敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表。担当舞台作品について他、演劇やスポーツ等々の雑感を気の向くままに。

タイワんかすてらを戴きながら。

2023年02月19日 | 俳優座

台湾カステラを戴きながら、事務作業

 

 

観劇いただくだけで有難いのに、

差入まで頂戴して、言葉もありません

タイトルのほかにも餡菓子やクッキーなど、

そして2月ということでチョコレートが沢山

そんなこんな美味しいものが6階事務所の

共有テーブルに並ぶので(皆様、個包装のお気遣い)

それをしこたまキープして自席に戻り、

キーボードや電卓を叩いています。

 

そもそも、そんな暢気なことを語る作品ではない。

大変重いテーマの舞台である。

・・・いや、だからこそブログくらい緩くしたいのか…。

明日以降、率直な感想などを紹介したいと思います。

 

写真は2葉とも古元道広

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企画もみっつ終わりましタ。イワいごとも過ぎ、気づけば今月も折り返し。

2023年02月17日 | 俳優座

節分もバレンタインも終わり、

早くも世の中は雛祭りとか卒業式の様相。

そんな恵風(けいふう/二月異名)も月の半ばを過ぎ、

劇団俳優座公演『対話』も折り返しました。

(14ステージ中7ステージ終了)

 

撮影:古元道広

 

ブログのタイトル【対話】を入れ込むために

無理矢理「祝い事」と記したけれど、

「鬼は外、福は内」だったり、好きな人に告白するのは

「祝事」ではないと、わかってはいます。

それは、さておき。

 

13日プレトーク(演出を務めた森一の解説)や

14日、15日のアフタートークは、

まだ日本に馴染みのない修復的司法を噛み砕いて、

観劇者に提示する二日間になったと自負しています。

 

14日ゲスト=齋藤 志野歩氏↑ 

(東京メディエーションセンター理事)

左は聞き手の八柳豪(出演者)

 

15日ゲスト=高橋 則夫氏 (東京大学名誉教授)

林 依利子氏 (弁護士・ERI合同会社代表)

右は聞き手の河内浩(出演者)↓

 

具体的な話にも触れれば、

14日は「メディエーター」にあなたもなれるという話など、

15日は「日本人の性質上根づきにくいかもしれない」

「いやむしろ日本に合っていると世界から注目されている」

などなど短い時間ながら多くの情報が盛り込まれました。

 

SNSを覗いてみれば、早くも「今年NO.1」と評する

ありがたい感想もあったりする『対話』。

24日(金)まで。

ただし御陰様で明日と23日は残席少。千秋楽に気持ち余裕。

他の4ステージは完売となっております。

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『対話』をご観劇いただきタイ。ワり回は終わったけれど。

2023年02月12日 | 俳優座

 

2月10日、劇団創立の日に開幕したNo.352『対話』は

金~日と、一般5500円がお得な4500円で観劇可能な、

いわゆるプレビュー回を終え、残すは11ステージ(17日休演)。

 

明日からはイベントが続きます。

13日(月)演出・森一が開演前に作品のみどころを語る

プレトーク(開演15分前~)

14日、15日はアフタートーク。

詳細はこちら   → 『対話』 | 公演案内2022年度 | 劇団俳優座

(1/22の弊ブログも参照いただければ幸い)

 

思えば東京に雪が舞った金曜から一転、土日は暖かかった。

まさに三寒四温。そして『対話』の舞台上でも、

被害者加害者両家族の「思い」が激しい攻防を展開して、

ここ数日の気温や天候の激動にも似た作品と言えます。

演じる側もタフですが、観る側もハードな約2時間

しかし、近年。

肌触りのいい演劇(に限らず、多くの創作物…)が増えた中、

『対話』のような噛み応えのある舞台があって良いと、

俳優座は強い確信をもって、この「マニングシリーズ」第2弾を

世に問うたわけです。……勇気をもって!

 

撮影=古元道広(2葉とも)

 

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『対話』初日は好天に恵まれ、タイワ。

2023年02月09日 | 俳優座

本日、『対話』はゲネ。

そして明日、いよいよ初日を迎えます。

劇団俳優座No.352『対話』

作/デヴィッド・ウィリアムソン

翻訳/佐和田敬司 演出/森一

時/2023年2月10日(金)~24日(金)

於/俳優座スタジオ

出演/山本順子、河内浩、佐藤あかり、安藤みどり、

斉藤淳、八柳豪、天明屋渚、辻井亮人、(声)山田貢央

 

 

舞台の仕上がりが上々なうえに、

御陰様で10日の初日から15日までが完売。

16日~18日、20日~22日は残席僅少となっております。

19、23、24日の三日間がおススメです(17日は休演日)。

 

一方で明日、首都圏は雪模様との予報。

確かに『対話』は決して明るく楽しい芝居ではないけれど、

開幕は好天で迎えたいと願っています。

だって、2月10日は劇団俳優座の誕生日でもあるのだ。

   79回目の。

 

ある意味で、俳優座らしいズシリと心に響く、

噛み応えのある作品。

出演者8人が、ほぼ出ずっぱりで台詞の攻防の末、

明日への光明が見える約2時間です。

 

長い長い歴史の中で人類は様々なモノを手にして

前進してきたわけだれど「修復的司法」も

未来のための素晴らしい装置の一つだと思います。

画数も多く、なんとも難しそうですが、さにあらず

(サニアラズという言い回しが難解?)

 

目撃してください 80席の贅沢な空間で!

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売り切れ続出の『タイワ』。まずはその話から

2023年02月04日 | 俳優座

 

光熱費、食費、etc…物価高騰が止まらない今日この頃。

劇団俳優座No.352『対話』の初日からの三日間は、

一般5500円が4500円と「千円」もお得。

冒頭の世情との絡みもあるのか完売いたしました。

特割日にとどまらず、15日までの6ステージが

ありがたいことに札止めです。

 

思えば、1月23日以来の『対話』の記事になった。

その間に早稲田大学佐和田ゼミ(1月28日)、

日芸の演劇科(1/31)の学生が稽古場を訪れ、

見学ののち質疑応答に。

いやはや。

よく「昨今の若者は…」と一括りに語りがちだけれど、

もう手が挙がる手が挙がる。

全てに応えたかったけれども。なにぶん稽古中ゆえ…。

ただ。「ああ、そういう見方をしてくれたのか」

「なるほど、そういう風に感じられたのだな」と、

一つひとつの言葉が響いて、とてつもない刺激になった。

 

COVID-19禍で慎重な対応を講じる必要があるが、

今後も続けたいと個人的には思ったのであった。

 

前述のチケット状況やチケット料金などはこちら

『対話』 | 公演案内2022年度 | 劇団俳優座

出演者の動画などもご覧いただけます

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トレイラーを作りタイ。ワくわくするような宣伝動画を。

2023年01月23日 | 俳優座

動画配信サービスの「GYAO!」が3月末で終了、

とニュースで知る。

実は、インターネット動画とあまり縁のない生活

スマホも「放題」じゃないし。

それでも、アマゾンやらネットフリックスやら

名前は知っていて、競争が激しそうとも思ってはいた。

 

USENの「GYAO」とYahoo!の「Yahoo!動画」が

統合されて「GYAO!」。

世の中はドンドコ横画面から縦画面に移行する流れで、

それも<終了>の一因だとニュースは加えていた。

それから、同じZホールディングスの「LINE VOOM」に

経営資源を集中するのだ、とも……。

 

ソフトバンク系列の動きは相変わらず早いな~と。

あと企業形態のあれやこれやも面白いというか、

ズルいというか……でもそれは別の話。

 

そんなこんなで、いよいよ初日迄20日を切った

劇団俳優座No.352『対話』のトレーラーが

↓こちら↓

劇団俳優座『対話』PR動画

縦型です

 

つい「トレーラー」なんぞと書いたけれど…。

筆者は、最近その言葉を知ったのです。

父が土建屋だったし、車両としては幼い頃から認識。

が。

映像の宣伝を、そう呼ぶことは知らなかった。

 

そうそう、宣伝に関しての呼称や形状でいえば。

演劇界も映画界もB5サイズだった「ちらし」。

いつしか芝居はA4が主流になり、映画はB5を堅持。

一方、ライブハウスで見掛けるのは更に一回り小さいB6。

それを「フライヤー」と呼んでいたのだ。

……今の音楽業界の、サイズや呼び名はどうなのだろう?

 

そして演劇界にも変化の兆しは強く。

「お忙しいところすみません。貴劇団へわたしどもの

公演のフライヤーを折り込みできませんか?」

そんな電話も増えました。

 

 

21日の稽古で、立ち稽古も台本の最後まで到達。

今週はさらなるブラッシュアップの段階になっています。

 

で、末筆ながら。

GYAO+Yahoo!動画=GYAO!。

「甲乙丙丁」と「あいうえお堂」がくっついて「甲乙丙丁堂」。

前者のボリュームが大きすぎで「バランス悪っ

とドーデモいいことを、どうしても書きたかった。

・・・ワンツースリーの月曜日。

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『対話』の関連イベントについても語り、タイワ。

2023年01月22日 | 俳優座

劇団俳優座の公演では、ここ数年、

作品自体のクオリティ向上は勿論のこと、

アフタートークをはじめとする

関連イベントにも注力してきました。

 

脳科学者の茂木健一郎氏(インコグニート/2019年)

元文部科学次官の前川喜平氏、東京新聞記者の望月衣塑子氏

(ムッシュ・シュミットって誰だ?/2022年)

といった登壇者を迎え、作品理解の深化に努め好評を得ました。

 

 

今回は、日本ではまだ馴染みのない、

けれども様々な場面で有効なシステムとして疑いの余地のない

「修復的司法」を舞台の底流に置く『対話』を

さらに楽しんでいただくために・・・

 

14日は齊藤志野歩(さいとうしのぶ)さん。

一般社団法人東京メディエーションセンター理事として

日々、実践している立場から。

15日は、早稲田大学名誉教授の高橋則夫さん。

『修復的司法の探求』ほか著書多数、この分野の権威。

この日はもう一人、弁護士の林依利子さん。

昨年から京都国際調停センター事務局長に就任され、

専門の商権はもちろん広範囲の「メディエーション」を実践。

 

蹴球とサッカー、あるいはフットボール

「急になんだ?」と驚くなかれ・・・

 

修復的司法、修復的正義、またはメディエーション等々、

表記は違うけれど同義でもあり、あるいは扱う人によって

そこに込めた思いに差異もあるだろう「こと」。

ただ繰り返しになるけれど「修復的」と謳うだけに、

もっともっと、世の中にあって良い制度なのです。

 

例えば。

ある交際のもつれが生じた時、現況では警察に相談し、

受けた機関は、今ある法律の中、かつ限られた人員で対する。

結果、うまくいく時も多いが、うまくいかない時もある。

 

公式の会見では「適切な対応」という言葉。

そこにはとてつもない逡巡が籠っていることは分かる。

そして、その一方で。

警察や裁判所や、そういうカテゴリーとは一線を画す

「場所」があったとしたら(実際あるのである)、

そのことを知っている人が多かったら、と、

そんなタラレバを考えた、ここ数日でした。

それを知っている者の一人として。

 

それが『対話』が伝えたい「もの」の一つであり、

演劇作品に取り込んだそれを「強く」補足する

アフタートークに三名をゲストとしてお願いいたしました。

 

一粒で二度おいしいのが14日、15日です。

それから芸術的視点からのイベントは20日。

美術デザイナーの加藤ちかさんを迎えます。

・・・それはまた別の機会に。

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優秀作品賞をいただきました。

2023年01月21日 | 俳優座

昨日発表された「第30回読売演劇大賞」。

『猫、獅子になる』がありがたいことに

優秀作品賞をいただきました。

 

 

第30回読売演劇大賞 ノミネート決定

【読売新聞】 昨年1年間の演劇界の成果を顕彰する第30回読売演劇大賞(主催・読売新聞社、後援・日本テレビ放送網)の第1次選考会が東京都内で開かれた。長時間の議論...

読売新聞オンライン

 

 

読売のネットニュースを引用(一部割愛)させていただくと、

<昨年1年間の演劇界の成果を顕彰する

第30回読売演劇大賞の第1次選考会が東京都内で開かれた。

長時間の議論で選んだ作品、男優、女優、演出家、スタッフの

計5部門のノミネートを報告する>と。

 

ノミネートではありますが「優秀作品賞」はこの時点で確定。

同様に『猫、獅子~』の演出の弊団の眞鍋卓嗣が「演出賞」、

美術デザインの杉山至氏は『猫、獅子~』のほか

劇団あはひの『流れる/光環(コロナ)』、

モチロンプロデュース『阿修羅のごとく』を評価され「スタッフ賞」。

それぞれ優秀賞に輝きました。

 

このあと評論家や制作者、研究者、劇場スタッフらで構成する

委員による投票により5部門の「最優秀賞」が決まります

(前述3賞のほか、「男優賞」「女優賞」)。

集計後に開催する最終選考会で、5部門の最優秀賞に加え、

将来の活躍が期待される新人を対象とする「杉村春子賞」をあわせ、

最高賞の「大賞」を選出するのだそうです。

 

余り欲をかいてはいけません。

ひとえに多くの関係者並びに観劇していただいた皆様、

支援いただいた方々のお蔭です。

まずは報告とともに、新年早々喜びに沸く六本木より

深く御礼申しあげます。

 

【撮影 坂内太】

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寄居に行っタ。イワゆる倉庫荷出し。

2023年01月14日 | 俳優座

劇団俳優座は埼玉県の寄居に倉庫を借りていて、

大道具や衣裳を収めている。

 

寄居と言っても、東武東上線沿線の方や、

秩父本線、JR八高線を利用されている方々以外には

馴染みがない地名かもしれない。

大里郡に属する「町」なのだが、

かつてあった花園町、岡部町、江南町などが

周辺市(具体的には深谷市、熊谷市)と合併。

結果、現在大里郡唯一の自治体になっていると知った。

 

本田技研の工場もあるのだが、Honda陸上部主将

設楽悠太(東洋大卒)の出身地が寄居。

双子の兄・啓太(東洋大~コニカミノルタ~日立物流)

も当然、寄居生まれ寄居育ち。

・・・と余計な話が長くなりました。

 

 

さて、ちょっとした肉体労働の結果、

本日は右足付け根が痛く、老化の勢いが止まりません。

一方、作品の練度が止まらないのが稽古場です。

いわずもがな、劇団俳優座No.352『対話』

(作/デヴィッド・ウィリアムソン、

翻訳/佐和田敬司、演出/森一、

時/2023年2月10日~24日、於/俳優座スタジオ、

都民芸術フェスティバル参加)

 

昨日は東京メディエーションセンターの

理事・齊藤志野歩さんが稽古見学。

その後、キャスト・スタッフで短い意見交換も。

mediationとは、仲介・調停・仲裁などの意味の英語。

『対話』の情宣でよく使っている「修復的司法」と、

はしょっていえば同義語である。

 

まだまだ日本では市民権を得ていない「試み」。

けれども興味を持っている方も増えていて、

劇団から各メディアへお送りしたプレスシートに

NHK信藤敦子さんが反応し、来団。

前段の輪に加わった・・・まさに車座になって。

 

さて、芝居はさらに深く掘り進めていくわけですが、

縁のできた方々の力も借りて、横に広げていくのも

『対話』の果たす役割のひとつ。

 

 

最後に寄居の話をもうひとつ。

倉庫の少し手前にある「今市地蔵」という

天台宗の堂に、異様に曲がっている古木があり、

印象的でした(写真撮り損ねました)。

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全東京都民に観てもらい、タイワ。

2023年01月11日 | 俳優座

勿論、全都民に鑑賞いただくことは不可能だ。

80席14ステージだから1000と少ししか席がない。

劇団俳優座公演No.352『対話』の話。

 

 

稽古は順調に進み、昨日は開幕までちょうど一ヶ月。

節目のタイミングで都民芸術フェスティバルの取材。

演劇はもとより音楽や古典芸能など幅広く網羅した

55回という歴史のある祭典にありがたくも選出頂いたのだが、

その事務局のクルーが昨日稽古場を訪れ、

インタビュー(演出の森一、出演の山本順子と八柳豪)、

そして稽古場風景の一部を撮影。

近々、文字と映像の形でリリース。

これでさらに全都民……あ、都民フェスと称するけれど、

広く発信しているので全国からご覧いただきたいと、

事務局からも聞いています。

ますますキャパ1000じゃ足りません。

残席少の回も出てきています。観劇のご検討はお早めに。

 

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