彦四郎の中国生活

中国滞在記

福州都心のオアシス「茶亭公園」—中国「清明節」連休の海外旅行先1位は、「桜の国、日本」

2024-04-01 21:25:48 | 滞在記

 3月下旬の亜熱帯地方の中国福建省の福州。私のアパート近くのビワの実が色づき始めている。市内の光明港公園付近のハイビスカスの花が数輪、開花していた。ブーゲンビリアの開花もすすむ。

 3月29日(金)の午後4時ころ、福州市内の中心部にある「茶亭公園」に行く。シャガの白い花が咲き、ここのハイビスカスは赤い蕾がたくさん見られ開花寸前。

 公園内で、二胡(にこ)の演奏に合わせて女性が歌を歌っている光景も。そのそばで、椅子に座って談笑し合ってる人たち。園内の藤の花が美しい。

 大きなカジュマルの木の下でトランプをしている人たち、池の近くの建物の下で中国将棋をしている人たち。遊具のあるところは、祖父母や孫たちの姿も多い。ここ「茶亭公園」は福州市都心のオアシスのようなところの一つ。

 「茶亭公園」からレンタル自転車を使って5分ほどのところにある「五一広場」。この「五一」とは、五月一日の労働節(メーデー)にちなんだ名称。中国全土にはこの名前の広場がたくさんある。ここ福州市の「五一広場」には毛沢東の巨大な白い像がある。毛沢東像の背後の小山には、寺院の白塔も見える。この広場は、祖父母と孫たち、親と小さな子供たちの憩いの場所でもある。ダンスの練習をしている光景も。

 この日、「五一広場」近くにある「19番珈琲」店に立ち寄り、そのそばの日本料理店「古都」で夕食に牛丼を食べ、アパートに戻るためにバスに乗る。ここ中国福州市の路線バス(福州公共バス)は、この日の午後5時以降は「免費」(無料)。春節前の2月6日から労働節休暇の終わる5月6日までの3か月間、「平日の午後5時以降、土曜日と日曜日及び祝祭日は全日」路線バスは無料となっている。(※路線バス料金の多くは、「1元(20円) 」と安い。 )

 午後6時45分頃、日も暮れたこの時刻、アパート近くまでバスが近づくが、文教地区のこの辺りは高校や中学がとても多く、下校時の生徒たちでごったがえし、道路は渋滞が発生する。

 昨年の3月29日に3年ぶりに中国に戻ってから、この日、ちょうど1年間が経過した。

 3月22日(金)の夜、馮(ひょう)さんと日本料理店「古都」で久しぶりに会い、再会の🍻乾杯をした。彼女は閩江大学の卒業生だが、日本語学科の学生ではなかった。他学部の学生だったのだが、私の授業の聴講生の一人だった。卒業後、日本の筑波大学大学院(修士課程)に進み、現在は博士課程に在籍している。専攻は「教育学研究科」で、「命の教育」を研究の課題としているとのこと。実家は福州市内にあり、2月10日からの春節に合わせて日本から帰省し、3月25日に日本に戻っていった。(※彼女は日本の剣道を閩江大学の学生時代からやっていた。)

 今年の中国の「清明節(せいめいせつ)」は4月4日(木)。この日は先祖の墓に参り供養をする伝統の祝祭日。日本のお盆のような一日だ。このため、中国では、4月4日(木)から4月7日(日)まで4日間が連休となる。

 中国のオンライン旅行販売大手、「携程集団」(トリップドットコム・グループ)は3月25日までに、4月4日から7日の「清明節連休」に合わせた海外旅行の渡航先日本が首位になるとの可能性を発表した。日本の桜を目当てに訪れる人が多いという。今年2月の春節(旧正月)連休では、海外渡航先の人気首位はタイだったが、この4月は「桜の国、日本」。「清明節」連休の前後に休みを取得し、4月2日頃から9日頃までの8日間余りの日本旅行を予定している人が多いという。

  私も4月3日(水)に、日本に帰国し、10日(水)に中国福州に戻る予定だ。(※4月8日と9日の担当授業を休講とし、後日に補講を行う。) 今年の日本は桜の開花がとても遅くなっているようだが、京都も、日本一時帰国中の4月6日頃には桜も五分咲きとなるかと思う。今日4月1日から京都では、1月間にわたる「都をどり」が開演された。

 

 

 

 

 

 

 


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