暮しを楽しむアイディアノート

2012年の引越しを契機に新しい暮らしを楽しむためのアイディアをメモしています

梅雨時は、さしめ、サシメ、挿し芽!!

2013年06月30日 03時30分31秒 | 自分らしい庭作り
梅雨時は雨空や曇り空が続き洗濯物がなかなか乾かない鬱陶しい時期ですが、その反面梅雨時ならではの楽しみがあります。私にとっては庭仕事が出来ないので家に閉じこもって手芸や読書にふけったり、いっその事バスに乗って街までお出かけしてしまったり。そしてそれ以外のお楽しみとして『挿し芽』があります。

ハーブを除くたいていの植物はこの時期が挿し芽に最適で、剪定のついでなどに小枝をちょいと鹿沼土に挿しておけば一か月もしないうちに発根してたくさんの苗が作れるのは何だかものすご~く得した気分になります。

3株しか買わなかったので植えるスペースに対して少な過ぎたアメリカンブルーをもっと増やそうと、鹿沼土によく伸びていた部分を12本挿し芽したのが全部発根しました。その間には親株の方も大分大きくなってきて花が咲き始め、昨日その周辺を埋めるように植え付けました。挿し芽だから長い間半日陰に置いていたのでかなり葉の色が悪くて弱弱しい感じですが、うまく活着すればそのうちに元気になるでしょう。

それに味をしめて散歩の途中で我が家にもあるといいなあと思って見ていた街路樹の植え込みの中から白いさつき、斑入りのアオキ、キンシバイ、紅色の八重のさつきの小枝を少しずつ頂いて挿し芽しています。長く楽しんだ花が終わったゼラニュームもしばらく休養させるために全体を半分弱刈り取って夏場は鉢を半日陰に置くことにしたので切った枝の方を挿し芽しました。他とは違ってゼラニュームの挿し芽は切り口をしばらく乾燥させてから植えるという初チャレンジなので心配していましたが、葉も生き生きしているのできっと大丈夫なように思います。アメリカンブルー以外はまだ発根を確かめていませんが、斑入りのアオキも大きな葉だったので半分にカットして挿していますが、枯れてくる気配はないのでホッとしています。

夫はそんなにたくさん挿し芽して一体どこに植える気だと呆れていますが、全部が発根するとは限らないので保険を掛けるつもりでたくさん挿し芽しているんですけどね。でも、たしかに4鉢あったゼラニュームからそれぞれ4,5本挿し芽したような気がするのでこれが半分強発根したとしても10株前後の苗が出来そうですが、我ながらこれを一体どうするつもりかしらと思ったりもします。取りあえずは先の事は考えずにひたすら水やりに精出しています。

くじけた心は「本」「布」「花」で癒やす

2013年06月29日 03時57分45秒 | 自分らしい庭作り
雨が続いてその対策にまで手が回らずにいたら、庭や畑がボロボロに・・・。周囲の家はどこも雑草だらけの荒れた庭でそこからいろんな虫が我が家目指してやって来るのか(これは少々被害妄想)害虫が多いし、大雨であっと言う間にあちこちに病気が出たり、自慢の百合は支柱が足りずに根元から折れてしまったのを見て、すっかり心がくじけ庭仕事が嫌になってしまいました。

それで家に閉じ篭って久々に昼間から本を読んだりラジオを聞きながら縫物したりしていたら、くじけた心は布と活字で徐々に癒されてやる気が出てきました。(本、布、花が精神安定剤という単純で分かりやすい性格なのです。)

ユリもバラも終わり寂しくなりましたが、石と常緑樹で構成された和の庭をみていると雨に洗われた木々の緑がたっぷりと豊かで木々の微妙な色相の違いが心地よいハーモニーを奏で、花がなくても充分に満足できる事を発見しました。特にダイニングテーブルから見る庭は近くの公園の木々や敷地の南東角の三角地帯にある大きな木を背景にするせいもあって、それぞれの魅力をいっそう引き立てあってとても美しいと思います。我が家だけでなく今は春の華やかな花木の庭は終わり、アジサイだけが彩と言った庭ばかりになりましたが、花の魅力で気が付かなかった緑の魅力を楽しむ時期と考えればいいのかもしれません。

夫は曇り空の中で一日一本と決めて着々と木の剪定を進めていますが、私は畑から毎日モロッコいんげんやキュウリを収穫しながら庭を歩き回り、ここには一年草を少し植えて夏の庭を涼しげに演出するといいかもしれないとか、あそこの花壇はもう少し広げてみたらどうかしら?などと考え中です。

地味すぎる部分にほんの少しだけ色を加えようと白いインパチェンスを買いに行ったら数が足りず仕方なく紅色の株も加えて数を揃えました。それをもっと自然な感じに植えればいいものを紅白紅白なんて交互に植えちゃって・・・。つい洋風花壇に作る癖が出てこれはちょっと失敗でした。折れたゆりにはたくさんの子球根が育っているのを見て少しが心慰められたり、近所の人から頂いて鉢植えにしたグロリオサの不思議な花に感動して毎日その変化を観察してみたり、ネットで調べてバラの剪定をしたり、濃縮された殺虫殺菌剤と展着剤を買ってきて薄めてスプレーに入れて散布したりしています。
さつきの植込みの中にひっそりとペチュニアが咲いているのに気が付いて鉢上げしました。少し元気がないので株を切り詰め挿し芽を採ってから暫らくの間半日陰で育ててみようと思います。

花が終わったバラを剪定したり、12本挿し芽していたアメリカンブルーが全部発根したので親株の隙間に植えたりなどしてまた元気を出して庭の手入れをしています。


理想的な一日

2013年06月28日 03時57分52秒 | 暮し
朝はちゃんと5時から散歩に出かけ洗濯もして朝食後の洗い物をしながらひじきの煮物を炊いておきました。午前の1時間休憩ではごひいき番組を見てその後は家計簿を付け財布の中身と家計簿の数字があっているかを確かめました。昼食後には豚ロースを味噌床に漬け込んでおきました。午後からは前日作った赤玉ねぎのピクルスがなかなか美味しかったので今度は畑からキューリを採って、ミニミニハーブガーデンからはローズマリーとタイムを摘んできてキューリのピクルスを作りました。夕食後には斑点が出て完熟したバナナを一口大に切ってコンデスミルクとオレンジキュラソーを合わせた中をくぐらせて冷凍しました。このバナナアイスは私の大ヒットデザートで、これがあれば当分の間はアイスクリームを買う事はないでしょう。

夕食の支度が出来ていたので時間ぎりぎりまで夫の剪定を手伝って金木犀から出て剪定ゴミを小さく切ってゴミ袋に詰めていきました。そして、夫に晩酌の支度をしてからお風呂に入って汗を流しつつ防虫ネット付きの帽子を手洗いしました。

実り多き理想的な一日でした。いつもこうだといいのですが、実際はなかなかです。

いろいろな改善点

2013年06月27日 02時17分42秒 | 暮し
ここに引っ越してきて以来、時々元の街に街の空気を吸いに出掛ける以外はほとんど家で過ごしています。生活必需品の買い物以外は出かけたいと思うようなところはなくて時間があればひたすら庭仕事と言う毎日です。

先日はお座敷の濡れ縁から見る庭をより美しくと思って日陰でも咲くインパチェンスを植えましたが、欲しかった白は数がなくて仕方なく濃いピンクを足しましたが、その植え方が失敗。細長い場所だったのでつい元の洋風の庭でやっていたように紅白を交互に一列に並べて植えてしまったのです。和風の庭なのですからもっと自然な塊として植えるべきでした。

カーポートの奥に実験的に植えてみたナスタチュームは虫食いがひどいのに殺虫剤を撒くのが遅れてボロボロになってしまった上に、全く花が咲かずにひたすら本体が長く長く伸びていく株もあったりして、やっぱり日当たりが悪い場所に植えたのは失敗だったと思いつつも、だんだんと日の当たり具合が変わってくるので今よりもよくなるかもしれないという好奇心があってまだ抜かずに観察中です。

家の中にはまだまだ改善すべき個所がたくさんあって、先日も食器棚の勝手口を向いていて人目につかない側面にワイヤー格子を取り付けてみた

窓の上部を少し残して障子紙を全面に貼る

2013年06月26日 06時15分35秒 | アイディア
元の家の和室は単に畳が入っているだけで窓にはカーテンが掛っていて実質的には洋間と同じようなものでしたが、この家には伝統的なお座敷があって、床の間や濡れ縁や障子を設えてあり簡素で洗練された日本の美を再認識した思いでした。夏でも障子を閉めるとほの暗い部屋の中はほかの部屋より涼しく感じて、日本人の心や日本の気候にはやっぱり和室が一番ぴったりくるわと和室の魅力を再確認しました。

それ以来、床の間には季節に合わせた掛け軸を掛け、それにふさわしい香炉や花瓶や花台を買って置きました。そして、ぬれ縁から見える狭い庭をいつも美しく保つよう努力してきました。玄関からの通路にもなっている狭いスペースの庭には沓脱石があり、植栽の中には灯篭や簡易つくばいなどもあって春に一番に美しい梅が咲きその後には少し遠くの椿の花も見えていました。今の季節は緑したたる新緑で覆われたヒイラギモクセイの生垣だけでも十分に鑑賞に堪えて美しいと思います。せっかくの和室からの風景ですから洋風な植物や置物は排除して和の風景を美しく保つよう努力しています。

その一方、2階の自室の北側にある大きな窓は隣家の窓と向かい合っていて、常にお互いの視線を意識して一年中レースのカーテンを閉めていなければなりませんでした。この窓からは僅かですがせっかく遠くの山や空が見えるのに一度もそれを見たことがありませんでした。


それである時100円ショップで障子紙を買ってきて、窓の上40センチぐらいを残す全面に貼ってみたら、これがとても快適なのです。上部を素通しのまま残してあるので明るく解放感があるし、和室で感じたとおり白い障子紙を貼った部分もたいして部屋を暗くはしません。隣家の人も私もお互いの視線を気にすることなく過ごせるようになって暮らしやすくなったと思います。

これまでレースのカーテン越しにしか見る事が出来なかった空が窓の上40センチからでもくっきり見えて清々しい気持ちになります。人の視線がなくただ空と隣家の屋根だけがあるというのは何だかとても心が落ち着いて、障子紙を貼って本当に良かったなあと思いました。

先日久しぶりに二階の自室に娘たちが入ってきて遊んでいた時、北側の窓に貼った障子紙に気が付いた娘がニヤッと笑いました。これは「お母さん、これはグッドアイディアだわ、なかなかやるわね~」と言う意味です。そして、抜け目のない彼女は頭の中では自宅にこのアイディアを使えそうな所はなかったっけ?と素早く考えているに違いありません。