8月22日(月)の友引の日に、息子の「結納式」が行われた。結婚式の予定は10月16日(日)。最近では、「結納式」をとりおこなうことは少なくなり、結婚にあたって結納式を行うのは10組中2組くらい(20%)のようだ。
7月24日(日)に、息子と結婚してくれることになった人の両親と初めて会った際の話し合いによって、結納式をすることになった。その後、「結納・結婚」に関する本などを購入し、結納式の流れや必要な結納品についてのことを初めて勉強をした。8月上旬より、京都市内の老舗「松屋結納店」に何度が足を運び、結納式に必要なの品々を準備していった。お盆で福井県に帰省する前に、ほぼその準備が整った。
8月22日の朝、大きな風呂敷に「結納品」を包み、自宅を出た。結納式の後、お酒が入った会食・歓談となるので 車で行くことができないので、バスや電車を乗り継いで 京阪出町柳駅に着いた。ここで息子と待ち合わせをしていた。そして、京福叡山電鉄のローカルな電車に乗って「岩倉駅」に着く。
相手方の伊佐家に着いた。14代以上続く岩倉の旧家だけに、家というものに格式と伝統が感じられる。なかなか風情のある屋敷うちだった。周囲は水田も多い。比叡山が家の門の正面方向に見える。
11時から始まった「結納式」の流れは、11時半頃に終了した。初めての結納式の経験だったので、口上がちゃんと言えるかどうか不安もあったので 少し緊張した。式終了後、伊佐家のおじいさん(娘さんの祖父)が挨拶をしてくれた。元高校の生物学の教員だったようで、非常に品のある人柄が感じられる人だった。
式後の食事会のために、中華料理の出張料理人2人が伊佐家に来た。12時頃から午後2時半ころまで、式後の宴席が行われた。
足や腰の不自由なおじいちゃんは、畳に座ることが難しいので、母屋の台所に料理人たちと話しながら過ごしていた。生物に関する話などをしたが 私も生物学が大好きなので けっこう話し込んだ。おじいちゃんが、今は亡くなった妻と中国に旅行した際に、「ほれ込んだので、即決で買ってきた」らしい、中国の戸だな家具。立派なものだった。よくこれが日本に運べたものだと思った。中には、これもまた立派な中国の陶磁器などの美術品が多数入っていた。
午後3時ころ、岩倉の伊佐家を後にして、自宅に午後5時ころに戻った。酒が入っていたので、身体が熱い。気温も37度という日だったので、水風呂に入り、浴室から上がって 即 熟睡を始めたようだった。無事「結納」の式を終えることができて安堵した。
8月24日(水)の夜、祇園の路地にある「山口大亭」という大衆食堂・居酒屋に十数年ぶりに入った。ここは、学生時代、アルバイトのお金が入って すこし懐が温かくなった時、よくきた店だった。メニューは当時とほとんど変わらない。この日 注文したのは、「①鉄火めし②イワシの丸干し③日本酒の小瓶」。学生時代もよくこの組み合わせだった。酒は半分余ったので持ち帰った。
今年の6月に、中国福建省福州市にある閩江大学を卒業した学生(李順鋒 君)が、立命館大学大学院の入学試験(海外在住のままの入学試験)に合格したので、8月上旬より アパート探しを始めていた。そして、ようやく 昨日の8月27日に正式契約を「アパート不動産会社(店)」と結ぶことができた。これもまた、ここに至るまで かなり大変だった。
アパートの1か月の家賃は、水道代・諸共益費・インターネット代を込みで39000円と手ごろな値段。なによりも、窓からの景色が良かったので ここに決めた。李君は9月中旬に初来日する予定である。これも、ようやくここまで決まって、安堵した。彼の合格発表後、第一次入学手続き、第二次入学手続きや お金の振り込みなども 非常に大変で苦労も多かっただけに、ぎりぎりセーフで 中国渡航までに 入学準備が完了して 責任が果たせて 本当に安堵した。
27日の午後、李君のアパート正式契約後、昨年の9月から立命館大学の大学院生となっていた林さん(※李君の1年先輩)とも会った。
今日8月28日に、中国に渡航・赴任することが 急きょ決まったのは、数日前の8月24日(水)だった。日本側派遣元の「日中交流センター」の中国大学教員派遣事業の担当者が7月1日より 交代した。このため、再び赴任することになった「閩江(びんこう)大学」の担当者との 赴任時期に関する確認がセンターの方でも あいまいになってしまい、私の渡航時期か゜「①8月末➡②9月10日頃➡③9月中旬」と二転三転 変化した。おそらく、9月中旬の渡航指示になるだろうと思っていた。
それが 急転一過、今日になってしまった。渡航準備までに3日間しかなかったので、大急ぎで大きな渡航荷物を準備しながら、李君のアパートの件に対応したり、林さんと会ったりという3日間だった。
それでは、中国に再び行ってきます。日本は、台風の影響もあり ようやく少し気温が下がってきたのですが、中国福州は35度前後の日々が10月末まて゜続きそうです。まずは、新しいアパートに入り、何もないところから 生活用品を買い調え 生活環境を作るところから始めて行きます。苦労しそうです。