敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表。担当舞台作品について他、演劇やスポーツ等々の雑感を気の向くままに。

はかとも旅にっし11~広島篇

2019年07月31日 | 俳優座
劇団俳優座『七人の墓友』
中国ブロック巡演は移動日を挟み、
7月24日、広島アステールプラザで
18ステージ目を迎えた。


(アステール外のオブジェ)

1120席の会場で2ステージ。
その後、安佐南区民センターへ
場所を移して2ステージ。
旅の行程の四分の三に至った。

(安佐南のロビー)


広島市民劇場は大手町と
安佐南のふたつの事務所を有し、
ひとつの演鑑として活動しつつ、
二会場、独自の運動も展開中だ。

我々は、平和公園近くのホテルを
拠点にアステールには徒歩、
安佐南にはアストラムラインで。

思えば、事前学習会の時も、
本通駅から中筋駅へ・・・
始発駅は地下鉄ながら途中から
高架を走る「新交通システム」。
市街地にも緑が多い広島だが、
高架からも山並が眺められ、
癒されたのを思い出した。



ロビーではバザー。
会員さんが多く集うのを狙い、
例会日に開催されているという。
一方、車で会場にいらっしゃる
会員さんは駐車場確保のため
開場時間より早めに到着し、
バザーを楽しむにだと聞いた。

広島には演出助手の菅田が
芝居の緩みをチェックに来た。
そして。
終演後、街に繰り出し、
たまさか入ったお好み焼き店で
な、なんとドラゴンズの選手
(しかも、今やエースの柳ほか
投手陣四人)と遭遇。

カープじゃないのか、と
思うことなかれ……菅田は
生粋の中日ファン

こんな偶然であるのだな・・・

移動日を含め五日を過ごし、
カープの試合を観戦したり、
広島名物を堪能したり、と
各人充実した時間を過ごした。

もちろん。メインは芝居!
大手町、安佐南ともに
事務所での「交流会」で語られた
感想や会員さん自身の墓事情等々、
大いに一座を励ましてくれた。

最後になったが・・・
来年、安佐南は独立して
「安佐南市民劇場」となる。

全国的には、会を閉じる演鑑も
少なくはない中での朗報も
我々を、とても励ましてくれた。



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はかとも旅にっし10~鳥取篇

2019年07月30日 | 俳優座


米子市から鳥取県鳥取市へ。
冒頭の写真は鳥取市民会館の
二階席ロビーに飾られた絵画。



そして、この地を代表するのは
なんてったって「二十世紀梨」。
駅前にもあったが、市民会館と
隣接する赤十字病院の隣の、
とりぎん文化会館(昨今流行の
ネーミングライツ、正式名称は
鳥取県民文化会館)の敷地にも
展示植樹されていた。

二十世紀梨のチューハイも
せっかくなので呑んでみた。
ホテルやコンビニで手に入れた
フリーペーパーを配して



目立つ位置に置いたのは
Cheerful TOTTORI(チアフルトットリ)の
パンフレット。鳥取を拠点とする
女子バドミントンチーム。
今や世界でもトップクラスの
日本バド界(特に女子ダブルスは
世界ランク1~3位を独占だ!)にあり、
チアフルはトップリーグを目指している。

そんな街で、俳優座の『七人の墓友』は
鳥取演劇鑑賞会の例会を迎えた。
7月22日のこと。

山陰四例会の「トリ」を飾った形だが、
出雲、松江、米子、鳥取と全てが
クリアで迎えてくれました。

鳥取では若い会員を多く見かけた。
搬出でも多大な力を発揮してくれ、
明るい未来をも感じられた。



選挙結果を伝える新聞。
日本海新聞(本社・鳥取県鳥取市)と
山陰中央新報(本社・島根県松江市)。
・・・トップ記事の大見出が同じ
(ちなみに前日の新聞も同じだった)。

そして翌日。再び山陽へ・・・



単線列車で、のんびり移動~
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はかとも旅にっし9~米子篇

2019年07月29日 | 俳優座
7月21日、劇団俳優座
『七人の墓友』中国巡演は、
島根県から鳥取県へと入った。


(初演舞台写真より)

まずは米子。
駅前のホテルに大きな荷物を置く。
道路の向かいには米子市文化ホールが
そびえていたが、我々の会場は
米子市公会堂。
ホテルのマイクロバスで移動。


(例会準備に汗する米子の会員さん。
場所は米子市公会堂ロビー)

仕込を終えた我々の喉を潤したのは
巨大なスイカ

劇的な甘さと瑞々しさに丸々一個が
キャスト・スタッフに吸収された。
(同等の大玉をさらに二個頂き、
次公演地でも美味しく頂きました)

会場のはす向かいには高島屋。
朝は、駅から宿舎までの間の
バスターミナルの屋根が途切れた
短い距離を雨のなか走ったのに……
昼には、嘘のように晴れた。


(本館屋上からの青空)

本館があるのだから別館もある。
米子に関しては東館が「あった」。
それを、地元市へ譲渡という
異例の形での再生が行われる由。

公募で選ばれた民間業者~銭湯や
漫画喫茶、子育てセンター等~が入り、
街の活性化を狙うという。

そんな米子で運動を続ける市民劇場は
男性会員が多い印象を受けた。

もとは勤労者の演劇鑑賞団体で
「労演」と称した団体も多く、
職場仲間でサークルを作った時代は
男性が多かったわけだけれど、
時代の趨勢は鑑賞運動にも及び、
昨今は女性が大半を占めている。
そういう中、比率がやや異なった。

そうそう。
この日は参院選の投票日でもあった。
・・・一座の多くは岡山で投票済。

公示日前に「選挙区」を離れたので、
ある手続きをして清き一票を投じた。
「期日前投票」の一種なのだろうが、
投票所では「あちらへ」と別部屋に。
そこで、係の方二人と私……なんか
取調室みたいな雰囲気で「投票」。

・・・なかなかない経験であった。

その選挙の、投票率の低さ等々に
心の晴れなさはあるけれども、
旅日誌では語るまい。

これは投票した岡山市の
高島屋にいた桃太郎風の
「ローズちゃん」。


そして最後に西瓜!
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はかとも旅にっし8~松江篇

2019年07月28日 | 俳優座
国宝・松江城のある島根の県庁所在地に
7月20日朝に到着。昼から仕込み、
夜6時半開演。バラして宍道湖を臨む
ホテルに帰ったのは、てっぺん手前。


(初演舞台写真より)

劇団俳優座『七人の墓友』中国巡演は、
この松江から後半戦に突入した。
7月20日のことだ……。
一週間以上経ってしまいました

ただ以下はあくまで7.20の時制で
書かれています。


ロビーのそこここに絵画や書が飾られた
島根県民文化会館大ホールにて。



全国的に天気には恵まれていない。
ただ。
首都圏の海の家やプールが閑古鳥、
あるいは九州の豪雨などに比べて、
広島~岡山~島根と巡った一座が
土砂降りだの暴風だのを幸い避けて、
芝居を続けられている。


例えば松江。
駅からマイクロバスに向かう際も
雨だったけれど傘なしで行けたし、
劇場で過ごす際に何度か強く降るも、
帰路は折畳傘で十分歩けた。



さて。
城下町・松江。
お通しに「抹茶」が振る舞われた。
ホテルは宍道湖のほとり。
あるいは城下町の風情ただよう
古い酒蔵もある東茶町の商店街も望めた。

そんな歴史深い街にも押し寄せる「今」
・・・ゆるキャラ「しまねっこ」が
いろんなところに露出している。

「今」という点では、この墓友や
自然葬などを取り上げる舞台は、
非常に現代的で。それは各演劇鑑賞会の
会員さんからの声からも聞かれた。

さらに山陰の旅は続く・・・

おまけ。
前の例会場「いずも」の楽屋に
役者たちが描いたイラスト。

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はかとも旅にっし7~出雲篇

2019年07月20日 | 俳優座
劇団俳優座『七人の墓友』
演劇鑑賞会・中国ブロック例会は
中国山脈を越えて山陰へ・・・


(初演舞台写真より)



まず最初の公演地は島根県出雲市の
「いずも演劇鑑賞会」。


(館内の模型図)

出雲大社にほど近い劇場
「大社文化プレイスうらら館」
……文化プレイスというだけに
図書館併設の複合施設で、
キャパ600席の「だんだんホール」と
円形の小空間「ごえんホール」。
ちなみに図書館名は「でんでんむし」。
実際に、かたつむりのかたちだ。。

(図書館内の中庭オブジェ)


7月18日夜、19日昼に。
そして終演後には鑑賞会事務所で
交流会も・・・





・・・塩山、清水、斉藤淳に、
今回が初旅の増田という顔ぶれ。
偶然、増田と同い年の、まだ二十代の
会員さんは「初めてお墓のことを考え、
それから両親にも思いを馳せた」と。
ほかにも様々な声をダイレクトに聞け、
とても元気になった!

そう、気づけば昨日昼の公演で
全行程の半分が終了。
出雲大社といえば「縁結び」。
これからも出雲はじめ中国ブロックと
絆を深めていきたい!!

また、相撲の神様「野見宿禰命」
も祭られている・・・後半に向け
ふんどしを締め直した週末。
コメント (2)
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はかとも旅にっし6~児島篇

2019年07月17日 | 俳優座
ジーパンの街・児島
老舗「BIG JOHN」から
2006年誕生の「桃太郎」等
国産デニムが競う街。

或いは学生服。
かの有名なカンコーの創業の地
(現在、本社は岡山市に移転)。
江戸時代に綿糸卸業として出発、
学生服、作業服の一貫生産に
大正から取り組み常に業界トップ!
余談だがブランド名「カンコー」の
正式社名は「菅公学生服」。
菅原道真公にちなんだそう。

いずにしろアパレルが盛んな児島も、
前回の玉島同様に今は倉敷市だけれど、
もとは児島市。
「もと」でいえば遠い昔は「島」。
江戸時代に開拓により陸続きに……



そんな駅前にはジーパンが!
会場は徒歩圏内の児島文化センター。
そのほぼ目の前に「ハピータウン」。
天満屋が展開するスーパーの
チェーンがあった……。

『七人の墓友』の魅力のひとつ、
サンドアートで描かれる一場面
ファミリーレストランの看板にも
「HAPPY」の文字が記されている。





カーテンコールで頂いたお酒は
児島の蔵元「十八盛」

そしてロビー交流会には
小笠原良知、河内浩、清水直子。
「開幕前の光の輪は人魂?」等
初演から五年、これまでなかった声に
俳優座サイドも驚く場面も!!



7月16日、児島玉野市民劇場例会。
無事に終わり、劇団俳優座
『七人の墓友』一座は山陰へ・・・

鷲羽山や王子が岳、下津井港などに
足を伸ばせなかったのは残念でしたが
朝到着、夜22時退館の充実の一日!!

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はかとも旅にっし5~玉島篇

2019年07月16日 | 俳優座
俗に「源平合戦」と称される
「治承・寿永の乱」の六年に渡る
激戦のなかの1183年11月における、
源義仲軍を平氏軍が破って、一時
平家が勢力を回復した「水島の戦い」。

その舞台が倉敷市玉島である。

奈良時代の僧・行基(ぎょうき)
が開いた円通寺も有名で、彼は、
朝廷から弾圧され続けながらも
常に民衆を向き、日本で最初の
「大僧正」(僧の最高位)となる。
また、奈良の大仏造立の実質的な
責任者として招聘され、東大寺の
「四聖」の一人に数えられている。

そんな円通寺で、江戸時代には
良寛が修行を積んだのだった。
曹洞宗の僧侶であり、書家であり、
歌人、漢詩人としても知られる師。

奇しくも昨日、良寛さんにまつわる
講演会も催されていた。

演劇との接点でいえば・・・
矢代静一の代表作のひとつ『弥々』。
良寛の初恋の人・弥々の人生を
「弥々の娘」が語るという一人芝居を
矢代の実娘がライフワークとして
上演している・・・という事もある。


(初演舞台より)

1967年、倉敷・児島との三市合併で
玉島も「倉敷市」となったわけだが、
1952年から合併までは「玉島市」。
我々世代でいえば、社会科で習った
「水島コンビナート」の街でもある。
そんな倉敷の西部で7月15日の例会。

倉敷演劇鑑賞会玉島会場。
見事クリアで迎えて頂きました。



会場の玉島文化センターに佇む良寛さん。

花束……は地元の発砲酒。



そして。
お通しは、二種のカレーに五目寿司、
串揚げにケーキにお漬物etc.etc…


何より。
開場から温かかったロビーの空気
そのままに、客席も集中力が高く、
ロビー交流会も沢山の会員さんが残り、
忌憚ない声を聞かせていただきました。

明日は児島へ・・・
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はかとも旅にっし4~岡山篇(カーテンコール)

2019年07月12日 | 俳優座
岡山市民劇場の例会は休演日を含め
一週間の長逗留ということで、
番外編を設けさせていただきました。



まず。
運営サークルの皆様からのお通しを
写メで綴らせていただきます。


俳優座の稽古場にいらした岡村さん。
青山眉子の演じる「吉野家の母」を
「魅力を語る会」で演じた「女優」の
本業は桃農園。精魂込めた旬の白鳳を


さらには名物「きびだんご」に
「バナシガ」も・・・

岡山のソウルフードのひとつ
梶谷屋の「シガーフライ」を
岡山木村屋「バナナクリームロール」
(これまたソウルフードの双璧)で
挟むとゆー「近頃」の名産品



ほかにも、カレーやキッシュ等々
美味しく色鮮やかな手作りのお料理。

ごちそうさまでした。

劇団俳優座『七人の墓友』
中国ブロック巡演は、7月10日に
休演日をいただき、演出助手の
菅田華絵もこの日で本隊から一度
離れるので……前夜に
「裏方組」の慰労会を。

駅前の「どどど」にて。
大いに盛り上がりました。

翌日の休演日には投票。

公示日前に東京を離れたため、
選挙区外での投票手続きを……。

清き一票を大切に!
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はかとも旅にっし3~岡山篇

2019年07月11日 | 俳優座
劇団俳優座『七人の墓友』
中国ブロック巡演は三会場目の
岡山市民劇場の例会に・・・

実は既に7月8日に入岡して、
昨日は休演日であった。

恐らく、キャスト・スタッフ
各々に観光でリフレッシュしたり、
或いは静養に充てて、今日からの
4ステージの準備を……。


(初演舞台写真より)

さて。
まもなく創立65年を迎える
岡山市民劇場は、全国の中でも
力強い運動で知られており、
本作『~墓友』でも会員数、
サークル数をクリアして、
前人未踏の〈二十年連続〉が
いよいよ目前となった。

クリア?
少々説明が難しいので例えると…
三冠王を二十年獲り続けている、
または、首位打者と最多勝を二十年
・・・乱暴にいえば、それほどの
〈ぼっけー〉記録なのである。

そんな数字以上に〈凄い〉のは、
専従職ではなく、会員一人ひとりが
運動を牽引しているということ。



岡山市民文化ホール。
岡山駅前から市電に揺られ六駅
「小橋」からすぐの会場からの風景。
程良く都心の喧騒から離れた
心地よい劇場である。歴史もある…。
翻れば、古い。2020年には
演劇専用ホールが建設される由。

我々が宿泊するホテルの斜め向かいには
すでに音楽専用ホールができている。

(ホテルと音楽専用劇場
シンフォニーホールを地下で繋ぐ
地下道の、近未来的な風景)


文化の香り高い岡山の県庁所在地で
本日からさらに4公演。心を込めて!
会員の皆様の期待に応える舞台を!!

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はかとも旅にっし2~西大寺篇

2019年07月09日 | 俳優座
劇団俳優座『七人の墓友』は西大寺へ。



西大寺では公共民間に関わらず
動物のサイをあしらったものが多く
(西大寺市民劇場もそのひとつ)、
それは西大寺の「サイ」に掛けてだと
勝手に思っていたのだが……
(てか、普通はそう思うよな~
お寺が出来る時、龍神が現れ、
犀の角を礎にした伝説から
「犀戴寺」と称したのが先で、
あとから「西大寺」になったと知った。



前段が長くなった
7月6日、7日と例会。

奇しくも土曜日は、一年前に
西日本を襲った豪雨の日と重なった。
ニュースで親族を亡くされた方が
「それでも前を向いていきたい」
との言葉が残ったのだが、
西大寺境内では追悼イベントも。

我々の微力な芝居が、観た方々に
少しでも元気を与えられたら…
そんな気持ちを重ねた2ステージ。



会場の西大寺公民館。
西大寺市民劇場、年六回の例会で
基本一度しか使わない小ぶりな小屋。
『~墓友』に公民館を宛てて戴いた。

そして、美味しいお通し。



終演、バラシ。
その後、市民劇場事務局にて交流会。
小学生の会員さんも!

後ろ髪を引かれながら
月曜日、岡山市街地へ・・・



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