何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

アルバム「証明…あかし」完成

2012年07月25日 17時23分28秒 | Weblog
7月25日

正式には、アルバム「証明…あかし」2012年リミックスバージョン完成。

1981年にトーラスレコードから発売された「証明…あかし」は、他のCDに比べて極端に音量が低く、高音域もシャリシャリし過ぎて、ボーカルは痩せて聞こえるし、バックの演奏も貧相な音になってしまっている。今まで僕は、レコード会社から全国発売されたCDだから、最良の音質で出荷されていると疑いもしなかった。
ただ、全体的にパワー不足で貧相な音に聞こえるのは、アレンジやミキサーのせいだと思い込んでいた。

先日のバッカスのライブで、30年の付き合いがある高橋君から、彼の個人的な理由から(彼のブライバシーを守る為に理由は書けません)、どうしても「時は流れ人は生きている」の入っているCDが欲しいといわれた。僕としては、「証明…あかし」はアルバムとして出来の悪い作品だと思い込んでいたので、本来なら断っていたのだが、彼が聞きたいというその理由を聞いて、源音はパソコンに入っているのでコビーして送ると約束した。

その後、パソコンからCDに焼いて改めて車の中で聞いてみたが、あまりにも音量が低すぎるし全体の音質が痩せすぎている。
有り得ない事だが、ひよっとしてマスタリングをしていないんじゃないか。そんな疑問が頭をよぎった。この六年間人に非難されながら音質にこだわって来たから分かる事だ。

マスタリングしていないという事は、分かりやすく車に例えて言うと、すべての組み立て行程を終えて、ボディーをかぶせたが、塗装をしないまま商品を出荷したのと同じ事なのです。

いくらなんでも、レコード会社が最終行程のマスタリングをしないで出荷するはずがない。とすると、マスタリングを引き受けた会社のレベルがほとんどアマチュアレベルだったという事かも知れない。

今の僕なら、最高レベルのマスタリングは無理でも、並み以上の音質に引き上げる事が出来るはずだ。そう思えたから、早速マスタリング作業を始めた。見事に音量は上がり、シャリシャリした音も消え、全体の音圧も上がり、奥行きと広がりも出た。
まるで違う作品を聞いているようだ。「東京」は素晴らしい作品だ、そしてぼくが改めてミックスダウンとマスタリングをした2012年リミックス版「証明…あかし」も素晴らしいアルバムに生まれ変わった。

実は、今日新しい発見があってさらに広がりがでて、クリアーな音になった。

歌詞カードも出来、ジャケットも作った、後は印刷とCDの焼き付けをすれば出来上がる。

この2012年版リミックスバージョン「証明…あかし」は凄いアルバムだ。

2000円で発売開始します。

このCDが生まれた経緯は又後で。

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