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東京都庁

2008-04-29 | 街角の話し
今まで、何回か東京に行ってるが、初めて 都庁に行って来ました。
住所は、東京都新宿区西新宿2丁目8番1号

正直言って感動ものです。
今更ながら、バブルの時代てあったよなと感慨深くなる建物です。

着工:1988年4月。竣工:1990年12月
高さ:243.4m 地上48階、地下3階 敷地面積:14,350m²
第一本庁舎、第二本庁舎、都議会議事堂の3棟からなり、合わせた建築費用は1,569億円。
設計者は丹下健三。
着工から完工当時の東京都知事は鈴木俊一。

「税金のムダ使い」との批判もあるが、今や東京観光の名所だし、時代が、それを許したとも言える。年間40億円もの維持管理費用が必要らしい。


第一本庁舎は高さ243mで、完工時は、日本一の高さだった。現在は6位。

ちなみに1位は、横浜ランドマークタワー(1993年年完工、296m)
2位は、大阪ワールドトレードセンタービルディング(256m)、りんくうゲートタワービル(256m)、4位は、六本木のミッドタウン・タワー(248m)、5位はミッドランドスクエア(名古屋)(247m)。



展望室は、第一本庁舎45階南.北にある。1階から直通エレベータで55秒で到着する。利用料は無料。
案内嬢に「どっちが人気があるの?」と聞くと。「同じです」と無難な答え。
「どっちも一緒や」と周りからの声。結局「北展望室」にしました。
写真は
左から「新宿住友ビル」 「新宿三井ビル」 「損保ジャパン本社ビル」
「新宿センタービル」
そのとなりのちょっと変わった形のビルは、工事中ですが「モード学園コクーンタワー」
そのビルの上部に見える、白い屋根が、「東京ドーム」。
右手前のビルは「京王プラザホテル」



展望室には土産店もある。
東京オリンピック グッズが売っています。
2016年夏季オリンピックを東京都に招致する構想で、東京都知事の石原慎太郎が提唱しています。
いろんな意味で画期的な構想。
*東アジア地域では1964年東京大会、24年後の1988年ソウル大会、20年後の2008年北京大会。次は早くても2028年以降と予測できる。
*同一都市での複数回開催は、アテネ、ロンドン(3回)、ロサンゼルス、パリの前例しかない。

まあ、「無茶ですよ」と言ってたら、何事も成就しないが
2009年10月に決定です。

グッズ買っておくことにしました。


ピンバッチです。
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大阪.ミナミの話題

2008-04-29 | 街角の話し
以前のミナミの話題は ミナミの新らしい3名所をご覧ください。
ラポルト心斎橋
戎橋
namba HIPS ( なんばヒップス )

1.ヴィトンの旗が御堂筋に

大阪・ミナミの御堂筋では、高級ブランド「ルイ・ヴィトン」のロゴマークを描いた旗が街灯にずらりと掲げられている。
広告は長さ約2メートル、幅約60センチで、長堀通り以南から難波の高島屋大阪店前までの約1キロメートルの間、御堂筋にある街灯1本につき2枚が掲げられている。茶色地にルイ・ヴィトンの文字とロゴマークなどが書かれている。

*東側のみ(大丸、そごうのある側です)です。
*長堀通りを越えた、ルイ・ヴィトンの大阪心斎橋店の前にはありません。
*5/11以降はどうなるのか不明です

写真は大丸の前。

5月11日の「御堂筋オープンフェスタ」への協賛広告だ。
国が直接管理する国道で、企業が街灯を使って広告を出すのは全国初。
今年初の試み、来年は多くの企業が参加しそうです。




2.カールおじさん



「それにつけてもおやつはカール」 で有名な「カールおじさん」が、「くいだおれ」の筋向いに進出です。

「カールおじさん」は、1967年に発売された明治製菓のスナック菓子のイメージキャラクター。ちなみに英語表記は綴りがCURLではなくKARL。
毎正時には、何やら仕掛けがあるようです。
路上の自分の姿がディスプレーに写る(人形の右側)タイムがあり、記念写真を撮る人で一杯になる。

3.くいだおれがいよいよ閉店


この人形、「くいだおれ太郎」は同店の看板であると共に、ビリケンや通天閣と並び大阪を象徴するオブジェです。
ビリケンを知らない人は、ここ


閉店の案内中。

くいだおれ太郎は1959年からあるようで、49年間、道頓堀には欠かせないキャラクターでした。
日頃から、この前は記念写真を撮る人で一杯ですが、閉店のニュース以来、特に混んでます。
1993年には、キーホルダー化されている。
これは、かなり前に買ったもの。



時代にいち早く対応するのも、この人形の特徴でした。
大阪らしいイチビリが素晴らしい。



2002.6 ワールドカップ 記事はこちら



2003.9タイガースのユニフォーム
この年、阪神タイガースが優勝しました。記事はここ

くいだおれの人形は、大阪の人なら誰でも知っているが....
くいだおれで食事した知り合いには、まだ出合ったことがない。(笑)

どうする?

ところで、閉店後の人形の行く先は、どこやろうか?
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モーリス・ド・ヴラマンク展 損保ジャパン東郷青児美術館

2008-04-26 | ア-トな話し
写真の、損保ジャパン本社ビルの42階に美術館がある。
没後50年ということで展覧会が4/19~6/29で行なわれている。
90点程が展示されている。
巡回は、大分県立芸術会館(7/9~8/17)、鹿児島市立美術館(10/3~11/3)。
残念ながら、大阪には来ません。

モーリス・ド・ヴラマンクは(1876年4月4日 - 1958年10月11日)フォーヴィスム(野獣派)に分類される19世紀末~20世紀のフランスの画家。

彼の作品は、先日、姫路市立美術館の常設展で見た。「川沿いの村」

フォーヴィスム(野獣派)とは、原色を多用した強烈な色彩と、激しいタッチが特色で「あたかも野獣の檻(フォーヴ、fauverie)の中にいるようだ」ということから名付けられている。

モーリス・ド・ヴラマンクの作風は、初期においては、ファン・ゴッホの影響を受け、後期においては、フォーヴィスムから離れてポール・セザンヌの影響を受けている。



雷雨の日の収穫 個人蔵

このタッチの荒々しさ、原色。スゴイ迫力です。
まるで、ファン・ゴッホですね。
後期の作品ですが。



静物 ポンピドゥセンター蔵

初期の作品ながら、これから「セザンヌ」という感じです。
これは、東京のみ展示。




セーヌ河畔の家並み 東京富士美術館蔵

これは、後期の作品。まさに「セザンヌ」です。
色が、落ち着いて来ます。
これも残念ながら、東京会場のみ。

損保ジャパン東郷青児美術館は、何回か行ってます。
東郷青児の女性を描いた作品も数点、常設で展示されていますが、何と言っても、これです。東京に行くなら、是非見てくださいという作品。
常設なのが、うれしい。



ファン.ゴッホの「ひまわり」

1987年3月30日、当時の安田火災が、ロンドンで行われたクリスティーズ主催のオークションで約53億円で落札した。
絵画の価格が約53億円、保険料なども合わせると約58億円。
ファン.ゴッホの「ひまわり」は、この世に7つある。壷に活けてあるひまわりの数で、3本と12本、15本の3パターンがある。この美術館にあるのは、15本のひまわりバージョン。
大きさも一番大きく縦1メートル、横76センチメートルのもので、もっとも鮮やかな黄色のひまわりと言われている。
そして、この別室には、セザンの「りんごとナプキン」そしてゴーギャンの「アリスカンの並木路、アルル」の3点のみが展示されている。
「アリスカンの並木路、アルル」は7.9億円と言われている。
バブルの頃とは言え、合わせたら、すごい金額の部屋です。

東京に行くなら、見逃せない展示です。



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モディリアーニ展  国立新美術館

2008-04-26 | ア-トな話し
3/26~6/9まで開催されている。なお巡回は、国立国際美術館(大阪)で、7/1~9/15。

モディリアーニの
"アーモンドのような眼-瞳はない-と長い首、撫肩で長い顔"は、毎年どこかの展覧会で会ってる気がするが、普通は一点あるいは数点だ。

今回の展覧会のすごいところは、全てがモディリアーニだということ。
総数約150点ある。
モディリアーニの油彩、デッサン(ドローイング)を織り交ぜながら展示されています。ほとんどが肖像画です。

モディリアーニの人生はドラマチックである。
1884年イタリアに生まれ、彫刻家をめざしていたが、健康等の理由で断念し、1916年から1919年の短い間に集中的に作品を描いた。画学生ジャンヌ・エビュテルヌと知り合い。1918年に一女をもうける。
貧困と持病の肺結核に苦しみ、大量の飲酒、薬物依存などにより、1920年1月24日に結核性髄膜炎により35歳で没した。
20世紀初頭に活躍した、いわゆる、エコール・ド・パリ(パリ派)の画家の一人。藤田嗣治やモーリス・ユトリロと親交があった。


これはチケットのデザインにも使われている作品
ジャンヌ.エビュテルヌ 

ジャンヌ.エビュテルヌは妻。モディリアーニの死の2日後、後を追って自殺した。妊娠9ヶ月だったという。



肩をあらわにしたジャンヌ.エビュテルヌ

これも妻がモデルである。他にもいくつかあった。
他の作品と違い、温かみを感じるタッチ。
前の作品同様に、「個人蔵」なので、見る機会は少ない。



女の肖像 (通称-マリー.ローランサン)

あの有名な画家、マリー.ローランサンがモデルと言われている。
公開されている写真とはあまり似てないが、口元に表れる意志の強さは特徴を捉えている。50年前にアメリカで展示されて以来の出品という貴重品。



展覧会の特別イベントとして、「桃井あおい」プロが、モディリアーニ風似顔を描いてくれます。館内の喫茶コーナーでやってます。-毎日開催されているのではないようです。-

一人3分で描く、500円。

魅力ある謳い文句に釣られて(笑)私も描いてもらいました。
下が、その作品。1時間待ちでした。

桃井あおいの携帯ブログはここ。



何人かの冷静な意見は
絵だけでは誰か分からないよ
似てると言われれば..
マユゲだけ特徴あるよ
モディリアーニ風だから、こんなものかな。

あなたも、どうですか? 大阪開催時にも、このイベントがあればいいですね。
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暁斎 Kyosai 展 京都国立博物館

2008-04-13 | ア-トな話し
4/8~5/11
没後120年記念 絵画の冒険者 暁斎 Kyosai -近代へ架ける橋-

何とも派手な看板である。ポスターも派手です。
「暁斎」て誰?
ほとんどの人が、そうだと思いますが...。

河鍋暁斎(1831~89)は、わずか7歳で歌川国芳に弟子入りし浮世絵を学ぶ。
数年で狩野派に移り、11歳から19歳まで、徳川幕府の表絵師筆頭の駿河台狩野家で絵画修業。
独立後、「狂斎」と名乗って江戸で風刺画などを描き人気を博した。
明治3年、風刺画が官憲にとがめられて逮捕・投獄。
赦免後、「狂」を「暁」の字に改め「暁斎」と号する。

海外では有名らしい。今回も大英博物館所蔵の作品がいくつか展示されています。

京都国立博物館のオリジナル企画の第三弾とも言うべき展覧会です。
伊藤若冲、曾我蕭白に次ぐ第三弾。
伊藤若冲、曾我蕭白は、今では有名人になりました。
オリジナル企画なので、どこにも巡回しません。

そして、今回のキャッチフレーズは、「泣きたくなるほど、おもしろい」

謳い文句一杯。これは、見逃せないぞと言うことで行って来ました。



「新富座妖怪引幕」-部分
舞台の幕です。縦4m、横17mという巨大な作品。
4時間で描いたと言われている。
大きさに負けない描写力はただものではない。
圧倒されます。
不気味な図柄ながら、まんがチックです。

冥界、鬼神、幽霊。何でもありです。

なかでも、ぎょつとするのが、「処刑場跡描絵羽織」。
紋付の黒の羽織の裏に、処刑場の生々しい凄惨な光景が描いてある。
プロの画家だから頼まれて描くのだから、これも誰かに頼まれたのでしょう?



蟹の綱渡り
コミカルな動きが「おもしろく」描かれています
蟹にも表情があるというのが、素晴らしい。



花鳥図
まるで「若冲」ですね。細密に描かれています。
この系統の絵では、いくつかの美人画が見事です。




五月節句図
元気に泳ぐ鯉のぼり。
近景から中景は初夏らしい雰囲気。
その後ろは秋の田、最後は、雪をかぶった富士山。
初夏から冬まで架けておける掛け軸(笑)になっている。



十二カ月図屏風の内、これは5月
菖蒲に蜘蛛

この組み合わせも意表をつくが、シンプルさが大好き。

泣きたくなる程でもないが、かなりおもしろい。

同じ人が書いたとは思えない作品の数々、多様性は圧倒的。
枠にとらわれず、引き出しの多い画家がやってきた。

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和の月

2008-04-13 | お酒の話し
和の月(なのつき)というお酒がある。
3年程前から、機会を窺っていたが、今回ようやく飲めた。

知ったのは2005年6月に読んだ
「最後の約束」-夫に捧げた有機の酒「和の月」-
坂本敬子 著の本である。

当時の所感は、「心に残る本」に載せています。

"文章は淡々と綴られているが、涙なくして読めない。時々次を読むのが辛くなる。造り酒屋の夫がガンに倒れる。治療に対する妻(坂本敬子)の執念がスゴイ。ここまでやるか...。夫は幸せである。一方、夫との約束、有機米の酒。「和(な)の月」-飲みたいと思ったが、テレビ、朝日新聞で話題になっただけに完売。来年の予約を受け付けている。"


銘柄名の「和の月」は「なのつき」と読む。
夫の名前は、「和彦」さん。
戒名に入っている「和」をお坊さんが「な」と読んでいたことから名付けたとのこと。

ところで有機米とは。
過去3年以上化学肥料を使用せずに、堆肥等で土づくりが行われた場で栽培されたものであり農薬、化学肥料および化学土壌改良材を使用せずに栽培されたものを言う。
また有機JAS制度では、登録認定機関による認定を受けた事業者が有機JASマークを貼付したものだけを「有機」と表示できます。

当然ながら、田への水にしても農薬を使った田を経由してくる水ではだめなので結構大変。
この酒は、那珂川(栃木県と福島県の県境に位置する那須岳が源流)の伏流水を使ってるようだ。

そして、酒造りでも 洗剤等、化学物質の使用は禁じられ有機のお酒造り専用のタンク・器具で作る。

まあ大変なご苦労です。

そして、今回ようやく入手した。
月の井酒造 
限定3千本の予約販売。3/25現在ではネットでも注文出来ました。
普通のお酒の倍近い値段です。

飲んだ感想は、透明感があり、柔らかい旨味がある。

日頃飲むのには高過ぎるが、たまにはいいか。


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ウルビーノのヴィーナスと常設展  国立西洋美術館

2008-04-07 | ア-トな話し
この展覧会、あまり混んでませんでした。
専門家の話では、今年一番とのことです。
私的には、フェルメール、モディリアーニの次かなと思いますが。
ヴィーナスというものに少し腰が引けるのでしょうか?
裸婦の絵画や彫刻ばかりでは、どうも..という人も居てるのでしょう。

まあ、上野は桜が満開というせいもあるのでしょうが。

今回の展覧会の目玉の作品。ティツィアーノの「ウルビーノのヴィーナス」

ティツィアーノが、この絵を描いた人。
ウルビーノというのは、この絵の注文者ウルビーノ公。ウフィツィ美術館所蔵です。

素晴らしい絵です。
500年近く前に描かれた絵とは思えない、新鮮さ。
絵のそれぞれの部品に寓意があるようですが、そんなことは、どうでも良くて感動します。官能的ですよね。
モデルは高級娼婦と言われていますが、なんとなく納得。
後の作品がかすんでしまうというか、どうでもいいというか。
なんかレベルが違うように思います。

そんな中、あえて、もう一つと言えば、この作品です。



ラファエツロ.ヴァンニ
キューピッドを鎮める「賢明」

「ウルビーノのヴィーナス」と違い、こちらは「母親顔」です。

もうひとつ感動が少なかったせいもあり、常設展示に足を運びました。
なかなかのものです。もっと有名な所蔵品もあるのですが、今回は展示されてませんでした。

なかでも最高はこれです。


カルロ.ドルチ 悲しみの聖母(聖母として描かれた画家の妻テレーザ.ブケレッリ)
まさに聖母の雰囲気、足が停まってしまいます。

こんな作品もあります。


ジョルジュ.ド.ラ.トゥール 聖トマス
さすがラ.トゥールという作品です。

最後に


マリー=ガブリエル.カベ 自画像(デッサンをする画家)

「自画像」というのがすごいと思いました。普通自画像というのに美男美女はないと思うのだが、これは美女です。

この常設展、結構女性の肖像画が多い。あなた好みの女性が見つかるかもです。


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