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ネット調査で見る選挙の世論調査

2019年11月23日 | 国際・政治
このたびの台風19号により亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
 

11月9日(土)・10日(日)両日、選挙ドットコムは電話とインターネットで18歳以上を対象に世論調査を行いました。ネットに精通する40歳代までの比較的若年層の傾向が分かります。ネット調査では他のメディアでの世論調査とは違った驚くべき結果が出ているのが特徴。以下、2019年11月13日配信「選挙ドットコム」から記事を転載させていただき、紹介することにします。(サイト管理者)
 

※以下、転載はじめ↓ 
 

<自民党に次ぐ政党は立憲ではなくN国?!ネット調査で驚くべき結果に>

選挙ドットコムでは、11月9日(土)・10日(日)に日本国内の18歳以上の方を対象としたハイブリッド調査(電話調査とインターネット調査を同じ設問で同時に行う方式)による全国意識調査を実施しました。電話調査(JX通信社と共同実施)では1,031件、インターネット調査(Gunosyリサーチを使用)では1,000件の有効回答を得ました。
 
■ネット調査ではN国党が自民党に次ぐ支持率を獲得!
 
 
調査の回答者の年代別の割合は上記のグラフの通りです。ネット調査では、40代までの回答者で7割を超す結果となっており、比較的若い年代層の意識を抽出しています。また、電話調査では50代以上の回答者で7割を超す結果となっており、比較的高い年齢層の意識を抽出しています。
 
参考として図の右端に、今年の7月に行われた第25回参議院議員通常選挙の投票者に占める年代別の割合も掲載しました。50代以上の投票者が7割近くを占めており、現段階では電話調査の方がネット調査よりも選挙結果に近いサンプリングとなっています。
 
 
普段支持している政党について調査をしたところ、上記の表の通りの結果となりました。電話調査・ネット調査ともに「支持政党がない」という回答の次に「自民党」支持層が多いという結果となりました。
 
電話調査・ネット調査の比較で最も特徴的なことは、ほとんどの政党がネット調査では支持率を下げる傾向にある中で、日本維新の会はほぼ横ばい、れいわ新選組とNHKから国民を守る党は電話調査よりもネット調査の方が高いという点です。特に、N国の支持率はネット調査では3.2%となっており、野党第一党である立憲民主党の3.1%を超えています。
 
もう一つの特徴は、ネット調査では「支持政党がない」の回答者が電話調査の約2倍近く存在するということです。後にも記載しますが、普段の投票参加についての問で「必ず投票に行く」の回答者割合が、ネット調査は電話調査の半分程度でした。よって、ネット調査の回答者にはそもそも必ず投票に参加する方が少ないため、支持政党がある回答者も少ないという結果になったと考えられます。
 
その他にも、立憲民主党や日本共産党は、電話調査と比べるとネット調査での支持率は大きくポイントが下がっています。これは選挙ドットコムが行った参議院議員埼玉選挙区補欠選挙の際の調査でも同じ傾向が見られました。この背景には、党の支持層に占める高齢者の割合が他党と比べて高いことが理由の1つだと推測されます。
 
 
内閣支持率については上記のグラフの通りです。電話調査とネット調査を比べたときに「強く支持する」と「どちらとも言えない」に大きな差が出ています。電話調査で「強く支持する」の割合がネット調査よりも強く出ているのは、電話調査の方が60代・70代の内閣支持率が高いことが理由と考えられます。また、ネット調査で「どちらとも言えない」の割合が電話調査よりも強く出ているのは、ネット調査の回答者に占める割合が最も大きい無党派層が内閣に対して「どちらとも言えない」という評価をしていることが理由と考えられます。
 
■投票参加に関してはダブルスコアの差が
 
 
今回の意識調査では、「普段の投票参加」についても調査を行いました。結果は上記のグラフの通りです。「必ず行く」の回答者は電話調査の方がネット調査の2倍近い結果となりました。しかし、年代が上がるにつれて「必ず行く」の回答者が増加する傾向にあるということは、電話調査とネット調査の両方で確認できましたので、回答者の年代による差が影響していると考えられます。
 
■電話調査だけでは見えてこないネット上の声が明らかに
 
選挙ドットコムでは、ハイブリッド調査(電話調査とインターネット調査を同じ設問で同時に行う方式)による全国意識調査を今月から毎月行っていきます。大手報道各社では電話調査のみ行われており、比較的高い年代層の回答サンプルが多くなる傾向があります。しかし、選挙ドットコムが行うハイブリッド調査では、幅広い年代層から回答を獲得することができ、電話調査だけでは明らかにできない比較的若い年代層の潜在的意識も明らかにすることができます。
 
この夏に行われた参議院議員選挙では、れいわ新選組やN国党がネット上で大きなうねりを起こすことによって議席獲得につなげたことが話題になりました。インターネット上の声は、もはや無視できない存在となりつつあります。これからも選挙ドットコムでは、ハイブリッド調査によって電話調査だけでは見ることができないネット上の声を明らかにしてまいります。
 
 
【調査概要】 調査は11月9日(土)と10日(日)に実施。日本国内の18歳以上の方を調査対象とし、有効回答数は電話調査(JX通信社との共同実施)で1,031件、インターネット調査(Gunosyリサーチを使用)で1,000件を取得。電話調査は無作為に電話番号を発生させるRDD方式をオートコールで実施。ネット調査ではスマートフォンアプリのダウンロードユーザーを対象にしたアンケートツールにより実施。各党の支持率は小数第2位以下を四捨五入。回答者年代別割合、内閣支持率、投票参加の数字は小数第3位以下を四捨五入。
 

【出典】2019年11月13日配信「選挙ドットコム」
 
 
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