カラー
オランダカイウ属(オランダカイウぞく、Zantedeschia)はサトイモ科の属の一つ。サンテデスキア属ともいう。南アフリカが分布の中心。
この属の植物は、仏炎苞や葉が美しいものがあり観葉植物として栽培されるものがあり、園芸ではカラー (calla) またはカラーリリー (calla lily) と呼ばれる。古くは「海芋」「海宇」(かいう)といった。
同じサトイモ科には、学名を Calla というヒメカイウ属があるが、栽培植物の「カラー」という場合は、本属の植物、特にオランダカイウを指すのが普通である。
カラーは草丈15cm~1mになる多年草で花の色は赤、オレンジ、黄、ピンク、白、紫の、襟に似た形状の花を咲かせます。カラーの葉の形は三角形のやじり形やほこ形があります。長く太い茎が特徴です。秋と冬のカラーは葉が枯れて休眠に入ります。春~夏が生長、開花時期です。
シャガ
開花期は4 - 5月ごろで、白っぽい紫のアヤメに似た花をつける。花弁に濃い紫と黄色の模様がある。根茎は短く横に這い、群落を形成する。草丈は高さは50 - 60 センチ・メートル程度までになり、葉はつやのある緑色、左右から扁平になっている。いわゆる単面葉であるが、この種の場合、株の根本から左右どちらかに傾いて伸びて、葉の片面だけを上に向け、その面が表面のような様子になり、二次的に裏表が生じている。
シャガは中国原産で、かなり古くに日本に入ってきた帰化植物である。三倍体のため種子が発生しない
学名の種小名はjaponica(「日本の」という意味)ではあるが、中国原産である。また、シャガを漢字で「射干」と書くことがある。しかし、ヒオウギアヤメ(檜扇)のことを漢名で「射干」(やかん)というのが本来である。別名で「胡蝶花」とも呼ばれる。
ニワザクラ
・中国北部及び中部を原産とするバラ科の落葉樹で、ニワウメの変種とされる。背丈が大きくならず、狭い庭でも育てることができるためニワザクラと呼ばれるが、ソメイヨシノなどのサクラよりも、ユスラウメやニワウメに近い雰囲気を持つ低木の一つ。
・中国では古くから「麦李」と呼ばれて観賞用に普及しており、室町時代よりも前に日本へ渡来したと考えられている。
・花は八重咲きになることが、一重咲きのニワウメとの違いとされるが、ニワザクラの母種にも一重咲きのヒトエノニワザクラがあり、分類や来歴はややこしい。
アジェガ
アジュガはセイヨウキランソウ(Ajuga reptans)から作出された園芸品種が多く栽培され、ピンクと白の斑入り葉の品種やクリーム色の中斑の品種、小型の品種などがグラウンドカバーやコンテナで楽しまれています。日本に自生するジュウニヒトエやキランソウもアジュガの仲間です。
ほふく茎でマット状に広がり、春に青紫色やピンク色の花を多数咲かせます。横に広がる性質上、根が浅いので乾燥には弱く、直射日光の当たる場所には向いていませんが、耐陰性があるのでシェードガーデンに植えるとよいでしょう。