敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表、と言ってもたった一人。敏腕演劇プロデューサー目指し、観劇評や日々の生活で気になったことを綴ります。

実験

2007年05月31日 | 鑑賞
昨日は『恋でいっぱいの森』のGPでした。

 舞台写真も撮り・・・カメラマンは『大地のカケラ』に続いて森田貢造さんにお願いしました。
 民藝や円でも撮っている方で・・・そんな彼が手掛けた舞台の一本で、本日千秋楽の芝居について・・・
 今回はバスケに例えて書こうと思います

 演劇集団円公演『実験-ヒポクラテスに叛いた男』
 作・演出/宋英徳(5/17~31 於:ステージ円)

 権藤(大製薬会社社長。元石田部隊)・・橋爪功
 石田四郎(関東軍石田部隊長)・・・・・藤田宗久
 柴田(週刊ペンチ記者)・・・・・・・・大竹周作
 内野(同・カメラマン)・・・・・・・・大窪晶
 岡水(同・編集長)・・・・・・・・・・山崎健二
 吉村(権藤の部下。元石田部隊)・・・・伊藤昌一
 郡司(権藤家の家政婦)・・・・・・・・岡本瑞恵
 みゆき(権藤の後妻)・・・・・・・・・米山奈緒
 香(権藤の娘)・・・・・・・・・・・・佐藤芳江
 明子(柴田の妻)・・・・・・・・・・・大野愛子

【文中敬称略】

 エースでポイントガードの橋爪功が高い位置にどっしり構えて、まずはシューティングガードの大竹周作をどんどん飛び込ませ点を重ねる。相手DFが、それを嫌って中に絞れば、外から高さのある伊藤昌一、大窪晶に打たせる。
 あるいは橋爪―大竹のテクニカルなパス交換から守備陣を引っ張り出して、重戦車FW米山奈穂へつなげば、敵を薙ぎ倒してリングを揺らす・・・と、もうやり放題。
 守ってはベテラン陣が貫禄をみせる。藤田宗久、岡本瑞恵とも、無駄のないプレーで得点を与えない!

 『アフリカの太陽』で一皮むけた宋英徳が、名門らしからぬ“遊び”に徹したバスケを魅せ、スタンドは大いに沸いた。
 座の成り立ちが役者集団の円は、長らく演出家不在が課題だったが、この宋といい、『ロンサム・ウエスト』の森新太郎といい、役者に拮抗しようとする中で「演出家」が成長していく様がよくわかる。

 と、手放しで喜んでいるうち、やはりゲームは生き物だ。何があるかわからない。後半、突如失速する。これはプレイヤーの問題ではなく、ゲームディレクション=簡単にいえば台本の筋建てが急に「説明」に重きを置いた途端に起きた。
 こうしてゲームの主導権を失ったチーム『実験』は、だがしかし、前半の圧倒的な得点差と、終了間際、橋爪が個人技からスリーポイントを次々に決めて、終わってみれば楽勝のゲーム。

 僕は、そんな風にこの芝居を捉えた。

 さて。けれども、そんな比喩を並べられても・・・観ていない人にはサッパリだ。

 【医学発展という名を利用し、戦争を隠れ蓑に罪を重ねた男たちは、戦後日本の医学界の中枢を構成し、まんまと生き抜いた。巨悪とそれを暴こうとする若きジャーナリストの戦いを通して、歪んだ近代日本の暗部を描きだす。一昨年話題をさらった『アフリカの太陽』に続く宋英徳の書下ろし。橋爪功、ステージ円初登場です。】

 これは円のHPにあるあらすじです。
 つまり石田四郎は、731部隊=関東軍防疫給水部本部・初代部隊長石井四郎がモデルである。
 そんな《実験》に手を染めた権藤を前半追いつめた編集長・岡水が病院長として、カメラマン内野はみゆきの若い燕として、すぐミスをする吉村は会社の専務として、舞台の後半姿を現す。
 果たしてそれが現実で、舞台前半が夢なのか・・・
 それとも・・・

 観劇は随分前、5/18。
ネタバレするので今日、アップしました。
 『恋森』初日を明日に控えた5/31に


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軍鶏307

2007年05月30日 | 鑑賞
やはり、そうそうホームランは出ないのです。

 日曜日に終わった桟敷童子『軍鶏307』(作/サジキドウジ 演出/東憲司 美術/塵芥 2007年5月21日(月)~ 5月27日(日) 鈴木興産株式会社2号倉庫内特設劇場…いわゆるすみだパークスタジオの一角ですね)について。
                     【文中敬称略】
 
 今回は、本来なら桟敷童子の専売特許の非劇場・・・それも「倉庫」ということで、大いに期待されるところであった。直前にアクシデントがあって、恐らくホンも急遽いじったのかもしれない…。

 でもそれをおいても、まず登場人物に魅力がなく、全体のストーリーの展開力もなく、倉庫ならではの大がかりな可動舞台はスピード感のなさに逆に拍車をかけてしまった・・・。

 でもそれはブレイクしたサジキ-東の作演出が、外部書き下ろし(その場合の作は東憲司名義)に加え役者としての客演もあり、余りに多忙だったからに他ならない、と信じる。

 例えば、従軍看護婦・興櫨木桜と医師・能嶋図書助。二枚看板の板垣桃子と池下重大が演じたが、人物としての背景が弱く、まるで立体感が感じられなかった。役者のせいではなく、多分にホンのせいで。

 キャスト欄の最後に「メンドリさんと呼ばれる女」と記された女性が、廃人ながらこの作品を引っ張って行くのだが、彼女が何故そうなったかを描いたプロローグも、長いだけで切れがなく、物語への期待を一気に削いでしまった・・・。まさに「今の日本」を見据えた平和への問いかけで、狙いはは十二分に理解できたが、余りに直接的に過ぎた。

 しぼんだ気持ちで観進めた我々に提示される劇中のロマンス(図書助の妹・文子と敵対する楢崎組に拾われた復員兵・葉島の関係)も余りに唐突に過ぎ、その他、どのエピソードも平たくて絡み合っていかず、個々の人物がバラバラに自分の我を通そうとしているようにしか見えない。

 そんな中、唯一ホロッと来たのは、図書助の妻・福子の行動だった
 メンドリの命を救うため、文子がインシュリンの入手を葉島に依頼。彼は米軍からそれをくすねてくる。が「正義の人」図書助はこれを歯を食いしばって拒否。そこで福子は、普段私が闇市でしていることだと着物との交換を申し出、人の命と夫の義心を救うのだ。…これまた、アリアリな運び。
 だけれど、それを演じた川原洋子の阿呆なほどの明るさが良かった

 ほかにも、復員兵の一人で最後は鉄砲玉を買って出る藪役の小野瀬弥彦の心の揺れや、敵役で楢崎組組長の未亡人を演じた山本あさみの極道っぷり、勿論、鈴木めぐみの廃人・メンドリは熱演だった。

 が、ひとつの作品としては「連投の疲れ」から、ボカスカに打たれて途中降板の図、であった。残念ながら

 次回作・・・は秋に再演二本立てとのこと、つまり新作は来年。とすれば、コンディションを整えたスゴイ投球を、また見せてくれることだろう。

 さて。その日、芝居以外にも語りたいエピソードが二つあった。

 まず千代の富士を見たこと。錦糸町の駅前でタニマチたちと飲んだあと、とはいえ、まだ22時前だったから、次の店に移動したのだろうと予想される、そんな遭遇。
 もうひとつは西村京太郎気分になったこと。それは既に先週(5/25)書いてしまった。

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パラータの椅子、新装す!

2007年05月29日 | 東演
 一度3日ほど貸小屋のため外部に譲った以外は、もう2ヶ月近くパラータで稽古をしてきました。ので、美術は先に飾ってしまったし、音響もスタンバイOKだ。いわゆる今日から劇場公演でいうところの「仕込み」となったが、主に照明が器材を持ち込み、吊込を開始した・・・。

 そんな劇団東演第128回公演『恋でいっぱいの森』

 ただ我等がパラータを、いつもとは違う使い方をするので、普段はいじらないところに幕を張ったり、これを機に痛んだところの改修を試みたりと・・・いつも以上に忙しかったりはしている。
例えば、左官屋さんよろしくコンクリを打つ劇団員の姿も・・・。

 そして、この公演から新装される観客用の椅子が3時過ぎに届いた。
 これまでパラータの顔として(?)頑張ってきたディレクターズチェアにかわって、最近よく公民館などで見掛けるようになった“ループスタッキングチェア”になる!

 実はその導入は、元早稲田大学教授・星野恒彦氏の温かいお申し出でによって実現したのだ。

 1977年に『西の国の人気者』の解説等でご指導していただいて以来、星野氏には長年にわたり作品を見続けていただき、励ましの言葉を掛けていただいている御縁なのですが、パラータ開場30周年にあわせて「老朽化した椅子を新しくするのに力を貸したい」と。

劇団員一同深く感謝しております。

 以上、昨日の話。
 そんな5/28の誕生花は、薄荷(Mint)=美徳、 西洋薄荷(Pepper mint)=心の暖かさ。
 これらを、星野氏に捧げたい。
 
 さて、その他多くの人々に支えられて、間もなく幕を開ける『恋でいっぱいの森』は2日、3日、4日に続き、9日も完売となりました。10日も残席わずかです。

    ※HPを調べたら、誕生花は同じ日でも
     色々出てきました。
     複数の頁に挙がっていたものを
     今回は使ってみました。
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阪南と和歌山にて

2007年05月28日 | 東演
三連チャンの、演劇鑑賞会各地ブロックの活動交流集会の最後は、タイトル通り大阪府阪南市を会議会場、和歌山県和歌山市を宿泊及び交流会場に行われました。
 今回は温泉なし・・・
 おっと主催は近畿ブロックでおまっせ。
 (5/26~27開催)

 阪南の「尾崎」駅から5分のサラダホールの小ホールをいっぱいに埋めた120名は演鑑99、創造団体21。
 最近は分散会形式が多い中、まず青年劇場の福島氏の講演、演鑑を代表して阪南演劇鑑賞会が基調報告、そして討論。翌日さらに議論を深めよう!と初日は終了。

 前述した通り120もの人が一同に食事するのは厳しいので、主に南海電車をさらに30分下って「和歌山市」駅へ。ホテルの上階にある宴会場で円テーブルを囲んだ
いわば“分散会”の始まりである…。二次会は大手チェーンを貸切。スペースをあえて分断したレイアウトで、これが結果的には円テーブル以上に小さな分散会になり、大いに白熱さらに三次会、四次会……と、一番熱心だった8人ほどは火を落とした焼鳥屋さんにねじ込んで、4時半までやってたらしい・・・。
                         
「電話したやんかぁ」「有馬さん、それ1時間も前じゃないですか?」「ありゃ、そんなんなる?」「待ってたけど来ないんかなぁ、って」
 そりゃ、火も落とします。
「まあ、呑むだけ、呑むだけ」と結局腰を下ろして、興が乗ったところで「今日、もーあれはないのん?あれは?」「ないです。じゃあ、ほかの焼きましょうか…」と、壺から再び炭を取りだして火を入れる若い大将なのであった・・・。
 いや、あくまで聞いた話ですよ。
 カウンターだけの小さな店で、ちょっと見頼りなさ気な大将だが、こだわりの肉と酒で・・・いや、だから聞いた話です

 最後に少し真面目な話。
 二日目の論議はそれを受けて大変盛り上がった。具体的な発言が次の発言を促した。
 「紀北演劇鑑賞会」「ひこね演劇鑑賞会」など歴史の浅い団体が躍進を続ける一方、会員が500を切っている「大阪勤労者演劇協会」、今回含め最近ブロックの集まりに出てこない「奈良演劇鑑賞会」など長く活動する団体に生命力を感じない・・・一般企業にも通じる傾向がここ何年も続いていて、かつその問題点に光は見えません。

 それでも土地柄か“明るい近畿”。
 焼鳥屋を出ると、外は明るかった。そう明けない夜はないのだ
 ・・・いや、これも聞いた話です
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西村京太郎的気分

2007年05月25日 | 身辺雑記
 ある芝居を見た帰りの総武線で、僕は端の席に座って宮部みゆきを読んでいた。秋葉原から乗ってきたとある男女の、男性はドア脇のところに、女性は僕の目の前に、それぞれ立って会話を続けている。
 その女性が、誰かに似ていた。

                        

「どっかで会った気がする」「中学ん時のフーってあだ名の同級生に似てる」などと初対面の人から言われる人っていますよね。
 その彼(彼女)は「よく言われます」と慣れっこサという気概を口にしつつも、表情には「そんなに没個性的な顔かな」という寂しさが少々漂ったりする。

 僕自身もそんなことを言ったことはある。実際本当に似ている時と、それとは少し違って…そう、没個性というより、あるオーラを、簡単に言ってしまえば懐かしさを感じて、口をつく場合がある。で、それはどちらが100%ってことじゃなく、ケースバイケースで調合が違うわけだ。

                        

 さて、くだんの彼女もそんな人だった。で、お茶の水で二人は降りて快速に乗り換えた。僕もその後ろに続いたが、乗ったドアこそ同じだったが、車内で左右に分かれた。

 僕は新宿で地下鉄丸の内線に乗り換える。一台目は中野富士見町行きだったのでやり過ごして、次の荻窪行きに乗った。宮部みゆきを鞄から出して開いた目線の先に・・・あれ?さっきの女性が
 
 僕は列の2番目にいたから、彼女が先に乗って座るということはない。彼女はいったいどこで僕を追い抜いたのか? 灰色の脳細胞がフル回転。
 嗚呼、快速から丸の内の乗り換えを四谷でやっただけか・・・

 ほんの一瞬、西村京太郎気分だったが、謎は「じいちゃんの名にかける」こともなく、簡単に解けた。

                           

 そんなことはともかく。
 ふと、僕が気にかけた、どこかで会ったことのある・・・そんな登場人物が次から次へと現れるのが『恋でいっぱいの森』だ!
 シェイクスピアの3作品をブレンドはしていますが、決して敷居の高いものではありあせん。等身大の、あなたの隣にいるようなキャタクターの物語です。
 6月1日~10日まで
 おかげさまで2日、3日、4日は完売となりました。
 夜の回には余裕がございます。
 是非、下北沢にあるアテネやアーデンの森へいらっしゃいませ。
 
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恋森稽古場だより⑤

2007年05月24日 | 東演
 昨日『恋でいっぱいの森』は最後のオフでした

 今日から100Mランナーよろしく無呼吸で一気に走り抜きます
 (初日はいよいよ6月1日!)

 火曜日には、振付の、洋舞担当の土居甫氏・渡辺美津子氏の師弟コンビと日舞担当の西川鯉之佑氏・・・まあ、何せ“鬼才”福田演出だから、いわゆる普通の洋舞や日舞ではなく、そーゆーニュアンスの振付なんだけどネ・・・の3人が揃い踏みし、さらに美術の小池れい氏が稽古場に顔を揃えた。もちろんW演出(福田善之氏&福原圭一氏)と音楽監督(古賀義弥氏)もいて、さしずめ横審の総見ってな勢いでした。
 先週中に照明(森脇清治氏)音響(小山田昭氏)衣裳(広野洋子氏)のプランナー陣がテクニカルな打ち合わせを済ませていて・・・まさに『恋森』のサイは、ハニカミ王子のドライバーよろしく天高く投げ上げられたのだった。


 さて、ハニカミ王子に続いてマスコミを賑わしたのは海賊たち。
 『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールドエンド』のジョニー・デップとオーランド・ブルームの来日だ!

 名門ギルドホール音楽演劇学校出身のオーランドだが、『恋でいっぱいの森』にも“オーランド”は出てまいります。演じるは、東演きってのイケメン・南保大樹
 シェクスピアのロマンチックコメディに登場する恋人たちに焦点を当てた『恋森』の、最後のエピソード「お気に召すまま」に出てくる貴族である!
 恋するロザリンドへの恋心を、文に木々の幹に刻みます・・・。

 日本武道館でのアジアプレミアが大盛況だった『パイレーツ~』に負けない舞台を・・・勿論、映画、それも巨額の製作費を誇る作品と較べるのはおこがましく、荒れた大海原の海賊船vs静かな公園の池の手漕ぎボートってな風情かもしれませんが・・・それでも尚、負けない舞台を見せられそうな、そんな気持ちです。
なんつっても、今日は夏日。
 そんな中、今まさに衣裳をつけた役者たちの本番さながらの稽古は、海賊達の闘いに負けない苛酷さにあると思うから。
                            
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激戦区☆東池袋

2007年05月22日 | 東演
 昨日「あうるすぽっと」から内覧会の案内が届いた。
                           
 いよいよ9月オープンで年内に4本の柿落とし公演が決まっている!
 営団の「東池袋駅」直結の、キャパ301席……演劇には理想的な空間だ。

 東池袋と言えば、小劇場の老舗「シアターグリーン」と中劇場協議会加盟ながら832席を有する「サンシャイン劇場」があって、「あうる」は場所も大きさもその中間点に新規参入することになる。

 サンシャインは78年開場。1階席に勾配があって後方は既に2階の高さになるので、2階席と呼ばれる場所へ昇るのが結構きつかったりする。2階席=4階な勢い。それはともかく、商業演劇から新劇、小劇場演劇まで幅広いレパートリーを誇る日本を代表する劇場のひとつだ。

 シアターグリーンは前身の「池袋アートシアター」から数えると今の場所に居を構えて39年になるそうだ。05年9月の改装から大中小の3スペース=シアターコンプレックスになっている。
 当初「メインホール」「エリア171」「小劇場」と称していて、僕を含めその居心地の悪さを口にした人は多かった。
 例えば、単純に「小劇場」に合わせるなら、中劇場、大劇場になるのだろうし、「エリア171」が客席数から来るネーミングなら、すべて「エリア××」と称した方が解りいい。
 ただ業界で云うところの“大劇場”や“中劇場”の規模までは有さないから(何しろ、前述のサンシャインが832席で中ですから…)「え?この広さで大はないよな」と云う人がいるだろうとか、数字が並んでて「俺が行くのは167だっけ?104だっけ?」と迷うことを危惧して・・・ってな理由もあったろう。
 HPによれば、いずれにしろ前述3つは“仮称”だったそうで、それが昨秋「BIG TREE THEATER」(ビッグツリー)、「BOX in BOX THEATER」(ボックスインボックス)、「BASE THEATER」(ベース)に落ち着いた。
 さて、東池袋には、さらに小劇場の「アートスペース/サンライズホール」(83年開場)もある。公称は80-100人を謳っていますが…、かなり超小さいスペースです。

 池袋と云えば数年前からラーメン激戦区といわれ、名店がブクロ中に点在しております。例えば明治通りの「南池袋一丁目交差点」近辺は「光麺」「無敵家」「玄武」「ばんから」と極狭エリアに集中
 また南池袋公園に近いパーク通り辺りで独走(?)していた「屯ちん」周辺に、「大勝軒」「ラーメン二郎」(この2軒は隣同士)に続いて、今月「博多一風堂」も割って入った!
 どの店も行列店だ。

 これに負けず劣らずの、劇場の激戦区になる“東池袋”
 注目である
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赤倉温泉にて。

2007年05月21日 | 東演
 土日に、新潟県の赤倉温泉へ行ってきました。
 長野で新幹線を降り、信越本線で直江津方面へ。黒姫駅までが長野で、次の「妙高高原」からが新潟。そこで降りて「ホテル太閤」へ。

 ほど近くに妙高山をはじめとする山々が臨め、近くには湿原で知られる「いもり池」などある、勿論冬は人気のスキー場のひとつなわけだが・・・この2日間はほとんど霧に覆われて、その美しい眺望を目に焼き付けることは出来なかった。

 訪れたのはレジャーではなく仕事。先週の「東北」に続いて「関越ブロック」の活動交流集会への参加であった。
 関越は、新潟(柏崎、長岡、新潟、新発田、上越)と群馬(高崎、前橋、伊勢崎、沼田)と栃木(宇都宮)に埼玉の一部(秩父、熊谷+深谷+本庄)を加えたブロック。文末に記した12団体が、名前同様それぞれ大変個性的にゆるやかな連携を取っているブロック。ま、悪くいえばてんでバラバラだ。

 人にバイオリズムがあるように集団にも浮き沈みはあって、例えば演劇鑑賞会で言えば「九州」が長く先頭を走って、それに倣った「中国」が台頭してきた。でも、その「九州」にも冬の時代はあったし、今、どん底のところが発展する可能性も大いにあるのだ。

 で関越だが。熊谷深谷本庄の3都市で鑑賞している「虹」が、最近でいえば希望の星だったのだが、このところ一時の勢いがない。されば、変わりに牽引するところが出てくれば、ブロックとしての方向性も見えてくるところなのだが、今はリードオフする団体がないのが現状だ。
 全団体が揃って会員数の減少に悩まされている。

 と。外野が心配する以上に当事者たちの心労は大きく、切実な思いが持ち寄られて良い会議になったとは思う。少し意地悪く言えば、もっと早くその気になっていればなぁ…とも言える。

 今回は、少人数の分散会形式が功を奏して、各テーブル活発な論議が展開され、窓の外は霧に覆われていたけれど、ブロックの未来には光が射す・・・まではいかないけれど、雲が風に流れて、切れ目から青空が見えそうな感じにはなったようだ。
 
 1日目3時間半、2日目1時間半は、その時間以上に濃い内容だった。

 閉会後・・・我々創造団体の一部は、信越本線の本数が少ないのをいいことに、まず「妙高高原」の駅前のそば屋さんで、昼食を取りつつ軽く呑んで「俺は日本酒と蕎麦だから2000円」「じゃ、俺も」「あんたは1000円でいいよ」てな具合に大雑把に集めたお金が、やたらに余ったので、駅の売店でお酒やつまみに替えて車中で飲み、それでも足りずに長野で下車して、またそば屋に立ち寄って呑む・・・という阿呆な交流をしたのであった。

 関越ブロック・・・柏崎芸術協会、長岡市民劇場、新潟演劇鑑賞会、しばた演劇鑑賞会、上越市民劇場、高崎演劇鑑賞会、前橋労演、いせさき演劇鑑賞会、沼田演劇をみる会、虹の演劇鑑賞会
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16番目の男

2007年05月18日 | 東演
 16日に舞台セットを建てた(関連グログ5/16付にあり)。
 その日の昼食時、たまに寄る定食屋に行くと、既に劇団員数名が食べ終わるところだった。入れ違いでカウンターに僕が座る。その際、言葉を交わしていたのを見ていた大将が、
「東演さんの方達でしたか?」
「ええ」
「てっきり、この辺りで工事している人かと思いましたヨ」
「……まあ、似たようなもんです、今日は」
「ああ、建て込みですか」
 流石に劇団の側にあるだけあって、大将、通な言葉を使います。

 さて。役者の稽古は「ハイお昼」ってわけに行かない。キリの良いところで「今から30分休憩」ってな場合が当たり前だから、軽めの弁当やおにぎりにサンドイッチなど用意している者が多く、外食に出ない。だからわりと面が割れていないのダ。
 で、何が言いたいかといえば・・・
 東演の役者は「俳優」に見えない!なんてことじゃない。
 仕込みの時には、プロの道具屋さんよろしく、職人のように見える・・・そういう役作りで、ご飯時も、演技の努力を忘れない!ということダ。

 夕方でセットを建て終わると、3階は東演の俳優養成機関「俳優工房」の授業があるので、ピカピカの舞台の上に大きなブルーシートを敷いて、先輩手作りの料理(今回は劇団代表・山田が腕を奮った)を囲んで「お疲れ会」になったが、建ったセットの傍らのブルーシートの上でタオルを頭に巻いた男どもに、これまた軽装のの女性たちが皿に料理を取り分けるの図・・・それはまるで、棟上げ式って感じだった!
 とはいえ、連日の激しい稽古。疲労も蓄積しています
 一人帰り、二人帰り・・・徐々に数が減って、最後まで残ったのは、
 舞監の古さん、客演の橘さんに、南保、小野、江上だった(あと今回の制作担当の一人、横川)・・・働き者の敏腕Pが降りていった時に残っていたのが、実はこの6人。

 昨日のブログで、キャストの名前に似た外国の地名を羅列しましたが、スペインにオーニャ(Ono/正確にはnの上に~ってのが乗ってる字です)って所がありました。
 小野雅史(おのまさふみ)。前回公演『マーヴィンの部屋』で鮮烈デビューを果たした2年目の彼が、チラシの段階では載っていませんが、稽古途中から「使者」役でキャスティングされています!
 なかなかこのコーナーでも紹介する機会がなく、今日になりましたが・・・。

 何度か紹介してきて15人に、小野を加えた16人でお届けする『恋でいっぱいの森』は初日までいよいよ2週間となりました。
  
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世界地図をめくってみた。

2007年05月17日 | 東演
 我等が俊輔が大活躍を続けるスコットランドリーグ
 彼の所属する「セルティック」がスコットランド最大の都市・グラスゴーを本拠地としていることを、多くの方は日本の誇る天才レフティーを通して知ったことと思います。

 さて。このグラスゴーから150㎞ほど西に「アイラ島」というのがあります。地図によっては「アイレイ島」と表記するものも。スペルはIslay。

 唐突にこんなことを書くのは、勿論、東演に姶良勇一(あいらゆういち)という役者がいるからだ。

 スコッチウイスキーの蒸留所が小さな島の中に7つもある所で、町の名前をそのまま冠したボウモア、ブリューイクラーディー、その他ブナハーブン、キルホーマンなどピートの効いた独特のシングルモルトを世に送り出している島だ。

 そうそうサントリーが、山崎やグレンフィディックとともに自社の扱うウイスキーを、格好良く紹介している車内広告を見た覚えがあるが、その中に「ボウモア」はあった。
・・・今、HPを確認したら『アイラ島最古の蒸留所の伝統的なモルトづくりから生まれる海の香りとかすかな甘さのベストバランス。気品あるアイラモルトの女王』と、そのスコッチを紹介している。

『(アイラモルトの中では)スモーキーさが少なく、最も軽くフレッシュな風味が特徴です。スイートでナッティ、クッキーのような甘い香り、タンニンのコク、甘みとコクのコントラストが続く、美しい琥珀色のウイスキー』と書くのはアサヒ。
 取り扱うのは「ブナハーブン」

 と、くればキリンも黙ってはいません。
 「ストラスアイラ」。
 これもスコッチウイスキーですが、これはアイラ島ではなく、グラスゴーから北に上ったハイランド地方の産。アイラ川のほとりにある町・キースの広い谷(ストラス)に囲まれた場所で作られるモルトだ。

 アイラ川といえば、僕の愛する沖縄は八重山諸島で一番大きな島・西表島を流れていたのも、確か「相良川」だったぞ。

 てなわけで、地図をパラパラと開いて『恋でいっぱいの森』に関係する地名なんぞを探してみる・・・

 まずイタリアのはずれにNoto。シチリア州シラクーザ県にあり、発音は能登ではなく「ノート」となる。
/能登剛(のとたけし)

 ドイツにはフルダ(Fulda)というヘッセン州に属する都市がある。ブラウン管の発明で知られるカール・フェルディナント・ブラウンの出生地だそうで、そのヘッセン州で一番長い川の名も、フルダ川なんだとか。
/古田美奈子(ふるたみなこ)

 このあとはファミリーネームではなくなるが・・・

 アメリカはネバタ州に「リノ」(スペルはReno)という、ギャンブル発祥地で今なお昔ながらの雰囲気のカジノが並んでいる都市が見つかった。
/江上梨乃(えがみりの)
 
 リノから東へ400㎞行った同じ州内には「ユーリカ」(同Eureka)。さらに同じ名前の街はカナダのエルズミーア島にもある。北緯80度、ほとんどグリーンランドって勢いのフィヨルドの発達した世界で10番目に大きな島の中だ。
/小池友理香(こいけゆりか)

 ・・・ザッとこんなところか。
 ほかにご存知の方、これを機に埃をかぶった地図を引っ張り出して探し当てようという方、ご一報お待ちしております

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