山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

本栖湖湖畔および周辺を探索 令和3年5月23日

2021年05月27日 | 番外編
 河口湖で良い思いをしたので、ひょっとしたら別の湖のほとりにも何か変わった植物が生育しているのではないかと、今度は本栖湖に行ってみる。しかし、本栖湖はだいぶ湖畔の様子が河口湖とは違い、水草が生えているような泥地が無く砂地と岩のところばかりである。


    本栖湖の湖畔。


    ほぼ砂地と岩場で泥地は見つからず。


    対岸の川が流れ込むところに行ってみる。こちらも葦が生えているような泥地は見つからない。


    生えているのはイネ科の植物ばかりでスゲの仲間はほとんど見つからなかった。


    湖近傍を散策してみる。草地の向こうに竜ヶ岳が見える。


    スゲが生えていた。


    アゼナルコに似ているがこちらは雄小穂がしっかりと出ている。テキリスゲと思われる。


    ヤマトグサがあるのではないかと樹林の中を散策してみる。それっぽい葉はあったが花が無く確定できず。

 本栖湖の湖畔にもカヤツリスゲやジョウロウスゲのような珍しいスゲが生育しているのではないかと期待していたのだが、残念ながらそれらしきスゲが生育するような環境の場所を発見できなかった。ヤマトグサを目撃したという話を耳にしたのだが、こちらも発見できなかった。では、県境を越えてヤマトグサが生育する場所まで見に行ってみよう。


    ヤマトグサ


    花が咲いている。右と真ん中が雄花、左が雌花である。


    ヤマトグサの雄花


    雄花拡大撮影


    さらにマクロ撮影。細い糸で垂れ下がっている雄しべが風でひらひらと揺れる。


    こちらは花が付いているのかどうかが分からない雌花


    雌花をマクロ撮影。小さな地味な花である。

 隣の静岡県ではヤマトグサが咲いている場所を知っているのだが山梨県ではまだ見たことが無い。富士山麓や山中湖近傍に生育しているはずである。いつか、山梨県に咲くヤマトグサを見てみたいものである。

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