6年前にこの家に暮らし始めて以来、出来るだけ夫の希望する「小綺麗な暮らし」をさせてあげたいと願ってはいるのですが、その反面掃除が苦手で物を作る方が得意という自分が掃除に時間やパワーを取られ好きな事も出来ないようでは生きている意味がないとも思っていました。だから「どうやったら両者の希望が叶う暮らし方が出来るか」が私の家事の一番の問題でした。
よく考えてみると、夫は綺麗好きではありますが、極端な潔癖症ではないので「パッと見キレイ」とか「いつも程々キレイ」と言うレベルで何とか妥協してくれそうでした。だから私は自分の時間を確保するために知恵を絞り、工夫次第でそんなに時間を掛けなくても夫の要求を満たせられるのではないかと思うようになりました。
だから、常に「いかにして時間を掛けずに家をいつも程々キレイな状態に保つか」を考えているのですが、先日、「掃除する時は両手に軍手をはめる」という事を思い付きました。
よく掃除機を掛けながら「ああ、ここのところをちょっと拭くといいんだけどなあ」と気になる部分をチョコチョコ発見するものの、そのためにわざわざ雑巾を取りに行って拭き掃除する・・とはならないのが私の現実。(~~;
元来がお掃除苦手な人なので「家事デー」でのお掃除のルーティンワークをこなすだけで精一杯なのです。特に4日に一度の「丁寧掃除の日」は時間がかかり一刻も早く終わらせたいと思うばかりで、二階で掃除機をかけている時にわざわざ一階まで雑巾を取りに行く事など絶対にしないと断言できます。(こんな事で威張ってどうする?)
こんな時、軍手をはめていれば掃除機をかけている時に桟の埃を見つけたら「あらこんなところに埃が!」と思っただけでもう手は桟を撫ぜて埃をぬぐっているはずです。「サッシが汚い」と感じただけでサッシの溝を軍手の指先で擦っているはずです。もし掃除機をかけていない時なら両手が使えますから、両掌の広い部分を使ってドアを撫ぜて埃を落としたり、窓ガラスを磨くぐらいどうってことない作業です。軍手が汚れて来たら左右をはめ替えればまたきれいな面が使えます。
そして、どの面も汚れてしまったらそこでストップ!!汚れた軍手でそれ以上やっても汚れを他に塗りつけているのと同じだからです。「人が暮らしていれば家は常にどこかが汚れているもの」で、掃除が苦手な私が完璧にきれいにするなど現実問題として無理な話です。だから汚れが気になる所が残っていてもまた次の掃除の時にやればいいと割り切ります。そして軍手を外してエプロンのポケットに入れて掃除機の続きをやります。
一度、軍手の全部の面が汚れたので裏返して掃除を続けてみましたが、それを元に戻すのに結構時間がかかると分かってからはアッサリとやめました。自分の性格からして面倒な掃除は決して長続きしないとわかっているからです。(笑)
そして、掃除が終わったら石鹸で手を洗うついでに軍手の汚れも軽く洗い、そのあとは洗濯機にポ~イ!!でオシマイ。完璧主婦ならちゃんと手洗いして干しておけば1組でいいのでしょうが、出来るだけ手抜きをしたいズボラ―なので(洗濯が一日おきなので)2組の軍手が必要です。