何らかの原因でいつも通りの掃除が出来ない時、たとえそれが形骸化した動きであっても、作り上げた「掃除の形」を崩さないようにしています。
時々とても疲れていたり、他の事が忙しくて丁寧に掃除する気になれない時でも、出来るだけいつも通りの手順で掃除するように心がけています。
例えば出かけるまでの時間が迫っているのにまだトイレ掃除が出来ていない場合でも「いつもと同じような手順を踏みながら簡略化」して掃除をします。
いつもなら丁寧に拭く便器のふたはサッと大雑把に撫ぜる程度、力を入れて拭く便座は軽く全般的に拭き、便器の淵は気になる内側だけ丁寧に、外側はザっと、でオシマイ。手順的にはいつもと同じだけれど汚れを落とそうとする意欲に欠ける掃除です。でも、もし何かの原因でこれが毎日続くような事態だったとしても、手は抜いても手順を変えないから「掃除の習慣」は崩れずに済みます。
実を言うと元の家のトイレ掃除では便器の足元も毎回掃除していたのですが、この家ではトイレが2か所もあって時間がかかるようになり、「目につかない部分だし、汚れも埃だけだから気になった時だけ掃除すればいい」と考えるようになってトイレの床は毎回掃除しているのに「便器の足元は埃だけだから、いつもする必要はない」というトイレ掃除の習慣になってしまいました。
結局足元の掃除なんていつやったかも覚えていません。(笑)
だから上の空でも、怒っていても、慌てていても、ボ~~ッとしていても、習慣になっていちいち考えなくても体や手が動くことってとてもありがたいことだと思います。