夏の最初の三連休の話である。
出かけずにはいられない体質なので、このあっっっつい最中に京都へ向かう。
例によって予定より1時間ばかり出遅れたので、東山二条のその名も大蓮寺なるハスの名所に行けず。
木屋町通りを北上するのがまだ涼しかった。
高瀬川と柳のおかげです。ありがとう。それで秀次公の墓所のお寺の前を通って、工事中の三条大橋をゆく。
鴨川だけにカモがおる。
三条通から途中、新麩屋町通りを上がり、孫橋通から西へ。新高倉通のところで一瞬「このまま北へ上がれば大蓮寺やん」と思ったが、今のわたしの足の状態とこの暑さとを考えて諦め、そのまま歩くと、要法寺の境内へ。
ここは立派な寺だけど、残念ながらハスはなかった。
それで孫橋通へ戻り、東大路を渡ってまだまっすぐ行くと、「レート白粉」の看板があった。
これは関西では初めて見た。あるんやなあ。
レート白粉の琺瑯看板は初見。東山道一つ挟んだら仁丹琺瑯標識に上京区孫橋通東山その下にはサビサビの標識に左京区南門前町山梨製餡の建物の角に。今は左京区南門前町。すぐ先には東山区。
そして山梨製餡を通過し、川を越える。
並河靖之七宝記念館へ到着。
二階の特別公開に参加するのだよ。
美術館の入館料は千円、二階特別公開は600円です。
わたくしはまず七宝焼を拝見いたしましたよ。
今回特に蝶々の飛んでる図柄の良いのを見た。
有線七宝の美。
実は中学二年までクラブで七宝焼を拵えていた。無線七宝。ところが教師が違う人になり、今度のクソオヤジは土コネ至上主義で七宝否定。未だに腹が立つ。
クラブはやめて、それ以降作るのも難しくなり、見るだけに。
当時は七宝焼教室とかなかったから仕方ないが、続けたかったわ。
お二階へは襖の向こうの狭い階段で上がります。これはあれだ、忍者屋敷風な楽しさだな。
そしてその二階のお座敷がなかなか凝っていて、格天井に筬欄間という格の高いしつらえに、床の間には折々にお軸のよいのを出していたそう。
今日みたいに暑い日には望月玉泉の滝図はぴったりですな。
図録によると蕭白の群仙図もあったらしい。今は行方不明。
絵の前には並河靖之手製のいい感じの鉢があった。
二階の回り廊下から庭を見下ろすのも楽しい。
巨大な松はこの家と庭が出来たときからのもの、その隣の泰山木はわりに新しい。
お庭は隣接する植治のお仕事。池泉回遊式。
瓦には火防の波柄、丸瓦には七宝繋の中に「並河」の「並」の字。
通り庭なども拝見し、ああやっぱりいいなあと感心する。
暑いけど、ここは涼しい。
地下鉄東山三条から乗る。
烏丸御池。そこから烏丸六角通へ。
ありました。町家の定食屋さん。
少し並んでから大きなテーブルの一隅に。
味噌に生姜を混ぜたので焼いたサバ、揚げナスに卸し大根と肉、小鉢などなど。
なかなか美味しかった。
そこから京都文化博物館へ。7/15から神宮道の星野画廊所蔵品からチョイスした「少女たち」展が開催。
参りましたよ。
以前から星野画廊さんところの展示をちらちら見に行ったり図録を買ったりしてたが、こうした大掛かりな形で楽しむのは初めて。
不思議な慧眼というか発掘者の鋭いまなざしに改めて感銘を受ける。
クリックすれば拡大します。
面白い展覧会でした。
2階の常設では祇園祭の山鉾の付属品を観たり、大内義隆の関連資料を見たり。
またこれがツイッターでも挙げられてたけど、「大内さんは傾きかけた幕府をサポートするためにわざわざ山口から上洛してきた奇特な人です」
いいよなあ、このセンス。言うたらなんやけど、このセンスは他国のものにはないで。
足利15代の将軍各人の紹介もある。
丁度今新聞で義稙とその妹の曇華院聖壽の話が連載されてるので、興味深くみる。
彼女のいたところは嵯峨野だが、この京都文化博物館の一部は曇華院前町にひっかかるのだった。
三条高倉といえば説経節の「小栗判官」の実家があったのは二条高倉だが、梅原猛の戯曲、スーパー歌舞伎「オグリ」では三条高倉に変わっていたな。
それからイノダの本店へ。
久しぶりに二階へ上がる。
いい階段よねえ。
コーヒーフロート。ここのはバニラでなくレモンアイス。さっぱりしているのよ。
そうだ、今回はあれだけど、次はサマー・シュトーレン買おう。
飲み始めと中程と。
さて六角通りを新町まで。まだ明るいけど祇園祭の宵宵山なので山鉾が並んでおります。
みんな大好き蟷螂山。いろんなグッズもあるんだなあ。
このあたりを中心にぐるぐると2時間ばかり徘徊。
やっぱり毎回見るのが楽しいよ…
月鉾、函谷鉾、長刀鉾などを見るといよいよ帰り道のような気がする。
ああ、お囃子にあわせて鈴が動くのも間近で見れたな。
河原町に着いたので高島屋に入る。
今回は志野ドレッシングに電話してお取り置きお願いしてたのよ。
柚子白みそドレッシング1L
赤紫蘇ジュースなど飲ませてもらいスッとしたわ。
ありがとう。
帰りは河原町下ルのサイゼに入る。
なんかしらんけど隣のご一家分の注文まで私の所に入ってた。
支払いは普通なんだけど、注文がね。よくわからんなあ。
7/15はここまで。
日曜の朝。わたくし久しぶりに自転車で遠出いたしましたわ。
とあるお店へ。モーニングにフレンチトースト。
その後また道を少し戻って市内有数の蓮池へ。
もう既に万博の早朝観蓮会は終わってたのは残念だけど、ここがいちばん行きやすい。
手前の方はあまり咲いてないけど、ぐるっと回ると対岸の方はなかなかよく咲いていたし、梅花藻も出てた。
可愛い。今年は珍しく睡蓮の方がいまいちだった。そういえばひまわりも大してなかったなあ。
帰宅して洗濯して医者に行って…ぐったり。
結局この日は六甲アイランドへ行けなかった。
海の日。
いつから始まったのか知らんが、あると喜ぶ三連休。
この日はお約束があったので、昼前から阪急へ。
オフ会ですがな。
これがもうしゃべりすぎて夜にのどが痛くなるほどでした。
楽しかったわ。
本当に場所を変えて6時間ばかりしゃべっぱなし。
この日阪急ではトムとジェリーのグッズも販売していた。
気分は明るいけれど、結局この三連休海にもましてや山にもゆかず、街なかをハイカイし倒しておりました。
わが家から旅立ったせみやん。
そしてこの日は東京の叔母からたくさんのフルーツが届きました。
最後にこの三日の間に見た時期から遅れてもがんばって咲いてる花を集めました。
クリックすると拡大化します。
出かけずにはいられない体質なので、このあっっっつい最中に京都へ向かう。
例によって予定より1時間ばかり出遅れたので、東山二条のその名も大蓮寺なるハスの名所に行けず。
木屋町通りを北上するのがまだ涼しかった。
高瀬川と柳のおかげです。ありがとう。それで秀次公の墓所のお寺の前を通って、工事中の三条大橋をゆく。
鴨川だけにカモがおる。
三条通から途中、新麩屋町通りを上がり、孫橋通から西へ。新高倉通のところで一瞬「このまま北へ上がれば大蓮寺やん」と思ったが、今のわたしの足の状態とこの暑さとを考えて諦め、そのまま歩くと、要法寺の境内へ。
ここは立派な寺だけど、残念ながらハスはなかった。
それで孫橋通へ戻り、東大路を渡ってまだまっすぐ行くと、「レート白粉」の看板があった。
これは関西では初めて見た。あるんやなあ。
レート白粉の琺瑯看板は初見。東山道一つ挟んだら仁丹琺瑯標識に上京区孫橋通東山その下にはサビサビの標識に左京区南門前町山梨製餡の建物の角に。今は左京区南門前町。すぐ先には東山区。
そして山梨製餡を通過し、川を越える。
並河靖之七宝記念館へ到着。
二階の特別公開に参加するのだよ。
美術館の入館料は千円、二階特別公開は600円です。
わたくしはまず七宝焼を拝見いたしましたよ。
今回特に蝶々の飛んでる図柄の良いのを見た。
有線七宝の美。
実は中学二年までクラブで七宝焼を拵えていた。無線七宝。ところが教師が違う人になり、今度のクソオヤジは土コネ至上主義で七宝否定。未だに腹が立つ。
クラブはやめて、それ以降作るのも難しくなり、見るだけに。
当時は七宝焼教室とかなかったから仕方ないが、続けたかったわ。
お二階へは襖の向こうの狭い階段で上がります。これはあれだ、忍者屋敷風な楽しさだな。
そしてその二階のお座敷がなかなか凝っていて、格天井に筬欄間という格の高いしつらえに、床の間には折々にお軸のよいのを出していたそう。
今日みたいに暑い日には望月玉泉の滝図はぴったりですな。
図録によると蕭白の群仙図もあったらしい。今は行方不明。
絵の前には並河靖之手製のいい感じの鉢があった。
二階の回り廊下から庭を見下ろすのも楽しい。
巨大な松はこの家と庭が出来たときからのもの、その隣の泰山木はわりに新しい。
お庭は隣接する植治のお仕事。池泉回遊式。
瓦には火防の波柄、丸瓦には七宝繋の中に「並河」の「並」の字。
通り庭なども拝見し、ああやっぱりいいなあと感心する。
暑いけど、ここは涼しい。
地下鉄東山三条から乗る。
烏丸御池。そこから烏丸六角通へ。
ありました。町家の定食屋さん。
少し並んでから大きなテーブルの一隅に。
味噌に生姜を混ぜたので焼いたサバ、揚げナスに卸し大根と肉、小鉢などなど。
なかなか美味しかった。
そこから京都文化博物館へ。7/15から神宮道の星野画廊所蔵品からチョイスした「少女たち」展が開催。
参りましたよ。
以前から星野画廊さんところの展示をちらちら見に行ったり図録を買ったりしてたが、こうした大掛かりな形で楽しむのは初めて。
不思議な慧眼というか発掘者の鋭いまなざしに改めて感銘を受ける。
クリックすれば拡大します。
面白い展覧会でした。
2階の常設では祇園祭の山鉾の付属品を観たり、大内義隆の関連資料を見たり。
またこれがツイッターでも挙げられてたけど、「大内さんは傾きかけた幕府をサポートするためにわざわざ山口から上洛してきた奇特な人です」
いいよなあ、このセンス。言うたらなんやけど、このセンスは他国のものにはないで。
足利15代の将軍各人の紹介もある。
丁度今新聞で義稙とその妹の曇華院聖壽の話が連載されてるので、興味深くみる。
彼女のいたところは嵯峨野だが、この京都文化博物館の一部は曇華院前町にひっかかるのだった。
三条高倉といえば説経節の「小栗判官」の実家があったのは二条高倉だが、梅原猛の戯曲、スーパー歌舞伎「オグリ」では三条高倉に変わっていたな。
それからイノダの本店へ。
久しぶりに二階へ上がる。
いい階段よねえ。
コーヒーフロート。ここのはバニラでなくレモンアイス。さっぱりしているのよ。
そうだ、今回はあれだけど、次はサマー・シュトーレン買おう。
飲み始めと中程と。
さて六角通りを新町まで。まだ明るいけど祇園祭の宵宵山なので山鉾が並んでおります。
みんな大好き蟷螂山。いろんなグッズもあるんだなあ。
みんな大好き蟷螂山。 pic.twitter.com/TeYdmeHpoa
— 遊行七恵 (@yugyo7e) July 15, 2023
このあたりを中心にぐるぐると2時間ばかり徘徊。
やっぱり毎回見るのが楽しいよ…
月鉾、函谷鉾、長刀鉾などを見るといよいよ帰り道のような気がする。
ああ、お囃子にあわせて鈴が動くのも間近で見れたな。
河原町に着いたので高島屋に入る。
今回は志野ドレッシングに電話してお取り置きお願いしてたのよ。
柚子白みそドレッシング1L
赤紫蘇ジュースなど飲ませてもらいスッとしたわ。
ありがとう。
帰りは河原町下ルのサイゼに入る。
なんかしらんけど隣のご一家分の注文まで私の所に入ってた。
支払いは普通なんだけど、注文がね。よくわからんなあ。
7/15はここまで。
日曜の朝。わたくし久しぶりに自転車で遠出いたしましたわ。
とあるお店へ。モーニングにフレンチトースト。
その後また道を少し戻って市内有数の蓮池へ。
もう既に万博の早朝観蓮会は終わってたのは残念だけど、ここがいちばん行きやすい。
手前の方はあまり咲いてないけど、ぐるっと回ると対岸の方はなかなかよく咲いていたし、梅花藻も出てた。
可愛い。今年は珍しく睡蓮の方がいまいちだった。そういえばひまわりも大してなかったなあ。
帰宅して洗濯して医者に行って…ぐったり。
結局この日は六甲アイランドへ行けなかった。
海の日。
いつから始まったのか知らんが、あると喜ぶ三連休。
この日はお約束があったので、昼前から阪急へ。
オフ会ですがな。
これがもうしゃべりすぎて夜にのどが痛くなるほどでした。
楽しかったわ。
本当に場所を変えて6時間ばかりしゃべっぱなし。
この日阪急ではトムとジェリーのグッズも販売していた。
気分は明るいけれど、結局この三連休海にもましてや山にもゆかず、街なかをハイカイし倒しておりました。
わが家から旅立ったせみやん。
そしてこの日は東京の叔母からたくさんのフルーツが届きました。
最後にこの三日の間に見た時期から遅れてもがんばって咲いてる花を集めました。
クリックすると拡大化します。