9月28日臨時国会冒頭解散か

9月22日、菅官房長官は衆院議運委理事会に出席して、臨時国会を28日に召集すると伝えました。

野党から、これはこの3ヵ月間、憲法53条に基づき4野党が要求していた臨時国会なのかと召集理由が問われました。
野党の臨時国会要求は、森友・加計学園問題の真相解明を迫ったもので、その要求を受けてのことなら、野党が求めている代表質問や予算委員会での審議に応じるべきです。

この問いに、菅官房長官は「国会で決めてもらえば丁寧に対応する」と答えるのみでした。

安倍晋三首相は、これまで傲慢な国会運営を国民世論で批判されるや神妙なふりして反省して見せ、「丁寧に説明する」と何回も明言してきましたが、それはウソだったのでしょうか。

野党の共闘準備が遅れている一方、内閣の支持率が少し回復してきた今、政権の維持のため、チャンスとばかりに臨時国会冒頭解散するなら、これほどの党利党略はありません。
何が何でも、自身が首相の間に改憲を実施したい一心です。

安倍首相は、明らかに憲法53条を逆手に取って臨時国会冒頭解散を狙い、森友・加計学園の疑惑隠しのため、前代未聞の暴挙を強行しようとしているのです。
冒頭解散は憲法違反の何物でもなく、疑惑解明なくして解散の大義はありません。

しかし、安倍首相が冒頭解散の暴挙に出たら、野党と市民の共同で、改憲勢力の安倍自公・補完勢力に痛打を与えましょう。

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