遊行七恵、道を尋ねて何かに出会う

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イスタンブールへ飛んでゆこう その2

2023-09-23 22:31:09 | 旅行
さていよいよ実働、実動。
まずはホテルアンバーの朝食から。
こちらの朝食会場はテラス階。
パンは市販のものだけど、他のおかずはおばさん方の手作り。







実に美味しそうで、実際とても美味しかったなあ。
よく「トルコ料理は世界三大美味の一つ」というけれど、日本国内で食べたときはそうは思わなかったけど、この朝食以降のトルコ料理は何もかもが美味しかったので、あの言葉に対しては納得…というよりちょっとニュアンスは違うが、同意。
つまり日本人のわれわれの口にたいへんマッチするのよ。

これはすごく大切なことだと思う。
どこへ行っても何でも美味しく食べれる人こそが生き残れるというか、元気に世界を歩けるのだが、われわれは少なくともこのイスタンブールを機嫌よく往ける、という自信をここで得たわけだね。

わたしのお皿。



基本的に国内旅行、家庭での朝食にわたしは玉子料理、ハムやウインナー、ソーセージ類はほぼ食べないのだけど、先の写真を見て分かるように、どれもこれもが美味しそうで、本当に美味しかったのよな。
特に個人的な好みではトルコ版万願寺どんがらし、ナスを炒めたものがよかった。
豆のヨーグルト和えもよかった。これは自分では普段は絶対にないのだが、ここではぺろぺろ。
わたしはヨーグルトはデザートなのだけど、お惣菜の調味料で食べたのはこの時が初めて。
スイカもお菓子もよかったなあ。
デザートのヨーグルトには何種類かあるジャムソースを。


家庭的なイス、テーブル。

後に知ったが、ここは夜は定食屋さんになるそうで、旅行ベルトを締めて下さった技術者Kさん夫妻はここで夕食をとっていたそう。安価で楽しく美味しかったとか。納得。

ところで「テラス」と書いたが、概念上の「テラス」ではないのよ。バルコニーつきの開放的な最上階ルームなのよ。でもホテルが「テラス」と主張する以上はテラスに相違ないのだな。
バルコニーには連日ユリカモメたちが並ぶし、海も見えるし、モスクも、下町の屋根の重なりも見える。








紅茶で〆てから食事終了。集合時間までに色々支度をする。
わたしと024さんの中二階の部屋から一歩廊下へ出るとホテルのロビーが眼下に。


階段も可愛い。


鋳鉄装飾がいい。


踊り場のタイル装飾もいい。


ロビーを見下ろして右側の応接セットのとこらの綺麗な窓。






われわれのフロアの天井装飾




かけられた絵


一階の窓


応接セットの真上の天井装飾




ここでこれからの期間中のミュージアムパスポート代を集金。
12000€を支払う。この時はちょっとユーロ支払いを後悔したけれど、あとあとイスタンブールでまっっっっったくユーロを使うことがなかったので、後によかったと思うことになる。

わたしたちのガイドさんは毎朝飛行機でイスタンブールに通っているということを後に知ったが、なかなか日本語の堪能なエムラさんという中年男性。本当はもっと長い名前なのだが日本人向けにと「エムラ」を名乗って下さる。
つまりわれわれの感覚では「江村さん」なわけですな。
関係ないが、司馬遼太郎「韃靼疾風録」でヌルハチという名を聞いた主人公・庄助は「微温八」と漢字を当てて、「変わった名前だな」と思うシーンがある。
諸星大二郎は幕末SFコメディで、サスケハナ号を「佐助花丸」とつけていたから、まぁわかりやすくていいよな。

とりあえずこの日は専用バスでトプカプ宮殿へ真っ直ぐに向かう。
モスクも行くからわたしは例の青いストールに合う白地に青の花柄の長袖を着て歩くが、イスタンブールの暑さには参った。
大概亜熱帯の大阪、京都をうろついてるから暑さに強いと自負してたがあかんあかん、むりむり。
日傘刺してても日光くるくる。凄い暑いのよ。



空がとにかく青い。


手を洗う。なんかそれがまた凄いような建造物







申し訳ないが全く何一つ言葉がわからない。







物凄いことだけはよくわかるが、あまりにあまりでこれがあれだとか説明できなくなるのであった。

なんだかもうとにかく凄い装飾


宮殿に並ぶ糸杉。

糸杉はヨーロッパでは墓地への道などに使われたりしているが、こちらではどんな位置にあるのかまではわたしにはわからない。



おさおさ怠りなく装飾が埋め尽くす。


建物へ入ろう。


続く

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