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2016科学10大ニュース

2016-12-29 23:25:57 | その他
今年も年末恒例のニュースです。
朝日新聞の科学10大ニュースが本日、発表された。
科学と医療分野の報道に携わる朝日新聞記者が10大ニュースを選んだものです。

1位:熊本地震 2度の震度7
2位:もんじゅ廃炉決定
2位:大隈氏ノーベル賞
4位:重力波を初観測
5位:パリ協定発効
6位:ニホニウム命名
7位:AI躍進に驚き
8位:40年廃炉 骨抜き
9位:ゲノム編集普及
10位:ジカ熱感染拡大
(2位は同数)



管理人の興味ある分野「天文宇宙」関連では、4位に重力波を初観測が入っています。
100年前にアインシュタインが存在を予言した「重力波」を、米国を中心とする研究チームが
とらえることに成功し、2月11日に発表した。
重力波は時空のゆがみがさざなみのように伝わる現象。研究チームは米国2カ所にある
「LIGO:ライゴ」と呼ばれる装置を使い、15年9月、二つのブラックホールが互いの周りを回り
ながら最後に合体するときに出る重力波をとらえた。
重力波を観測すれば、光や電波を使う望遠鏡ではとらえられない未知の天体の姿を解明
できると期待されている。
日本でも東京大宇宙線研究所が岐阜県に観測装置「KAGURA:カグラ」を設置。
順調にいけば18年から観測を始める。

米国の2か所と日本の1か所の地球上の3か所から同時に重力波を観測に成功すれば、
3次元(方向と距離)でブラックホールが特定できます。
日本の観測装置が完成する2018年が待ち遠しいものです。

宇宙開発関係がニュースに取り上げられていません。
小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」に到着するまで、又は、「H3ロケット」の
初打ち上げ成功まで待たなければならないのかな?