とだ九条の会blog

「とだ九条の会」公式HPに併設=「とだ九条の会ブログ」でネットワークを広げます。

東日本大震災の被災地視察ツアーに参加しました(2)

2012年07月06日 | 国際・政治

昨日に引き続き、東日本大震災の被災地視察バスツアーに参加した感想をご紹介します。(サイト管理者)

2日目は石巻市です。港湾地帯を視察しました。町全体がなくなってしまった南三陸町と違っ120610hisaichi2 て石巻市は街自体も大きく、大工場も多いので、既に街全体が稼働していて「復興」への動きが感じられました。津波被害も街全体ではなかったので、被災家屋と何も被害を受けていない家屋が混在していました。港湾地帯は地盤沈下も激しく1mかさ上げしなければならないということで、復旧にむけ工事が進んでいる最中でした。ボランティア数名がお墓の清掃をしていましたが、ボランティアの数もだいぶ少なくなっています。

今回、被災地を視察して感じたことは、それまで聞いていた状態とは違い、瓦礫も一ヵ所に集められていたことでかなり片付けは進んでいたこと。匂いもしませんでしたし、人々の生活が再開し始めている「息吹」が感じられたこと。説明してくれた宮城県の同友会のどなたもが震災にめげず、逆にそれをバネに前向きに暮らしていること。人と人との絆が大切で、継続支援が大事であると認識したこと、などです

今回訪問した所は東日本大震災の被災地のほんの一部です。東北3県だけでも福島県から宮城県、岩手県とリアス式海岸沿いに甚大な被害を受けているほか、福島第一原発事故が更に輪をかけて被害を助長し、復旧の妨げになりました。死者15800人、行方不明者今なお3000人、避難生活を余儀なくされている人が10数万人もいるという状況を政府はどう考えているのでしょうか。憲法の生存権を保障した政治が今こそ求められています。そして復旧復興なくして原発再稼働などはありえませんし、原発に見切りをつける決断を下し、原発に頼らない日本をつくることを切に求めます。そんな感想を強くした今回の視察ツアーでした。

【写真】南三陸町の防災対策庁舎の前で

※このブログをお読みの方で、「私も九条の会のアピール(「とだ九条の会」HPをご覧ください。)に賛同し、憲法九条を守る一翼になりたい」という方は、 「とだ九条の会」HPに「WEB署名」がありますので、「賛同署名」にご協力ください。
■「とだ九条の会」公式ホームページもご覧ください。
http://www15.ocn.ne.jp/~toda9jo/
■「とだ九条の会」ブログのバックナンバー一覧はこちらが便利です。
http://www15.ocn.ne.jp/~toda9jo/blogmokuji.html
■「とだ九条の会」ツイッターのアドレス
http://twitter.com/toda9jo

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする