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美術手帖 2009年6月号 一夜漬け日本美術史

2009-06-01 | ア-トな話し
面白い雑誌が出た。
美術手帖 2009年6月号 特集]一夜漬け日本美術史。




デカッ、かわいい~、切ない、エロい、グロい、あぶない…
等々の感覚的な言葉で、作品を「パッと見」て出てきた言葉から日本美術の真髄に迫るという、画期的な美術史誕生です。

まるで我々そのままです。(笑)

日本美術史家・山下裕二さんが、美術の新しい見方を指南。

「美術」は必ずしも「美しい」ものだけではない。

まず、「デカッ」 です。タイトルの写真。普通に撮ったのではカメラに収まりません。休日の朝でした。

岡本太郎氏の巨大壁画。
JR渋谷から徒歩5分。マークシティーの通路です。
「明日の神話」 高さ5.5m。長さ30mの巨大作品です。

2008.12にピカソ展で東京に行った時に見に行きました。

山下裕二さんは、「なんでこれだけデカイ必要があったのか!」
ピカソの「ゲルニカ」への対抗?

次は、「怖い」



河鍋暁斎 「幽霊図」

2008.4に 暁斎 Kyosai 展 京都国立博物館 で出会いました。

他の作品も結構怖いですよね。

北森鴻の「狂乱廿四孝」という文庫本を読んでますが、何と表紙が、この「幽霊図」です。
歌舞伎を舞台にした本ですが、河鍋暁斎(本では、河鍋狂斎)が登場。この絵には隠された秘密があり、それが殺人事件に結びつきます。

そして、伊藤若冲の「動植綵絵」は、ベタ褒めです。
デカくもあり、コマカクもあり、グロくもあり、エロくもある。
形容詞のすべてがつまっている。

中でも、この絵。


「芦雁図」

一番「切ない」「エロい」
「落ちていく~」という感じが何とも言えません。

展覧会行って来ました。
展覧会では、一番左端にありました。最後の作品です。覚えてますか?

まあ、いろいろ楽しめる本です。
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Unknown (イタリア)
2009-06-05 16:53:44
面白そうな一冊ですね。見てみますね。

芸術は綺麗なものよりゾクッとくるものが好きです。韓国の青年(芸術的なものが好き)が四国で田の中にいろんな芸術作品を見たと言っていました。どんなものを指しているのかよく分かりませんが、まさか、案山子のことではないでしょうね。「寛永通宝」と砂で書かれたものも見たそうです。私を含め周りにいた日本人がみんな「寛永通宝」の砂絵を知らないと言ったら「日本にいて、知らないの?」と驚いていました。ご存じですか?
 
 
 
結構面白いですよ (kazu_san)
2009-06-07 22:11:07
案山子もアートですよね。

銭形砂絵ですね。聞いたことはあるけれど見たことはありません。
みんな知らないと思うよ。
日本人、みんな知らないよと言えば、地元の人に怒られそうですね。
 
 
 
Unknown (kokumi)
2009-06-09 10:15:21
こんにちは~

美術手帖「一夜漬け日本美術史」
>作品を「パッと見」て出てきた言葉から日本美術の真髄に迫るという

パッと見るのは得意なんですが。。。(笑)
真髄に迫るまでは。。。。もたついています。

横入りで、すみません。
>銭形砂絵ですね。聞いたことはあるけれど見たことはありません

は、数年前に青春18きっぷで見てきましたよ~
もしご覧下さるなら、↓こちらから。
http://www.rinku.zaq.ne.jp/kokumi/18se/18-04327.html

 
 
 
kokumiさんありがとうございます (kazu_san)
2009-06-09 19:39:19
さすが、青春18きっぷですね。
早速HP見させて頂きました。
すごいものがあるのですね。

みんな知らない..何て失礼しました。

ありがとうございました。
 
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