様々な生き物のイラストは綺麗ですね。
本書では季節ごとの生き物を紹介し、それぞれの漢字の由来なども書かれています。各生き物が2ページ~3ページに纏められていますので、隙間時間にもぴったり。生き物によっては金文や甲骨文が挙げられていますし、故白川静氏の『字統』など、漢字辞典と併読するとさらに分かりやすいです。
それぞれの生き物に漢字があるってことは、古代から人は生き物と深い関わりがあったのですね。駅近くのマンションに住んでいるからか最近では虫すらあまり見かけなくなり、せめて駅前広場にいる鳩や散歩している犬くらい。それでも今でも生き物っていろいろいるものですね。





ところで、「らくらくホン」の製造元が破産したそうですね。実は老人ホームに住む76歳の伯父がらくらくホンを使っているもので、他人事に思えないのです。一時彼のスマホを預かったことがあったのですが、タップ操作の重たいこと。おそらく誤作動防止からなのでしょうが、普段は一般的なスマホを使っているので使いにくいです。母も以前は「シンプルスマホ」を使っていましたが、今ではGoogleから出ているpixelシリーズを使っています。でも私のスマホと同じメーカーなのでこちらとしては教えやすいし、字の大きさは変えられますし、メニューもシンプルデザインに変更できますから、それなりに使いこなしています。シニア向けのスマホの需要ってあるような、ないような…。

せめてトイレの中くらいはゆっくりしたいです

2023-05-29 14:24:25 | 日記・エッセイ・コラム
今朝の「日経電子版」で、「広告に便利な所、それはトイレ 1万6000個室で情報流す」という記事がありました。トイレの個室の中で電子看板やトイレットペーパーで広告を流すというもの。売り上げにも貢献しているそうです。
しかし、トイレにまで広告なんて…。パソコンやスマホはもちろん、駅や道路、商業施設にも広告がたくさん流れていますし、最近では液晶モニターを設置する電車もありますよね。
そんな情報に溢れる中、ホッと一息できるのはトイレの個室くらい。中にはトイレにまでスマホを持ち込んでゲームやネットサーフィンなどをする人もいるそうですが、私はそんな疲れるようなことはしません。会社に勤めていた時は便器に腰掛けて目をつむり、束の間の休息に充てていました。
私たちの周りには頭に入らないくらいの情報がいっぱい。それを1日じゅう見たり聞いたりでは頭も精神も休まりません。せめてトイレくらいはそんな状態から抜け出し、ゆっくりしたいものです。

「歩きスマホ」をしてもいいことはない

2023-05-28 13:12:32 | 日記・エッセイ・コラム
昨日の午後、母と自宅近くのスーパーへ買い物に行きました。その途中、白か金髪に近い髪色をしたギャルママ風の女性を見かけたのですが、ベビーカーを押しながらずっと「歩きスマホ」をしていたのです。「あんな危険な行為をして子どもがかわいそう」などとイライラし、買い物中もずっと悶々としていました。母にそのことを話すと、「そんな人にいいことはないわよ」と軽く返事をされました。それでも気分が晴れず、精神的に疲れてしまいました。
そして今日の午前中は自宅から歩いて10分くらいの激安スーパーまで買い物。明日からしばらく天気が悪くなるというので、どうしても買っておきたいものがあったのです。日曜日ということもありスーパーの中は混んでいましたが、反対に行き帰りの道はすいていました。前の記事でも書きましたが、駅前のスーパーよりも駅から少し離れた激安スーパーまでちょっと歩く方が気分転換になり、ストレス発散にもなるのです。
買い物を済ませ、自宅マンションのエレベーターへ。2階(マンションには1階と2階の両方に入り口があるのです)で待っていて、エレベーターが上階から来ると、年配の男性と若い男性の2人が降りました。その若い男性はずっとスマホを見つめたままでしたが、1階に降りるつもりが間違えて2階に降りたらしく急に引き返してきたのです。私は心の中で「そんなところでスマホを弄るから悪いのよ」と思いました。やはり「ながらスマホ」は良くないですし、母の言ったとおりいいことは起きませんね。そのことに納得し、少しは気分が晴れました。
以前にも取り上げたと思いますが、『イライラしたときに冷静になる方法』にこう書いてあります。

「神さまが見ている。悪い事をしてこのまま済まされるわけがない」
(中略)
実際に、世の中の流れを見ていると、人に迷惑をかけたり、悲しませたりすることが多い人は、一時的に成功したとしても、長続きしていないようです。

ホント、そう思わないと精神的にも参ってしまいますし、他人の行為でイライラするなんて時間の無駄です。こっちはこっちでもっと楽しいことに時間を使いたいものですね。それに注意したことで相手から危害を加えられるかもしれませんし、どうしても何とかしたければ警察などを呼んだほうがいいかもしれません。
さんざん「歩きスマホは危険」と言われているのにもかかわらず、「スマホ中毒」になってやめられない人が多いのは事実。警察もそういう人を見かけたら取り締まればいいのに…。携帯会社もスマホメーカーも何か対策をしてほしいです。それよりもアプリを作る側ができるだけ長時間使ってもらおうと巧妙に仕掛けをしているからしかたないかもしれませんが。スマホを使わない時間を意図的に作るとかスマホ以外のことに趣味を持つなど、少しでもスマホから距離を置くことが大切なのではと思います。




ストレス脳

2023-05-26 13:34:27 | 本-その他
図書館から借りた『ストレス脳』を読了。
著者はベストセラー『スマホ脳』でおなじみのアンデシュ・ハンセン氏。内容がこれまでの著書と被るところもちょっとありますが、人がストレスになる仕組みがよく分かり、なかなかの良書でした。ホント、新書であの内容はかなり濃くて、倍の値段でも売れそうな気がします…。
ここ数年の大きなストレスといえばやはりコロナの影響は強かったと思います。比較的私は1人でいることが多く楽なことが多いのですが、それでも漢検の研修会など、リアルのイベントがどんどん中止になったのは寂しかったです。特にどこにも自由に遊びに行けなかった子どもたちはもっとストレスが酷いかと。オンラインでも会話はできますが、リアルでの対面とは空気が違いますね。
著者のいままでの本でも述べられているとおり、運動は体にだけでなく心にも大切だといいます。しかも運動の種類は関係なく、少し歩くだけでも効果があるとか。たしかに自宅からすぐのスーパーへ行くよりも、ちょっと離れた激安スーパーまで歩いて行く方が気持ちいいんですよね。
不安や精神的な病気のこともよく理解できました。何万年の世界の間で、生きるためにそういう感情は必要なものだったのですね。私は精神障害に悩まされていますが、精神を病むのは決して特別なことでない、自分のせいではないと改めて知り、少しは安心しました。





ところで新しいパソコンを使い始めてもうすぐ1週間。Webを見ていてもページの切り替えが早いのでストレスを感じません。というより、約6年半使ってきた古いパソコンが重たかったのだと思います。キーボードも打ちやすいし、買い替えて良かったです。ただ、シャットダウンする際に、今までの習慣から左下をクリックしそうになるのです。Windows11の場合、デフォルトだとタスクバーの真ん中あたりにスタートボタンがあるのですが、これだけはなかなか慣れませんね。

新しいノートパソコン

2023-05-21 16:43:24 | デジタル・インターネット
19日(金曜日)、新しいノートパソコンが届きました。パソコンの買い替えは約6年半ぶりです。
古いパソコンは白ですが、今回は初めて黒に。本当は白とかブルーが良かったのですが、残念ながら黒しか選べなかったのです。自分で性能などが選べるカスタムモデルを選んだのですが、1週間くらいで届いたのは早かったです。
この記事は新しいノートパソコンで打っています。画面が綺麗だし、サクサク動くし、やっぱり新しいのは違います。
初期設定は思っていたより早く終わり、ついでに「ウイルスバスター」とかofficeのソフト、プリンターのドライバーのインストールなども終わらせてしまいました。chromeをインストールしたら自動的にブックマークがインポートされてびっくり。サイトのパスワードまで移っていました。ちょっとセキュリティ面で心配ですが、便利ですよね。残りはOutlookのアドレス帳をインポートするくらいです。
20年くらい前はネット接続とかメールソフトの設定などで細々した設定とか入力などがあって、面倒で難しかった記憶があります。ですが、その分だけパソコンやインターネットの仕組みなどの知識が多少は身についたかと思います。誰でも使えるような簡単な操作も捨てがたいですが、どちらがいいのでしょうね?
OSは最新の「Windows11」。「10」とは画面や操作が多少異なるので、慣れるのにしばらくかかりそう。定期購読している「日経PC21」の本誌や別冊付録を参考に、少しでもスムーズで便利に使えるようになりたいです。

ヒトラーの秘密図書館

2023-05-14 14:27:15 | 本-その他
図書館から借りた『ヒトラーの秘密図書館』を読了。
別にヒトラーの性格や行動などが好きではないのですが、怖い物見たさに読みたくなりました。実際は全く怖くありませんでしたが…。
ヒトラーがなぜユダヤ人を嫌いになったのかは本が影響したのですね。彼が読んできた本についてだけでなく、彼の半生も描かれています。生前は毎晩1冊は本を読んでいたそうで、相当な読書家だったようですね。登場人物が多く読むのに大変でしたが、なかなか面白い1冊でした。やはり蔵書本がその人を表すみたいですね。
いつかはヒトラーが書いた『わが闘争』を読んでみようかなと思います。本書にもその本に触れていて、スペリングミスが多く、相当手直しされたみたいです。ただ、上下巻あってかなり集中力が必要そう…。




人と違うユニークさ

2023-05-10 14:29:00 | 日記・エッセイ・コラム
図書館から借りてきた「プレジデント」2023年5月5日号。そこにはこんな文が載っていました。

私がそのころ思っていたのは、いじめでも動物でも、自分が弱くなって打ちひしがれていると、相手は追いかけてくる。でも、立ち向かうと相手は危ないと思って逃げるんです。少数派であることを「ユニークさ」ととらえることで「あなたたちにはないものを私は持っている」という自信になります。

宇宙飛行士向井千秋さんの言葉です。彼女が小学生の時、父親から買ってもらった緑色のランドセルをしょっていたそうです。当時で緑色のランドセルとはビックリですが、いつしか彼女にとって宝物になったとか。
特に日本人は「人とは違う=おかしい」と捉えがちで、ネガティブに考えてしまいます。だから「同調圧力」が非常に強いと思います。でも、全く同じ人ってどこにもいないわけで、どこかしらユニークな部分があるのでは? 他人には持っていない能力や趣味、特技などにもっと自信を持っていいのではと思います。
私は10年前に漢検準1級に合格し、現在1級の勉強をしているところです。当然そういう人は周りにはおらず、「漢検1級の勉強をして何の役に立つの?」と言われそうです。でも漢字の勉強は好きですし、ずっと続けていきたい。他人が持っていないから云々ではないのです。
学校では協調性ばかりが求められていて、もう少し一人一人の個性を伸ばしてあげる教育もしてはどうかと思うのですが、難しいですね。


コロナが「5類」に移行して

2023-05-08 13:53:06 | 日記・エッセイ・コラム
GW明けの今日、新型コロナがインフルエンザと同じ「5類」に移行しました。コロナにはワクチンがあっても治療薬がないわけですし少々心配ですが、少しずつコロナ前に近づいています。
スマホに送られてきたユニクロのDMにこんなことが書かれていましたので、抜粋します。

息苦しかった日々に
ようやくひと区切りがついて、日常が戻ってきています。
(中略)

集まったり。食べたり飲んだり。大声で笑い合ったり。
みんなで旅行したり。ただ大きく息を吸ったり。

ガマンしてきたこと。少しずつ取り返していきましょう。
新しい服を着て。
カメラロールに、マスクじゃない写真が増えていく。

ホント、この3年間はコロナに翻弄され、窮屈でした。外出の自粛、息苦しいマスクを半強制で着けさせられ、お互いに笑い合えない。私も特に最初の1年は物凄くストレスを抱えて、体調不良で会社まで辞めました。これからは病院以外は基本的にマスクなしで過ごせるし、楽になるかもしれません。
大人よりも子どもたちの方が、コロナの影響をもろに受けたと思います。部活も運動会も文化祭も中止。お昼休みは「黙食」。カラオケで歌ったりするなど、友達とわいわい遊ぶことも少なかったでしょう。マスクが緩和された今でも「恥ずかしい」と「脱マスク」を拒む子も多いそうですね。子ども時代の経験は将来の人生に大きく影響を与える1つですし、子ども時代でしかできない経験が制限されてかわいそうです。
「漢検ブラザーズ」も他人事ではありませんでした。姪は高校生活をまるまるコロナにどっぷり浸かっていたし、おそらく卒業アルバムは殆どマスク姿でしょう。甥もオンライン授業が続き、海外への修学旅行が中止に。これからは残りの学校生活を存分に楽しんでほしいです。

忘れる読書

2023-05-07 14:35:37 | 本-その他
図書館から借りた『忘れる読書』を読了。
著者なりの本の読み方について解説。各章には取り上げられた本が纏まって紹介されていて、非常に分かりやすいです。「目次は読まない」など、ちょっと意見の分かれる部分もありますが、「著者=私」ではないし、そこら辺はしかたないかと。
本を読んで考えることが大切いうような内容が書かれており、ただ乱読するだけではダメなのですね。何でもかんでもスマホで調べてしまう傾向がありますが、考えることを止めてしまうとどんどん呆けてきそうです。
著者の落合陽一氏はてっきり私と同年代あるいはもっと上の世代かと思っていたら、一回り若い30代後半。その世代には珍しく本をがっつり読んでいる印象を受けました。



ところで、久しぶりに近くのカフェで読書してきました。コーヒー代など費用が痛いですが、集中できるしそれなりに元が取れてしまいます。あまりにも読書に没頭してしまい、本書を読み終わった後に店内の時計を見て、「あれ、もうこんな時間なの?」とやや慌てました。
纏まった時間がなかなか取れなくても、病院での待ち時間などちょっとした時間でも案外読書タイムは作れるもの。最近では本を持ち歩く人がめっきり減り、あちこち「スマホ、スマホ、スマホ…」だらけですが、本もなかなかいいですよ。

書肆アクセスという本屋があった

2023-05-05 13:28:48 | 本-その他
図書館から借りた『書肆アクセスという本屋があった』を読了。
私はこの本屋さんを知らなかったのですが、一部の本好きの方にとってはよく知られた本屋さんだったようです。大型書店ではまず置かないようなごく小規模な出版社の本が所狭しと売られていたそうです。そんな小さな本屋さん「書肆アクセス」との関わりや思い出を、本書では何十人もの方が語っています。
本書で印象に残った部分があったので、引用します。

この先、もっと簡単に自分の欲しいモノが速く手に入るようになるだろう。さまざまな本が並んでいる棚から「お、見つけた!」と手に取る喜びもなく、その横に並んでいる本の背表紙からの思いに脱線することもなく、欲しい本だけを確実に手に入れる…。でも、一見無駄に思えるようなことや、脱線することって、結構楽しいことだと思う。

最近では何でも効率化ばかり優先して無駄を一切排除する傾向にありますが、時には回り道をするのも悪くないと思います。本屋さんにふらっと立ち寄って、たまたま目に入った本がかなりの良書で、その後の人生を大きく変えたことさえあります。それに「時間、時間」と焦ってばかりいては人生は無味乾燥でつまらないし、結局何一つ残らないと思います。
何だか本書を読み進めるうちに、神保町の書店街を歩きたくなりました。短大生時代に何度か神保町駅近くの三省堂書店へ行ったことはありますが、古本屋さんには一度も入ったことがないのです。洋書とか漢字関連の本とか、面白そうな本が何冊も発見できそうですね。