山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

大月市に聳える山 菊花山  令和5年1月18日

2023年01月21日 | 甲斐百山
 大月駅の南側に三角錐を描いて立つ山があるのだが、その山の名前は知らなかったし、登ろうとも思っていなかった。ところが、甲斐百山の本を開いてみると、その山は菊花山という甲斐百山の一座であることを昨年知った。カシミール3Dや国土地理院の地図で見てもその名前は地図に記載されていない。ネットで少し下調べしておいて、ちょうど大月市に出張があったので午後から登ってみる。車は岩殿山の登山口駐車場に置いて桂川にかかる橋を渡ってお寺の脇を通り過ぎて進むと、中腹に東屋が立っているのが見えた。たぶんあれが登山道・・・と思って登ってみるが、途中から道が不明瞭になり最後は見上げるような急登に・・・??道を間違えたようだ。


    向こうに見える三角錐が菊花山。左側の山腹に東屋が見えるのでそこを目指して登ってみる。


    遊歩道があった。たぶんこれを登れば行けるだろう。しかし、菊花山の看板は右を指している・・・。


    少し急だが歩き易い遊歩道


    アカハナワラビ


    休憩ベンチのある東屋に到着。後ろに見えるのは岩殿山。


    百蔵山(左)と扇山(右)


    その上の鉄塔の脇を通り抜けて進む。


    一応道っぽいがあまり踏み跡は無い。


    岩尾根。歩かれている様子は無い。このあたりでこれはメインルートでは無いと思ったが、登ってみる。


    ちょい急登。山頂が見えてきた。


    右が菊花山山頂だが、斜面の傾斜がきつくて落ち葉で滑る。木の根元や根っこにつかまって登る。


    稜線まで登り着くと立派な登山道があった。


    岩のピーク、菊花山山頂が目前。


    岩壁に生えていたシュンラン


    シノブ


    菊花山山頂に到着。


    見下ろす大月の町並と岩殿山・百蔵山・扇山


    整備された登山道が付いているので簡単に登れる岩殿山だが、一見すると岩壁が立ちはだかる厳しい山に見える。


    笠雲を被っているようだが、富士山は見えなかった。

 バリアンスルートを登ってしまい予定外の苦労はしたが、1時間半ほどで菊花山山頂に到着した。持って来たGPSにはルートが出て来なかったが、自宅に帰ってからGPS軌道をカシミール3Dにダウンロードしてみると、山頂直下の急登の下で左手に巻く道があったようだが、全く気付かなかった。山頂で軽食をとって正規ルートを下山してみる。


    まともな正規ルートを下山する。


    見下ろす大月の街。向こうに見えるのは雁ヶ腹摺山と白谷ノ丸か?


    少し進むと富士山展望台があった。


    本日の富士山はご機嫌斜め。


    これがネットで見た危険個所のロープ場。滑りにくい岩でそれほど危険ではない。


    刈り払われた笹の中を抜けるとほどなく忠魂碑に出た。


    その近くに神社が立っていた。


    菊花山神社とでも呼ぶのだろうか?


    国道20号線バイパスに下りる階段道。下には墓地がある。


    紫雲山無辺寺の脇に抜け出た。

 20号線バイパスに抜け出てあとはテクテクと車道を歩いて駐車場に戻った。墓地の脇に菊花山の案内板が立っているのを見かけた。何本か登山道があるようである。道は良く整備されていて案内板も立っている登り易い山だが、今回のルートはとてもお勧めできるものでは無かった。3時間ほどで周回してきたが、この山に登るだけでは少し物足りない気がする。


    今回歩いたルート

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする