何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

あふれ出した涙・その後はワッハッハ

2016年06月12日 16時24分58秒 | Weblog
先週の日曜は雨だったので、繰り越して今日がアパートの全体掃除のクリーンデイ。
この一週間で随分と運動機能が落ちている。
起き上がるのも必死でバランスを崩さないように立ち上がるのが大変だ。
ろれつも回りが悪く話をするのもおっくうだ。
箸も茶碗もちゃんと持てなくてもどかしく、食欲も減退してる。

7時からのクリーンデイに出たが、歩行器で歩くのも危なっかしくなってきているのでほうきも使えずゴミ拾いも出来ない。
ほんのちょっと草むしりだけして終わった。
役立たずのあしでまといだったけど、何とか参加できた。
来月はどうなるか?、長万部へ行って帰ってくるまで歩行器で歩ける運動機能を残してくれ!、そう祈るばかりだ。

初心忘れずべからず。
中学3年生の3学期、おやじに買ってもらったギターで、弾けるようになる為に
独学で練習しはじめた。
月刊明星だったか月刊平凡だったか忘れたが、付録についていた歌本が教科書だった。
歌本のコード表を覚え弾けるように練習を始めた。
どんなコードも弾きこなしたいと思った。
どうしても力の入れ方が分からないFと言うコードとB♭と言うコードが弾きこなせないと意味が無いと思い課題曲として選んだのが当時流行っていたグループサウンドのワイルドワンズが唄っていた「思い出の渚」だった。
当然苦手なコードが入った曲だった。
初めて挑んだ弾き語り、弾けるようになったのは3ヵ月後だった。
毎日毎日鳴らないギターのコードを指が腫れ上がっても押さえ続けた。
いつかきれいな音が出ると信じていたし、ギターが弾けたら作曲を始めるという目標があったから音が出なくっても楽しかった。
3ヶ月掛けて弾けるようになった時中学校卒業の時だった。
卒業を祝うクラスの茶話会で、クラスのみんなの前で弾き語りで「思い出の渚」を唄った。
クラス約50人の前で14歳の春、僕の人生での初ライヴだった。

持ち歌はたった一曲だったが、弾けないコードはなかったので高校に入ったらすぐに作曲を始めた。
ギターが弾けなかった中学校3年間、いずれは曲を作るんだと授業中も詩を書いていた。
すべて駄作だったが歌が作れるようになったのは、たった一曲だけ覚えただけだが3ヶ月掛けて弾けないコードが無いぐらいマスターした事と沢山の詩を書いていたことだ。

今僕はボトルネック奏法という初めて出会う奏法にチャレンジ、そしてウクレレという楽器に初チャレンジ。
それも思うように動いてくれない両手でのチャレンジ。
今の状態で弾けるようになるために、初心忘れずべからず。
出来ないじゃなく、出来るようになる為に、音が出なくても指が絡まっても何度も何度も繰り返し繰り返し練習あるのみ。

ボトルネック奏法のまねごとも、ウクレレのなんちゃって演奏も7月出来るかどうか自信がなくなってきた。
でも、最後まであきらめるつもりはない。

ブログを書くのも疲れるようになった。
ここまで運動機能が落ちてくると近いうちに寝たきりになるだろう事、そうなれば死が近い事…想像してしまった…。
誰も居ない部屋、突然。
あふれるように涙が止まらなくなった嗚咽する声を殺して。

一生懸命強がって前向きであらねばとブログに書いていますが、心の底にひそんでいるどうしようもない思いが涙になってあふれ出したんでしょうね。
またこれからも何度もあふれ出すでしょう、でも涙がひいたら笑います。


   ワッハッハ


* 僕は何時も笑っています
  あなたのそばにいて
  僕は何時も笑っています
  どんな時でも

ヘラヘラするな馬鹿にするなと
なぐられて血を流し
泥にまみれて はいつくばっても
それでも笑っています

誰かを憎んで傷つけるよりも
傷つけられるほうがいい
きれいごとだと 青臭い奴だと
笑われ続けても

** 泣きたくなるほど悔しくて
   せつなくて悲しくてはかない時も
    僕は何時も笑っています
    あなたのそばにいて
    僕は何時も笑っています
    どんな時でも
    ワッハッハー……


* (繰り返し)

意気地が無くて臆病者で
いつも迷ってばかり
今の僕に出来る事を
探し続けて

愚図でのろまで弱虫だけど
精一杯生きてます
愚図でのろまで弱虫だけど
力一杯生きてます

**(繰り返し)

愚図でのろまで弱虫だけど
懸命に生きてます
愚図でのろまで弱虫だけど
頑張って生きてます

**(繰り返し)

  ………………………………………………………………………………………
7月 9日(土)

北海道長万部町   高橋忠史 投げ銭ライヴ
          19時 開演

会場   民宿・ シャマンの里   長万部駅徒歩7分
       電話番号 01377-2-2157



7月17日(日) 高橋忠史・魂のライヴ
        64歳 青春真っ只中

小平市天神町2丁目都営アパート(秀峰会)集会所

西武新宿線 小平駅 自転車道を徒歩10分
緑萌える遊歩道をぜひ歩いて来て下さい。
じゃぶじゃぶ池公園裏(自転車遊歩道の脇にある小さな公園)

13時半 開場
14時 開演 

参加費 投げ銭

高橋忠史 命懸けでの自主ライヴ


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娘、しのの旦那、潮田雄一はプロのギタリスト、インターネットで名前を入れて検索すると出てきます。

娘、ゆいの旦那、新井道雄はヘアーメイクアーティスト、新宿駅徒歩3分の所で友人と共同経営で下記の美容室を出しています。
新宿で髪をセットする時はぜひ行って下さい。高橋忠史の話で盛り上がれますよ。
THE DERBY【ダービー】
東京都新宿区新宿4-2-7 中山ビル2F
新宿駅南口徒歩3分 新宿三丁目駅6E出口より徒歩2分
Tel:03ー5363-4041


高橋忠史のフェイスブック
https://www.facebook.com/tadashi.takahashi.7902
ホームページ音楽の森
  http://www.ne.jp/asahi/tadashi/singsong/
メールアドレス
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電話  090-8849-0907

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