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Yukiの英語学習、読書記録、日常を書いたブログです。

思考停止という病理

2024-05-22 13:55:37 | 本-その他
Kindle本『思考停止という病理』を読了。
内容の重なる部分が多くて、纏めたら半分~3分の2くらいの量になるかもしれません。けれども、内容自体には非常に興味を持てました。
相手を信用するのが当たり前、など、決して日本人全般を全て否定的に見ているわけではありませんが、「ここは直した方がいいのでは?」と随分考えさせられた部分があります。
たとえば他国の人から見ると怖いくらいの同調圧力とか「空気を読む」行動。たしかに他人のことを慮ることは大切なのですが、もう少し自分の考えを堂々と言えたり、「ここはおかしい」と間違えをきちんと指摘することも必要なのでは? ただ大勢に従うのは何も考えていないのと同じと著者は言います。
英語教育は「読み書き中心」から「話す中心」へ変わったそうですが、それによって日本人の英語力は伸びたかというと、逆に下がったようです。そもそも「読む・聴く・話す・書く」の4技能のバランスがしっかりしていないとダメなのに、それが理解されていない。それに日本語でさえ自分の意見がまともに言えないのに英語を話すことだけに重点を置いたのでは、内容の伴った英語を話せるようにならないのは当たり前です。さらに「日本は海外に比べると劣っている」という考え方が英語の早期教育に拍車をかけているようですね。本ブログでも何度か言っていますが、英語は中学から始めても決して遅くはありません。むしろある程度日本語がしっかりしていて自分の意見を言えたりする年齢から始めた方が効果あると思います。
それに分からないことがあるとすぐにスマホで検索をしてしまう。検索して「こうです」と答えても自分の意見が持てないから、相手から「それについてあなたはどう思いますか?」と聞かれても、さらにその意見を検索してしまう人も少なくないそうです。調べ物ができるスマホはたしかに便利ですが流されてばかりにならず、「私はこう思う」とか「この意見には賛成できかねない」など自分の考えや疑問点をしっかり持って使うのが大事ですね。
それと改めて読書の大切さを知りました。やはり漫画や雑誌を除いて読書をする人は少なくなっているようですが、自分の考えを持ったりその考えを自分の言葉できちんと伝えるためにも読書は不可欠。新書やビジネス書ばかり読んでいる私も、心のためにも時々小説を読むといいですね。
難しいことでもまずは自分の頭で考えてみる。ホントこれは大切ですね。



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