遊行七恵、道を尋ねて何かに出会う

「遊行七恵の日々是遊行」の姉妹編です。
こちらもよろしくお願いします。
ツイッターのまとめもこちらに集めます。

イスタンブールへ飛んでゆこう その5

2023-11-13 00:34:53 | 旅行
ようやく8/22になりました。
実に今から三か月近い前ですが、ノートと写真とで記憶が蘇るし、その時の感覚もそのまま再現される。
都合の良い脳みそです。

この日も朝食はホテル最上階のテラスフロアー。

スイカはあるし野菜をどうにかしたのもおいしいし、お菓子もある。
いいよねえ。

ホテルのロビーの床とか






猫もいる。


きれいな窓


天井


飾ってある絵


この日もガイドのエムラさんとバスのお出迎え。
ありがとうございます。

まずはトルコイスラム美術博物館。ここがまた素敵なところで。場所はブルーモスクの近所。

9時少し過ぎについたからかお客も少なく、従業員さんものんびり、猫も中庭やカフェテラスの前などをのしのし。
トルコは本当に猫に寛容。いい国、いい国民性よなあ。我が国もかくあらねばならん。

入口の獅子像。なんか吐いてるようにも。



建物全体がわりと新しい感じで、普通に入館したら2000円超すらしいが、初日に集金した分でパスポートがあるようなので、何も考えずに入る。
入り口近くには近代的なトルコの叔父さんの写真パネルが並ぶ。

申し訳ないが人の区別がつかない。
ところでここは本当は16世紀の建物をリノベしたものらしいが、いい具合に新旧が混ざり合って、たいへん居心地がよろしい。

所蔵品を見るだけで解説は読めないのだが、これはもうある程度以上の勉強をしていたら大体の予想がつくので、脳のあちこちに点在するイスラーム美術のあれこれを呼び出して眺めて回る。
受験勉強もほっぽってこういうことばかりしてたから、それくらいの楽しみ方は出来るよ。←これ+学校の勉強もできる人も多いぞ。←うるさいわ。










こういうのを見ると文明の伝播と言うのを実感するなあ。

ラスター彩のいいのもいっぱいありましたわ。


日本では加藤卓男がラスター彩の再現に人生をかけたのでした。


こちらは本家のもの






扉一面には星だろうか、幾何学的だが。


写本の美。








挿絵など




ブラシなどもあるが装飾が見事。

密陀かな。






やっぱり小物は可愛いのがいいな。






陶片も色々と。






ここはオスマン帝国以前のセルジュクトルコ帝国の時の絨毯が多く所蔵されているそうな。
アナトリアの絨毯。


完全な形でなくとも素晴らしい。


このあたりのことは御影の白鶴美術館の新館・絨毯美術館のおかげで学んだよ。
ついでに申しますと昭和に世界史を学んだので、セルジュークでなくセルジュク、シュトレンでなくシュトーレン、ベイティでなくビーティ、クラーナハでなくクラナッハなのがわたしの語彙です。

いい空間。


コーランの台とか本当にきれい。

細密画も。


ぼんやりしてしまったが、この装飾品も綺麗でした。


生活に使うものもこうして装うのは本当にいい。


綺麗なものはどこの国のでも綺麗。






ここで一旦中庭に出た。

お手洗いはこの階下にある。清潔でした。それで清掃員の女性陣がそこのカフェで楽しそうにしてた。
そこで働く人が休憩中に楽しそうなのは、たいへん素晴らしいと思う。



再び中へ。
ところどころにこうした素敵なイラストがある。


影絵があった。あーそうなんや、トルコにもあるのか。これはタイプ的にはインドネシアとかそっち系のか。




虎が結構こわいな




最後に凄い裾長の装束




朝からよいものをよいところで観ました。


くつろぐ猫たち




次へ向かう。
路面電車の軌道がみえる

続く

最新の画像もっと見る