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歓迎すべき「板門店宣言」、米朝首脳会談で「非核の具体化」に期待

2018年04月30日 | 国際・政治

4月27日、南北朝鮮の軍事境界線である板門店の韓国側施設「平和の家」で行われた韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との南北首脳会談で交わされた「完全な非核化により、核のない朝鮮半島を実現するという共通の目標を確認」し、「朝鮮戦争の終戦を年内に宣言する」とした「板門店宣言」は4月28日当ブログでも紹介しました。これを歓迎する声は国連はじめ世界各国からも上がっていますが、蚊帳の外におかれた日本政府は懐疑的です。また6月米朝首脳会談を予定している米国・トランプ大統領も同宣言を歓迎しながらも、「完全非核化」のために引き続き圧力をかけていくとしています。ともかく、ここまで平和的外交的に「朝鮮半島」の平和・非核化を目指す取り組みが始まったことは歓迎すべきことです。それだけに6月の米朝首脳会談での具体化が問われることになりました。日本の被爆者からも歓迎する声が届いていますが、この問題を的確に表現していると思います。その記事を2018年4月27日配信「時事通信」から転載させていただき、紹介することにします。(サイト管理者)


※以下、転載はじめ↓


<被爆者「素晴らしい」=非核化に拍手、具体化期待>


広島県原爆被害者団体協議会の佐久間邦彦理事長(73)は、南北両首脳の共同記者発表の様子をテレビ中継で見ながら「素晴らしいね」とつぶやき、拍手を送った。「北も南も一緒になって核をなくそうと宣言したのは、大きな一歩だ」と歓迎した。

宣言では非核化に向けた具体的措置への言及はなかった。佐久間理事長は「具体化は今後の課題で、米朝首脳会談で話されると思う。北朝鮮を信じられないという考え方もあると思うが、『核をなくさなければいけない』というのが被爆者の立場。核の放棄へ発展してほしいと希望を持ちたい」と話した。

長崎県平和運動センター被爆者連絡協議会の川野浩一議長(78)も、共同宣言が朝鮮半島の非核化目標に触れた点について、「被爆者が願う方向に進んでくれた。大変喜ばしい」と歓迎。「米朝首脳会談で、具体的な非核化の措置が提案されることを期待したい。核なき世界に向けた突破口になってほしい」と力を込めた。 


【出典】2018年4月27日配信「時事通信」


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