敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表。担当舞台作品について他、演劇やスポーツ等々の雑感を気の向くままに。

映画チャレンジ#上巻

2020年05月20日 | 鑑賞
5/15に『ブックカバーチャレンジ』と題して、
中身は概ね別の話を綴ったのだが……
その折「映画チャレンジってものある」と、
フェイスブックに書き込みを頂いた。

ので、誰から廻ってきたわでもないのに、
てっゆうか、だからこそFBでなく
ブログに書こうかな~と思い立った……。
正直、巣篭でネタ切れ
という問題も抱えていたりもする。
ただ正式なチャレンジじゃないので
手短に二日で参ります。

【1999年の夏休み】
監督:金子修介
出演:宮島依里、大寶智子、
中野みゆき、水原里絵ほか
萩尾望都『トーマの心臓』を下敷にした
美しい「少年たち」の物語。

中嶋朋子主演、小中和哉メガホンの
『四月怪談』も推したかったのだが
(こちらは大島弓子の漫画が原作)、
のちに深津絵里となる水原はじめとする
女優陣の瑞々しさと、
演劇人の端くれとして脚本・岸田理生!
という点も含めて、まず一本目。
ちなみに出演に「ほか」と書いたが、
四人以外は声のみ。
劇団新人会の前田昌明の美声も聞けます。

【スワロウテイル】
監督:岩井俊二
出演:CHARA、伊藤歩ほか
その圧倒的な世界観を支える
種田陽平のアートディレクションが
中国哲学文学科出身者には刺さる。
音楽との融和性が高いのも特色の
岩井ワールド。あえて代表作を。

以上邦画から二本。
『姉妹坂』と『雪の断章 ~情熱』を
目当てに町田の名画座に行ったら、
三本立てで『砂の器』もついてきた(汗)
……洟垂小僧には「おまけ」と思われた
「傑作」に、結果打ち震えたり、
同館では田中裕子の妖艶さが堪らない
『天城越え』にもやられた。
日本の映画史に輝く名作はほかにも数多。

あるいは中哲出身として総製作費30億円の
『長江』も捨てがたいのだが。
その系統は次に譲ろう……。

【菊豆】
監督:張芸謀
出演:鞏俐、李保田ほか
中国映画第五世代のチャン監督といえば
『紅いコーリャン』でベルリン金熊賞、
『秋菊の物語』がヴェネツィア金獅子賞など
コン・リーとのコンビで多冠。

同じく第五世代の陳凱歌、第三世代の謝晋ら
好きな映画監督および作品に迷いまくったが、
ビッグタイトルからは漏れた『チュイトウ』を
三本目に!

ちなみにチェン・カイコーなら『黄色い大地』。
『さらば、我が愛/覇王別姫』など中後期より
初期のフィルムに触手。チャン・イーモウ然り、
日本の監督にも割と言えるかも。

(下巻につづく)
コメント
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