遊行七恵、道を尋ねて何かに出会う

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イスタンブールへ飛んでゆこう その6

2023-12-10 00:19:00 | 旅行
またまた長らく間が空きましたが、それでもエピソード記憶と言うものはありがたいことにけっこう埋もれた記憶を呼び起こしてくれるものですね。
というわけで、8/22の続き。
1891年開館の考古博物館へ。

完全なる「洋風建築」で、これは調べたところ「ネオ・グレック様式」とのことで、この辺りの知識がちょっと欠けてるのでまたいずれ。
設計は現地のアレクサンドル・ヴァロリ。開館は1891年ながら門には1869の数字がみえる。これは設立を決定した年ということ。









いざ。

獅子もいました。








こっちは墓碑などを集めててカフェもあるという休憩コーナー



素晴らしきレリーフの数々












これは何やらアヤシイなと。


解説プレートはこちら

別れのシーンなのですね。



正直な話どの物語・故事を典拠としているのか知らんものが多いが、それはそれで楽しい。
つまり、こちらで勝手に妄想を逞しく出来るからね。で、よっぽど気になるなら調べるし。


鼻が壊されずきちんとした形で残る彫像と言うものもわたしはあまり見ていないので、どきりとした。






これはたぶんサッフォーだな。

希臘のお皿も。

男のスフィンクスが乗る。

建物の壁面上部に飾られていた。




当時の想像図

ボクシングの最初期のようなのがあるね。

階段もいい。




ギリシャ・ローマと言うがやはり希臘の彫刻の方がやや官能みが強いな。







明器というわけか。

天井を見上げる。


階段も場所により様相が変わる。




これは彩色がよく残っているのか。




希臘の壺


古代装身具






さていよいよアレクサンドロス、アレキサンダー、イスカンダル大王の棺を見に行こう。
他にも個性的な装飾の石棺がいくつかある。

白亜に彩色が少しばかり残る。








獅子の嘆きか。

わたしのアイコンの獅子と似てるな。わたしのはマカオで写したものだと思う。


大王の生涯は戦場にあったからなあ。
マンガでは赤石路代「アレクサンダー大王  天上の王国」、安彦良和「アレクサンドロス 世界帝国への夢」がある。前者は特にロマンティックで大王を愛する側近による視点での物語。後者はやはり歴史上の大王に近づけている。どちらもときめきますわ。

こちらは哀悼する女たちの石棺



パターンは同じか。





このスフィンクスは女性型


他にも屋根型蓋だけ残るものも。



・・・もしかして、これはこれで完全形なのか。





階段をゆく。


彫刻、本当に凄かった。




この博物館はやはり古いものなので朝一に行ったイスラム美術博物館とは違い、お手洗いが古いスタイルだった。

外へ出るとやはり猫がいた。
例のカフェのところ。




日は将に燦燦SUNSUNと照り散らかすのだが、木陰はたいへん涼しい。
そやないと皆倒れるわな。




なにやら…




次は地下宮殿へ向かいます。

続く。