山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

甲斐駒ケ岳の朧細月 甲府市舞鶴城公園 令和6年4月10日

2024年04月13日 | 星空
 日中は澄んだ青空が広がっていたのだが、午後からは薄雲が広がってしまった。本日は月齢1の細月とポン・ブルックス彗星が接近している日なのだが、薄雲に阻まれて彗星を撮影するのは難しそうである。しかし、細月ならばなんとかなるかも知れない。本日は甲府市舞鶴城公園から甲斐駒ケ岳の上に沈む細月が見られる日であるが、おそらく町灯りがかなり邪魔するのではないだろうか。だが望遠レンズで甲斐駒ケ岳山頂だけを捉えれば写るかもしれない。ザックに望遠レンズ2本とカメラ機材を詰め込み、公園散策とは思えないような重装備で舞鶴城公園に向かう。

    薄雲が広がった西の空。月が見えておりその左上には木星が輝いている。

    城壁のサクラの上に輝く細月と木星。ポン・ブルックス彗星はその間の月寄りの位置に居るはず。

    城壁の上の展望台に到着。やはり町灯りが明る過ぎる。

    甲斐駒ケ岳の上には厚めの雲がかかっている。これで月が写ってくれるかどうか?

    月と木星を狙って撮影してみる。雲に阻まれて不鮮明である。

    しかしトリーミングしてみると、左上に彗星らしきものがボンヤリと写っていた。

    明る過ぎる町灯りにかき消されて甲斐駒ケ岳が見えない。

    しかし、甲斐駒ケ岳に月が近付くと・・・

    月明かりで甲斐駒ケ岳が見えてきた。

    甲斐駒ケ岳にかかる月齢1の細月

    もう1台の望遠レンズ装着したカメラ画像

    甲斐駒ケ岳の朧細月

 想定していたよりもはっきりと細月が甲斐駒ケ岳に沈むところを捉えることが出来た。しかも位置がイメージした位置にドンピシャリで沈んでくれた。春霞に邪魔はされたが、逆に幻想的な甲斐駒ケ岳と細月を眺めることが出来て満足だった。
 夜景の景色や桜の花たちを撮影しながら撤収である。

    南側の景色。電波塔の脇にうっすら富士山が見える。

    北側の景色。マンションとYBS放送の建物

    夜桜満開の謝恩碑

    夜桜と天守閣」

    同じく夜桜と天守閣

 なかなか幻想的な甲斐駒ケ岳の朧細月と舞鶴城公園の夜桜を楽しむことが出来た。なかなかスッキリした夕空にはならず、ポン・ブルックス彗星は十分に観察できずに終わってしまいそうである。


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